閑話——第一部での登場人物紹介 2

 一個前の紹介とは違って、結構細かな設定が書かれているような気がします。

 全く触れていないところも書いてあるので後々響いてくるかもですね。

 私の作品の進みに(ぇ)



■冒険者勢

◇ジンジャー

 どこぞの領主が治める町の薪売り商人の三男。

 当初は王都で冒険者パーティ【ボッケイル】で名が売れたことで、粋がって冒険者の最終目的地『ヴィラン』で一旗あげようとヴィランに赴いたが、ソラに見事に鼻っ柱をへし折られて傷心しているところ、冒険者ギルドで受付嬢達を助けるために間に入る。で、自分より上位の冒険者のヤットコ率いる【トット・ト・イケ】にぼこぼこにされた。

 その時に負った傷を治してくれた、女神のようなガチムチ好きの女性に惚れてしまう。

 アプローチの仕方がよくわからないまま一緒にいたものの、なんか相手の女神のほうが迫ってくるのでいい感じに収まりそう。といういい役回りの世紀末みたいな恰好した熊みたいにおっきい男。

 実名:ジンジャー・ブレッド


◇ヤンス

 口癖が「ヤンス」なこの物語のヒーロー。

 常に「ヤンス」の心を忘れず、「ヤンス」と共に生き、「ヤンス」と共に滅びる使命を帯びた「ヤンス道」の立役者。

 どこぞの町を治める領主の次男っぽい人。

 領主の妹でとある伯爵家の子であるが、事故にあい、謀略の末お家断絶されている。その際に、母の兄の領主が身元を引き受け自身の子として実子受けしているが、仲の良かった長男と後継者争いをすることを望んでおらず、冒険者になると宣言し、勘当されている。……という話がジンジャーが言っていたけどほんとかな??


 ジンジャーのことを小さいころから兄貴と慕っている。

 赤髪のイケメン。ヤンスっていってるからネ○ミ小僧みたいに想像していたかもしれませんが、イケメン。イケメンすぎてジンジャーから顔を隠せと言われて渡されたフードを大切に使っていたが、アズ達を助けるために破れてしまい、その頃くらいからフードを外してアズに接しろと仲間に言われたりして困惑しながらも素直に接している。

 本人はなぜ顔を隠さなければならないのか、アズの前では顔を隠してはいけないのか理解できていない。天然。

 キッカ曰く、朴念仁のでくの坊。


 実名:ヤンス・トゥエル・ウル・シンボリック

 義親名:ガンス・ガ・ヴァルスデ・ヤンス


 ウルはラピ○タ語で王。トエルは真ですからね。

 義親がこんな名前なので、ヤンスに当てはめると?


 ちなみに全然話変わりますが。

 滅びの呪文、バル○は、『バル』に蘇るという意味があり、『ス』の部分が否定的な意味を持っていると言われているみたいで、『蘇るな=滅びろ』になるのでは? と、いわれているみたいです。

