第221話 2020年三月前後?(22)

 それも山田瞬は、大変に驚愕!



 ……だけではないのだ!?


「流石だね。大島のオジサンは……。本当に凝ると大島のオジサンは、一日中謎のウイルスの関連動画がばかりを探して観覧。視聴ばかりをしているね……」と。


「(フムフム)」と彼は、感心までするのだ。


 また、そんな様子の彼に、コーヒー屋のお兄さんは苦笑い……


 まあ、この苦笑は、山田瞬にしたものか、大島のオジサンへとしたものなのかはわからないけれど?


 取り敢えずコーヒー屋のお兄さんは、苦笑をしながら。


「山田君と大島のオジサンは、販売ブース。売り場が離れているから解らないとは思うけれど。俺は大島のオジサンの売り場の真横だから。暇な時に大島のオジサンの様子をチラチラと見る事があるけれど。本当に暇があれば動画ばかりを視聴しているよ。大島のオジサンは」と説明をする。


「へぇ~、そうなんだ?」


「うん、そうだよ……」と。


 山田瞬とコーヒー屋のお兄さんの会話は続いていく。


 そんな二人の様子を大島のオジサンは凝視しながら。『謎のウイルス』の件ならば何でもござれ……。


 そう、『何でも問いかけてよ』と、言わんばかりの表情……。


『えっへん!』といった感じで、自身の両手を組ながら凝視している。


 また、そんな三人の様子を、おさん狐さまは、『フムフム』といった感じで凝視。見守るのだった。



 ◇◇◇◇◇




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