15-ドワーフの宴会
キースの手配で場所の提供をしてくれた。
執務室お隣で良い匂いがしていて、食べられない。
「意地悪だね。」
そうはならず、議長のアクレイオスはちゃんと参加していた。
外は好かんとドワーフ達の参加がなかった。後で差し入れに持っていくそうだと言っていた人を見ると…
「グスタフが何か作ってる!」
セリは近づいた。料理ができるとは聞いていたが手際は良い。
“オイル煮”
植物油とガーリックの香りがしたら、海産物を入れる。
「芋類とも合う」
酒煮もあり、護衛の3人もお裾分けして昼食会は終わった、
しかしまだある。コックさんが料理してくれる約束した。
オイル煮をお裾分けしに行くと聞き、散歩も兼ねグスタフを追いかる。
すぐ護衛にカナンがつく。少し遠くにも護衛がいるらしいがセリは気づかない。
地下訓練場へ
ロードと手を繋いで移動する
ゆっくり歩いていたのだが、地下への階段に入るところで抱き上げられた。
魔導具担当
結界担当だったらしいドワーフ達の昼休憩中にお邪魔する。
お酒の匂い。
声量が大きく、
酒場の雰囲気。洞窟きのこを肴に、先にやってた。
グスタフがすんなり輪の中に入り、セリは帰るか迷った。
“子供には場違い”と思ったからだ。
に誘われ、ロードを椅子にせず座った。セリでも届く高さだった。当然のように隣で密着しているが、酒を受け取り挨拶がわりに飲んでいる。
(そういう文化なのかな)
さすがにセリには果実水を出してくれた、カナンが。
そして、護衛中でも飲んでいる。
「こんくらい酔わないし」
場の雰囲気もあるので、自己判断でとセリは流し丸太に腰掛け、話をする。
の舌は滑らかで、共通の話題として地図の話をしてくれた。
魔導具の話は難しいすぎるので助かる。
グスタフが専門用語の会話に相槌を打ち、
質問を投げたりと8割は聞き役にまわっている感じだ。
酒の販路に使われていたため、人族との交流が確かに隠れてあったらしい。その酒と肴の話。
腐ったもの?醸造、強烈な臭いだがクセになるという同意できなそうな事を言っていた。
「川で戻ってきたやり取り、覚え書きが見つかった。商業の個人が使う船なら入れんだろう?」
人族の国との貿易、隠れた道になっている。
セリの行きたい運命神の教会。その場所まで至る川の道。
行きたい気持ちが強くなった。
お腹いっぱいなので、果物を摘む。剥いたものを、ロードに与えながら
酒が消費されていくのを見ながら、過ごした。
おやつの時間だが、お腹はいっぱい。
考える。
「船。」
でも動かす動力がないと無理。手漕ぎでは難しい距離だ。
「セリ、魔導船って知ってるか?」
ロードの言うのは魔導具を組み込み、動力は魔石それに魔力を注ぐ速い大きな船。とても川では使えない、筈。
「その小型“舟”の用意ができる。」
「行きたい。」
セリの望みに否を唱えるロードではなかった。
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