 トルコ語に、『バルシュ』という言葉があり、平和という意味らしく、ラピュ○の崩壊と平和を願ったという見方もあるみたいです。奥が深いですね。


◇ローザ

 フォールセティ神を崇める教会司教の娘。西のタジー選帝侯が治める領地の総司教の娘のため、貴族ではないがなかなかに偉い身分。

 実名:ローザ・フォー・ファイ

 カインと共に冒険者パーティを組んでいた女性。

 ぼん、きゅ、ぼん、だそう。

 教会司教の娘らしく、回復魔法の使い手。

 得意武器はメイス。 

 ウィンプルを被ったシスターのような格好をしている。多分スリット入ってます。


◇リディア

 ナル子爵家令嬢。

 実名:リディア・フォー・ナル

 カインと共に冒険者パーティを組んでいた女性。

 たぶんつるぺた。

 魔法を使うことに長けており、ローザとセシルに守られながら広範囲魔法を使って敵を殲滅するのが得意。

 体に似合わないくらいの、大きな魔法使いが被ってそうなエナン(とんがり帽子の正式名称。角って意味だそうです)を被り、黒ローブを好んで着ている。魔女っ娘。

 ヤッターラ伯爵家お抱えの魔法術師の家庭で育った令嬢。


◇セシル

 ファン男爵家令嬢。

 実名:セシル・フォー・ファン

 カインと共に冒険者パーティを組んでいた女性。

 武闘着とナックルを着用して戦う武闘家。多分スリット入ったチャイナ服っぽい服。

 ヤッターラ伯爵家と懇意にしている男爵家で、ヤッターラ家の武術指南の家柄。


 セシル、ローザ、リディアは、第一部終了時点では、カインとのパーティを解散し、意気投合したジンジャーとヤンスの冒険者パーティに入っている。

 冒険者パーティ名はジンジャーとヤンスのパーティ名【ボッケイル】のまま。

 三人ともアズ達の良き友達で冒険者としての師匠。


 ヤッターラを含む、上記貴族は、西の選帝侯タジー公爵の寄子でもある。(ローザはタジー公爵領全体の教会管理者なので寄子ではない)

 西の選帝侯の地域は、『フォー』をミドルネームに入れることが多く、略されることが多い。


 この三人とカイン、タジー公爵の名前を見てぴんと来た人はすごいです。

 はい、気づいた人はコメントとおほし様どうぞ(笑


■王国勢

 西南北を他国に、東に侵略できない【封樹の森】を抱え、中央に王都を持つ国。

 ナニイット大陸、モロニック王国。


◇ワナイ・デ・モロン

 モロニック王国現国王。

 アズ達の失態も笑って済ませる、柔軟さと温かさと抱擁力を感じさせる罪な男。

 金髪。赤目。頭に王冠を載せて王笏おうしゃくを持ち歩いている。


 王様として優秀ではあるものの、王太子の息子に悩まされる日々。そろそろ廃嫡して第二王子を後継者にしようかと画策しているが、情があって踏み込めないでいる。

 ただ、↓の王太子の項目で、何をやらかしているのか見たときに、それは情ではなくて即決力がないだけとも思われるかもしれない。そう考えると、優秀な王ではなく、ただ優しいだけの王なのかもしれない。


 なお、気づいた方がいたかもですが、『モロン=ばか』という意味のため、逆から読むと、『バカ・デ・ワナイ』になる。

 良君の証。


  第一王子:カース・デ・モロン

  第一王女:ナイア・デ・モロン

  第二王子:ナイルス・デ・モロン


 の三人の後継者がいる。


◇カース・デ・モロン

 モロニック王国王太子。

 金髪。赤目。


 自分が王太子であるからという理由だけでこの国は自分のものだと勘違いしてよろしくない行動を起こし続けている。

 国民からの信頼は地に堕ちているのだが、本人は全く気付いていない。

 尻ぬぐいは婚約者のナッティと側付きのユーロが行っており、二人の株は常に最高値。二人で王国を導いてほしいと国内から声があがっているほどであるが、カース自身はそのことを知らない。

 一時期、国内外のあらゆる令嬢(下位貴族)を自身の慰み者として手をつけており、カースが王となった時には後宮が愛人とその子――王国後継者で埋まってしまうと言われるほど。また、飽きれば自身の取り巻きに勝手に下げ渡す等の蛮行も目立ち、王政について疑問視が上がって反乱の兆しが現れるほどであった。


 ナッティとユーロから聞いて事前に動いていた、ワナイ王、ヴィラン公爵、キンセン宰相によって反乱は知力と武力、王が頭を下げるという正式な謝罪により事前に鎮圧。この功績によりヴィラン公爵が次代の王となることを貴族より切望され王位継承権筆頭の証として王爵となった。

 ナッティとユーロの奔走により、餌食となる令嬢はいなくなったが、既成事実があれば次代の王妃候補であることを餌にして、本人はそんな国家転覆罪を犯しかけていたことを知らないまま、王都の学園にて学生生活を満喫(周りは煙たがっている)中。


