第375話 11回目の配信
さーて、今日も18時がやってきたのです! 色々あった日曜日だけど、11回目の配信をやっていこー!
「それでは18時になったので、今日の配信プレイを始めましょう!」
モンエボ自体はもう起動してたから、種族選択でライオンを選択してスタート! ふふーん、ライオンは昨日の実況外のプレイでは全然やれてないから、昨日の配信が終わった状態のままだねー!
サツキ : 今日の配信、開始ー! 山麓エリアから再開だー!
ミツルギ : 一応、念のために聞くけど、昨日の実況外のプレイでは桜の木だけだったし、ライオンは手付かず? ダイジェスト動画になってないだけって事はない?
いなり寿司 : あー、そうか。ダイジェスト動画だがら、そういう可能性もあるにはあるのか。
富岳 : 見所が一切なければ、カットされてもおかしくはないな。
「あ、普通にライオンはやってないだけですねー! 桜の木だけで、時間が無くなっちゃいまして……」
そっか、そういう可能性って全然気にしてなかった! うーん、そういえばライオンをする時間は無かったみたいな事を言った覚えもないような? というか、桜の木でも時間が足りてるとは言えなかった状況……って、あー!?
「そういえば、少し桜の木の方で皆さんに聞こうと思ってた事があるんでした! 完全に忘れてましたよ!?」
水無月 : あ、そういえば、最後の方に仕様を気にしてた!? ……ごめん、私は分かりません!
ミナト : えっと、『範囲拡大』のLvの上がり方の仕様とマップの解放を不思議そうにはしてたよね。そこの質問で合ってる?
咲夜 : そんな状況があるのか!? って、割と特殊なところー!
富岳 : まぁあそこは聞きたくなる理由は分かるが……あれに関しては、教えるのはどうなんだ?
ミツルギ : 特殊な条件ではあるからなー。完全にネタバレだけど、他に類似がある部分でもないし、サクラちゃんが望むなら教えても問題ない範囲じゃね?
神奈月 : こんばんはっと! あー、あれの話題か。
いなり寿司 : 配信外のプレイだと誰もツッコミがいないし、聞きたいなら教えるので別にいいんじゃね? サツキさんがツッコミ役としてあまり機能しないのはよく分かったし。
咲夜 : なんで見そびれてんの、俺!? なんか凄いおかしな回になってそうなんだけど!?
ヤツメウナギ : ……全くおかしい要素がない回って、いつのだ?
こんにゃく : さぁ?
咲夜 : あ、それもそうだった。
「なんかその反応は失礼じゃないですかねー!? ともかく、攻略サイトとかは見る気はないので、それだけ特殊ならそこだけ教えてもらってもいいですか?」
自力でやってもいいんだろうけど、なんかこれは思い出したら妙に気になってきたもん! ……そんなにおかしな回ってやってたかなぁ? うーん、まぁ麻痺毒を使えるようになってるのに、丸一日気付いてはなかったけども!
ミナト : まぁサクラちゃんが良いなら、いっか。
富岳 : 『範囲拡大』のLvが上がる条件は、Lv差があり過ぎないエリアボスを一定数撃破する事だな。マップの解放条件は、そのエリアを探索し切れるだけの範囲まで『範囲拡大』の効果が広がってる事だ。
ミツルギ : 昨日の状態からだと、エリアボスのヤマメを倒して『範囲拡大』のLv上昇の条件を達成して、その結果として活動範囲が広がって渓流エリアの全てをカバー出来るようになったって感じだぞ。
「おぉ、そういう流れなんですか! なんだかライオンと全然違いますし、随分と特殊な感じですね?」
種族によって、マップの解放方法自体が全然違ったりするのかな? でも、皆さんは特殊とは言ってるし、私の育ててる桜の木が例外なだけ? ん-、例外になってる理由って何だろ? 本体が動いてないからなのかな?
それにエリアボスの討伐が条件だとは思わなかったけど、タイミング的にはそんな感じだったよね! でも、一定数撃破って……もしかしてLvによって倒す必要数が変わってくる? うん、その可能性はありそう!
サツキ : おー、そんな条件なんだ! って、あれ? それって、攻略サイトを見てた時に何か見覚えがあるような……? えーっと、なんか別枠の何かだった気が……?
いなり寿司 : サツキさん、ストップだ! それ以上は言うな!
神奈月 : 最大級のネタバレだから、それは禁止!
サツキ : え、そうなの? あー!? 思い出した! ……うん、これは言っちゃいけないやつだー!
「えっと、内容的にすごい気になるんですけど……私は触れない方が良さそうなので、触れないでおきますね」
この反応……一体、私は実況外のプレイで何を育成してるの!? 根で動く木がなんか嫌だったから、動かない木を作ってみただけなんだけどなー?
よく考えたら、今の桜の木って、根で動くよりもおかしな事をしてない? ……うん、そこは気にしない方向で!
