第四節:氷霊石のアイデアと三番・四番隊魔法授業
「昼が終わり次第各位は完熟訓練、俺とアスカは今日も講義があるからな三十六人に魔導と精霊魔法の講義だ、何かあれば特別講義室へかけてくれそれか〇〇-〇〇〇〇が俺のか、〇〇-〇〇〇二のアスカの内線番号にかけてくれ」といった。
「昼は食べに行くものは居るか? 食べに行くなら人数から外すが?」というと珍しくヒジリとサヨリ嬢は、ウルフディッシュに直に行ってどんなメニューが有るか見て来たいということであった。
ノインも今日はウルフディッシュに直に行かないと、食べに行けないモノがあるそうなので行くとのことだった。
で何が行かないと食べられないかというと生ものはデリバリーの対象にはならないそうで生魚切り身辺りはデリバリーにはならないとの事であった。
「キンキンに冷やす何かを創ってやれば、それでとおるんじゃないか?」という。
「ナイスアイデアですこれで創りながらでも、作業しながらでも食べられるようになりますね!」とのことでノインはすでに閃いていた様であった。
「本日の昼は、ガチパンと肉の取り合わせで行くぞ! この前のフィレ肉のステーキと石窯で焼いたガチパンが食べたい!」といったところ、
「豪華ですな、この前から考えてましたよねそれ」とアスカ嬢から突っ込まれた。
どうやらホテルで難しそうな顔をしながら、食べていた時の思考を読まれていたらしい九人が執務室で食べるようであった。
なので九人分のガチパン(石窯焼きパン)とガチ肉(フィレ肉のステーキ)とシーフードサラダ海老大盛りを頼むことにした前払いで一括である。
そしてお昼である。
「ガチ肉とガチパンとシーフードサラダボイル海老大盛り九人分お待たせしました!」といったのでドアを開けて専用のボックスを抱えた配達人兼配膳人がやって来て、皆の皿の上にモノを盛って行った。
「いつもありがとうございますまた
「この前の講義で分かったんだが、これくらいのカロリーをぶっ飛ばしても問題ないという事が分かったからな」というと。
アスカ嬢がそれに同意して頷きながら答えた「事実これくらいがっつりしていても問題ありませんものね、今日も十八人×二回×二時間ですし合計四時間半は時間も飛びますし」
「ガーディアンズにとっては耳タコだと思うが、部隊全員が精霊魔法か魔導が使えるようにするのが今回の目的でね、部隊全機が魔導機に格上げされたから、これが出来るんだけどね。魔導士ギルドには頼めないし自前で講師資格も持っているから教えようと思った訳だけれども、魔導士ギルドに頼んだら一人辺り三百シルズは確実に飛ぶだろうし、イランことまでさせられそうで怖かったんだよね」と正直に白状し続けた。
「それにマジックフィッティングリングが、二ゴルトだから合計五ゴルトぶっ飛ばされることになる。今回は皆から十シルズだけ徴収して二ゴルトの指輪を修了者に渡すから百九十シルズは皆儲かる筈なんだよね」と私はいった。
「それは大丈夫なんですか?」という質問が飛んできた。
「許可は取ってあるから問題ない『今回限り』だけどね」といっておいた。
「公爵になって皆から、五ゴルトも徴収できないよ。明らかに悪徳商人のやり口だ、ここだけの話だが」ということも忘れない。
「それには同意です、神官の術は覚えるのはそんなにかからないのに、魔導士ギルドだけは凄いお金取りますものね」とガーディアンズの副長ミラセスがいった彼ら彼女らはその二つを修めて来ているので守護騎士が名乗れるのである
「我々の休み時間が無いのもおかしいから、もう一日伸ばすか、それなら打ち合わせの時間が取れる一二七番隊、三四番隊、五六番隊、で一日開けて、それを繰り返すということにしよう」というと今のパターンをメールで一括送信する理由は講師陣にも休憩が無いと疲れるからという理由であったが特にメールは飛んで来なかった。
「まあ昼からは、執務室はクララとワルキューレ嬢だけになるが頼んだ、明日からはヒジリとサヨリ嬢が戻る。今日は多分夜までかかるんではないかな? 魔動機から魔導機への乗り換えだし、慣れないといけないことが多い。やる事はあまり変わらないが、魔法の詠唱しながら動くとかは本来は難しいことだからな、そこに気付いてもらえると良いんだが」といった。
そして食べ終わる。
「中々いいなこういうのも」と私が呟くとそれに乗ってアスカ嬢が答える。
「ガチ肉、ガチパン、海老が生だとさらにいいのですが」とのことであった。
「でもそれも解消されるんじゃないかノインにアイデアは伝えたから生ものの配送も可能になると思うよ、一週間後に頼んで見たらどうかな? アイデア次第だが、即できるものなら一週間後には実装してるはずだしな」といって見た。
「それは期待できますね!」とかなり乗り気のアスカ嬢が居た。
「多分氷霊石あたりを使うんじゃないかな? アレならそこそこ値段で手に入ってボックスは半永久的に冷やしっぱなしにできるし、弱点は少し重い事だがそれさえクリアできればかなりの確率でいけるはずだ」
「さて我々は講義の準備だ、忘れ物は無いな? ガーディアンズはシュレイディア・ガーディアンズの完熟を進めてくれ、近いうちに大攻勢がありそうだからな、それと悪魔出現の兆候がある場合講義をやってる場合では無いから連絡を飛ばしてくれても構わないぞ無理させてもいけないというのも有るかも知れないが、そちらに倒れられても困るからな」と気を付けるようにと伝えておく。
というと特別講義室の方に行くことになった、本日は三番隊と四番隊の受講である。
三番隊には魔導機が二機いることもあり、精霊魔法の方はともかく。魔導の方は掴みが早かった。
三番隊は魔導の素質がそこそこある物が、揃っていたのは事実だった。
逆に精霊魔法には、余り対応性が無いなといわざるを得なかったが、できないと嘆くやつはおらず。
そういう意味では
四番隊はどちらかといえばこの前精霊魔法の洗礼を受けたモノが多かったのか、精霊魔法も魔導もどちらも特に非は無かった。
できが良かったといえば、そういうことにはなるのであろう。
そういう意味では全部隊の中では、一番のできにあるといえた。
やって見てどうだったかと問うた時に、三番隊は精霊魔法のイントネーションが難しいという意見があり、そこには発音記号を打つということで一応の解決を見た。
四番隊の方はかなりできが良く、精霊魔導共にもう少しガッツリ来ても大丈夫ですよといった意見が見られた。
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