 なお、ワナイ王を例にしてカースを文字ってみると、『バカ・デ・カス』となる。



■ヴィラン選帝侯家(爵位的には王爵)

◇ドーター・ヴィラン選帝侯

 すっごいかっこよくて選帝侯とか王爵(本作の造語。王位継承権と別国の王という意味を持つ公爵)とか、すっごい爵位をもち、王国一の軍事力をもつ東の独立国『領都ヴィラン』の領主。

 君主や独立国といっても、王国に属している国なので、東の領都を治める選帝侯という扱い。

 王国としてはとても重要な役目を帯びており、王国の東に抱える『封樹の森』を監視、開拓、といったこれ以上領土を拡げられない王国の領土拡大のための森の開拓任務に従事しおり、領都ヴィランは、森からあふれる凶悪な魔物を封じ込める関所でもある。

 また、ワナイ王とはソラに勘違いという名の妄想をされるほどに仲がよく、ワナイ王もドーターであれば国を譲り渡してもいいと言う程である。(実際、継承権は持っていて譲り渡したいと本気で思っている)だから勘違いされるんだけども。

 ナッティの母親を溺愛していたが、亡くしてしまい落ち込んでいたところ、ソラと出会いソラに助けられていくにつれてソラのことを妻にしたいと思うようになる。

 必死のアプローチを試みているが、ソラは全く興味がない様子。

 亡き妻のことは忘れることはない。のだが、ソラからしてみると亡くした妻がいてそう言っているのに自分を妻にしようとしているドーターが気に入らないのもあって興味がない。(そうでなくてもソラは男に興味がない。理由は自分も男になれるから)友人関係であるが、ソラの苦手なタイプなので報われることはなさそう。


 令嬢(ドーター)悪役(ヴィラン)。男なのにソラからは悪役令嬢と言われてからかわれている。


◇ナッティン・ヴィラン

 東の独立国【ヴィラン】領主の一人娘。 

 愛称:ナッティ、なっちゃん。

 モロニック王国王太子カースの婚約者で王妃予定の令嬢。

 カースとユーロとは幼馴染の関係。


 縦ロールの持ち主。ドリル。

 才色兼備の令嬢。


 カースのことは大嫌いだが、王国のため婚約者となる。ただ、カースもナッティのことが体以外(とはいうが接触はない)は嫌いであるため浮気ばかりをしている。そのことを咎めて更に険悪となり、以降は犬猿の仲となる。今はカースの魔の手に落ちそうになる令嬢を助けている。

 令嬢を助けるのは自分が同性好きであることもあり、百合ハーレムができつつある。やってることは正反対だが、目指すところ(目指してはない)はカースと同じような状況に陥っている。

 同性好きではあるが、政略結婚とはいえ嫌いなカースと婚約することに異論はないことから、異性が嫌いというわけでもない。


 領都『ヴィラン』で育てられたため、結構強い。王太子へのストレスのはけ口として自分が育てた部下を連れて【封樹の森】に赴き魔物狩りをしていたりする。王国の宮廷師団長でもできないような魔法を操る魔法のエキスパート。雷のような上から降り注ぐような魔法が得意。なお、この魔法を教えたのはソラ。


 ナッシン(ナッシング。何もないという意味)ヴィラン(悪役)で悪役ではない、と、作中でも無理にそうしている。

 元々はノッティングでノッシィ(うるさいとかいう意味。いたずら好き)という意味にしたかったものの、性格変わるのでやめた。むしろこっちのほうが悪役令嬢?

