第225話 本当なのか? 嘘なのか?(4)
だってさ? 本当なのか? うそなのか? どちらなのかわからないけれど。
山田瞬が五味の市で使用させてもらっている店頭の販売ブースのお隣さん……。
たぬきの御老体ではなくて、本当の真隣さんであるラインズさんところのお兄さん……。
と、言っても? 『おさむ君』よりも若干年齢が若いだけの、やはりおじさんなのだが。彼が言うところでは?
「山田君知っている? おさむちゃんは? 海の駅の少し先にあるブルーラインの道路の脇に手をあげて立ち。停車した車の運転主達に、『おい! 岡山まで行くなら。悪いんじゃが。のしていってくれか?』と、お願いして無賃乗車するんで。知っとるか?」
と、教えてもらったことがある。
それを聞き、山田瞬は驚愕しながら。
「えぇ、えええ~。ラインズさん、うそでしょう~?」
と、声を大にして叫んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます