第152話 他国で起きている恐ろしい出来事……?(21)
坪田御老体の娘さんへも?
「お姉さんも~? ちゃんと紙マスクを着用しないといけないよ~。お姉さんが謎のウイルスにかかれば~。竹輪のおじさんだけではなく~? お姉さんの息子さんや娘さんにも謎のウイルスがうつる可能性があるから~。ちゃんと着用をしないといけないよ~」と。
大島のオジサンはやはり? 『マスク警察』の如き振る舞いで。自身が只今持つ紙マスク……。
そう~? 坪田御老体親子二人分の紙マスクを強引に。坪田御老体の娘さんへと手渡すのだよ。
すると? 坪田御老体の娘さんは? 自身の顔を少しばかり強張らせながら。
「大島さん~、ありがとうね~」と。
彼女は苦笑い……。
そう~? 作り笑いをしながら、大島のオジサンから手渡しされている紙マスクを受け取るのだよ。
でッ、その後は? 自身の鼻と口を塞ぐように、紙マスクを着用するのだよ。
でッ、坪田御老体の娘さん自身が紙マスクを着用し終えれば?
今度は? 自身の父である坪田御老体へと、自身の身体ごと向きを変えて──!
「はい~。爺さん~。大島さんがくれたマスクを~。爺さんもつけないさい~」と。
彼女は、自身の父である坪田御老体へと紙マスク手渡し──着用を促す。。
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