 一番名前どうしようか迷って無理くり。


◇ドル・ハ・キンセン

 キンセン侯爵家当主。

 モロニック王国宰相。

 王国宰相として、ワナイ王やドーター王爵と同じく、きさくな性格。

 柔軟な対応で王国内外で手腕を発揮している。

 息子にユーロ。娘にフランがいる。

 多分片眼鏡(モノクル)の使い手。


 お金シリーズ。


◇ユーロ・ハ・キンセン

 キンセン侯爵家の嫡男。

 宰相の息子。青髪。

 カース殿下とその取り巻きを抑える係として殿下の側付きをしている。

 ナッティとカース殿下とは幼馴染であり、ナッティと苦労を共に分かち合う仲間。

 ソラをしっかりと大公だと認識し、アズ達にも優しく接する良識人。


 お金シリーズ。


◇シュミ・ト・ヘンケン

 ヘンケン伯爵家の嫡男。

 王都騎士団副団長の息子。赤髪。

 カースが王となったときは側近騎士となるため将来が約束されている(笑


 他人の趣味に偏見を持っており、勘違いも多く、生まれながらの騎士の家系で腕っぷしが強い。その力をもってカースと共にあくどいことをおこなっている。王太子の権力を笠に着ていろいろやってるダメなやつ。


◇ネス・ミト・ウォル

 宮廷魔法師団団長の息子。緑髪。

 おっきなネズミの耳がついていそうな、庇護欲をそそられる可愛い系の男の子。

 魔法が得意らしい。

 カースから下げ渡される令嬢を嗜虐するのがたまらなく好き。だけど最近なくなったので奴隷に手を出そうとしているところ。

 名前を反対にしてみるとちょっと危険な名前になる。


 カース含めて。

 金髪、赤髪、青髪、緑髪。ヒーロー戦隊!


■インテンス帝国勢

 モロニック王国の領土を欲しがる王国の西に位置する大国。

 最近王国と帝国の間にあった小さな国『フレイ王国』を吸収し、国土を増やした。

 その勢いのまま王国に攻め入れようとしている。

 まあ、帝国の名前が、『インテンス=激しい』ですから。


◇ナゲル・ケル・ヤッターラ

 ヤッターラ伯爵。のち子爵へ降格。

 息子二人のやらかしによって王国での立ち位置が危うくなってきた西の選帝侯の寄子貴族。

 王国、帝国の両スパイをしている家系だったが、帝国に傾きつつあり、帝国の一団体を王国内へと侵入させる手伝いをした。その結果、勇者召喚の儀式が『封樹の森』にて行われることとなる。


◇タイ・ケル・ヤッターラ

 ヤッターラ伯爵家の次男。

 ヴィラン城で門番をしていたが、ソラにいちゃもんをつけて城内への侵入を拒んだ。

 暴言を吐き続けたところ、ボブに見られ、処罰の対象となる。のち、ソラに粗相を働いたとドーターに知られて城勤めをクビとなり、ヤッターラ伯爵より廃嫡とされる。

 現在は恨みを内に秘めてインテンス帝国へと向かっている。


◇カイン・ケル・ヤッターラ

 ヤッターラ伯爵家の三男。

 元々はヴィランでセシルたちと冒険者パーティを組んで冒険者をやっていたが、シレに一目惚れして自分の家の権力等を駆使して言い寄ろうとして嫌われる。しまいには自分を強く見せて惚れさせようとして魔物をぶつけるトレインを実行し、より嫌われる。あまりにも目に余る暴挙だったため、冒険者ギルドから冒険者証剥奪と領都ヴィランへの出入り禁止される。

 領地に戻って伯爵家の権力で揉み消し、再起を図ろうとしたが、タジー公爵や国に先手を打たれて廃嫡される。

 現在は恨みを秘めてインテンス帝国に向かっているところ。


 昔ね。私もそこまでしらんのだけと。

 ヤッターラ・ケル・ナグー○って、とある戦国魔神ゴーショーグ○ってロボットアニメにいたんですよ。




 これ以上キャラクター出てきたらどうしよう。

 覚えられないかもしれないですね^^;



 多分一週間後くらいには、第二部を公開すると思います。

 その間はお絵描きにいそしみます(ぇ


 では。第二部にまたお会いしましょう^^

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