第192話 2020年の二月? (22)

 と、告げる。


 そう~? 大島のオジサンは? この場にいる者達に大変に恐ろしい事……。

 というか?


 映画やドラマ……。


 それこそ? マンガ、アニメ、ミステリー小説のような世界観……。


 そう~? 非現実的な世界観をこの場にいる者達へと告げる。


 そんな大島のオジサンや二重焼き屋のお兄さんの話しを聞き、山田瞬はこんなことを二人に向けて訊ねるのだ。


「みんな知らないだけでは……?」とね。


 するとさ? 直ぐに? 二重焼き屋のお兄さんから。


「そりゃ~、ないでしょ~?」


 と、山田瞬へと苦笑しながら言葉が返ってくる。


 でッ、また? その言葉に続くように。


「みんな~、ッて、誰~? 山田君~?」と。


 大島のオジサンが山田瞬へと問いかける。


 それを聞き山田瞬は?


「えっ? み、みんなって~? 日の本の各大臣とか? 各都道府県の知事や市長さん達ですが……。そんな偉い人達は? 僕達一般市民が見るようなSNSの動画情報など一切視聴などしないのではないですか……?」と。


 山田瞬は? 最初の頃の若さに任せた勢いもなくしどろもどろ……どころか?


 彼は? 少々気落ちをした声色で、自身へと問いかけてきた大島のオジサンへと言葉を返すのだよ。



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