第二十八章 柿山
第二十八章 柿山
「ごめんくださーい。」
知っている声だった。
「今立て込んでいる。
玄関の戸を開けずにそう言った。
「鬼の
「皆、中に入っていいですか?」
「ああ。入れ。」
三人は俺の後に続いて客間に入って来た。
「
「ごめん。助けようとしたんだけど、間に合わなかった。」
「
「いやいや、俺たちは
「敵?」
それでも
「まずは
「あっ。」
「僕が
「まあまあ、落ち着いて。
「まずは大昔、
「
「
「ハテルナの姉、シスルナが
「
その場にいる誰もがゾッとした。
「
「現状はこちらにとって有利だ。
「本当にすまない。」
「ううん。言ったじゃないですか。未来を知っているって。分かっていてこうなったんです。
「で、ここからが重要なんだが、これから長い長い戦いになる。
「
「ああ。必ず。必ず見つける。」
そう答えると
「
そう言うと、すかさず
「どうか私も
するとハテルナも両手をついて頭を下げて言った。
「わ、私も
ハテルナは
「お前は一体何者だ?なぜ
「私は鬼の
ハテルナはそう答えた。そんな里があるとは聞いたことがないが、裏切って
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