「さてと、それじゃ改めまして、今日のライオンのプレイを始めましょう! 今日の目標は、山麓エリアのエリアボスの撃破か、東側のマップの進出です! まぁ両方でもいいですけど!」
ふふーん、必ずしも目的は1つである必要はないのですよ! それに、これは今日の配信中に達成するつもりの目的! それ以外にもやりたい事は色々あるのです!
サツキ : エリアボスをぶっ倒せー!
水無月 : ぶっ倒せー!
イガイガ : となると、まずはエリアボスの捜索からか。
こんにゃく : さて、無事に見つかるのか……。
富岳 : それはエリアボスの種類次第か。
神楽 : こんばんはー! 丁度始まったところかな?
「神楽さん、こんばんはー! さっきまで少し雑談をしてたので、今から開始ですね! さーて、とりあえず昨日やり損ねた採集からやっていきましょうかねー! エリアボスの探索はそれからです!」
昨日の配信の最後でステータスやスキルを表示した後にやるつもりだったけど、地味に時間をかけ過ぎて、やる時間がなくなったやつ! 回復用のスキルは手に入れたけど、再使用時間はあるから回復用のアイテムは持っておくべきなのですよ!
いなり寿司 : まぁまずはそこからか。
咲夜 : 目の前に採集出来るものがあって、そのままスルーは勿体ないもんな。
水無月 : そういえば、『再誕の道標』は手に入るかな? 成熟体から出やすくなるって話だったよね!?
「あ、そういえばそうですね? そもそも、どういう形で落ちてるんです? 前みたい湧き水の中とかですかねー?」
見た目は真珠みたいな感じだったし、その辺ってどうなってるんだろ? 見たらすぐに分かるようになってたりするのかな?
ミナト : あ、『再誕の道標』の見た目は固定じゃないよー! サクラちゃんが最初に手に入れたのが真珠みたいだっただけで、草花だったり、果物だったり、小石だったり、バラバラだよー!
富岳 : サクラちゃんが手に入れたのは、おそらく琥珀がベースになった『再誕の道標』だな。どこでも採集出来て、元となるアイテムの色合いが真珠みたいなるのが特徴だ。
いなり寿司 : 採集をしてれば、勝手に混じってくるぞー。
咲夜 : 個数が余ってて使う予定がないのに、回復アイテムの中に混じってくるとイラっと来る事も……。
G : あー、あるある。こんばんは、サクラちゃん!
水無月 : そんな感じなんだ!?
「おぉ! 見た目が一定じゃないんですか! 『増幅草』だけでなく『増幅石』もあったみたいな感じなんですねー! Gさん、こんばんはー!」
そっか、そっか! 採集をしていれば混ざってくるなら、これからの採集に紛れてくる事もあるはず! どんなアイテムでも、真珠みたいな色の草花とか果物って見てみたいなー!
「さーて、それじゃ採集開始です! もし『再誕の道標』が手に入ったら、ここに設置してからエリアボスを探しに行くのもありですね!」
現在地は、少し距離はあるけど、それでも割と東端に近めではあるもんね! 死ぬ気はないけど、死なないという想定で動けるほど私は強くはないのです! エリアボスは探すけど、まだこの山麓エリアのLvの上限がいくつかも分かってないし!
サツキ : 安全策を狙っていこー!
咲夜 : ここで物欲センサーが発動! 『再誕の道標』は手に入らず!
神奈月 : 咲夜さんが言うと、本当に実現しそうだから怖いなぁ……。
いなり寿司 : 確かにな……。
ミナト : これで『再誕の道標』が出なかったら、咲夜さんのせいかな?
真実とは何か : それが真実である!
咲夜 : まだ真実にはなってないから!? ちょっとした冗談だから!?
G : 冗談で済めばいいけどな?
富岳 : 出やすくはなってるが、確定で出る訳ではないのがな……。
「これで『再誕の道標』の入手が出来なかったら、咲夜さんのせいって事で!」
地味に不吉な事を言ってくれるね、咲夜さん! さぁ、今まで妙なフラグを色々と用意してくれた咲夜さんとの運の勝負を開始なのですよ!
咲夜 : ちょ!? マジで俺のせいになるの!? 頼む、『再誕の道標』は出てくれ!
ミツルギ : ここで物欲センサーがもう1つ動き始めたか……。
水無月 : サクラちゃんより必死な感じだし、こっちの方が危険ながするよ!?
神楽 : 物欲センサー、仕事をし過ぎるからね!
ミナト : あはは、どうなる事やら?
「本当にどうなりますかねー? まぁとりあえず、採集開始です!」
ふふーん、大量にある果物を採集開始なのさー! 毒の実もあるっぽいし、毒消しのドクダミもあるから、回復アイテム以外の補充も出来そうな予感! ともかく採集しまくるぞー!
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