第一〇節:階級配布とFPV返却と状態確認と

 そして、大きな封筒で一番隊から七番隊迄とデザイナー用と、もう一袋小さなものが入っていたアスカ・アラ・ニス様へとなっていたため。


 アスカ嬢の机に置いておくことにする。


 郵便印章を軽く確認させてもらうとギルディアスからではなく斑鳩国ですか国元から何かあったのですかね? と思ったが見る訳にはいかないので、メール受けに封筒事おいて置いた。


 そして、定例の今の出撃中部隊を確認する五番隊であった。


 六番隊のレランディア隊長を、お呼び出しする直ぐ済みますので支部隊隊長室にお越しくださいと。


 直ぐに、来てくださったので、部隊分の一式の階級章ですといって大封筒を渡す。


 それから、現在起きてない部隊長にはメールで起きている隊長には片っ端から連絡をかけて大封筒を渡して行ったのである。


 当然、七番隊のコマチ少佐にもである。


 コマチ少佐は、こちらに私しかいないのを気にかけてくださったし、まぁ部隊員も居ませんから。


 といって少し付き合ってくださったのである。


 あとは、起きてきた部隊長にそ々、大封筒を渡して全ての部隊にいきわたったのを確認して本日の追加業務が発生してなかったので、本日の業務はこれで終わりとする旨の支部隊通信を入れて支部隊隊長室を空けることにした。


 緊急の通信がある人は、内線〇〇-〇〇〇一にかけてくださいとだけいって。


 四番隊に、FPVを返しに行くことにした、セイラン隊長が起きていた。


「本日、お借りしたFPVを、返しに来ました」というと、


「総長が、借りてったやつですね」とセイランがいった。


「フロントバンパーに多少のへこみができているだけでしたので、経理に上げていただければ処理はしますよー」といったが。


「まあ、荒っぽく使うようにできていますので、大丈夫でしょう」といっていたのでFPVと鍵を返すと、その足で病院に向かった。


 道中特に何事もなく病院に付き「状態はどうですか?」と聞くと今は起きておられるので面会できますよとのことだったので、面会をお願いした。


「明日の用意どうしよう」とのことだった。


「必要そうなものはすべて叩き込んでおきましたし、和装のプレゼントなども入ってますので忘れずに渡しておいてくださいね、明日は私が動けないので」と私がいう。


「昼過ぎに、こちらを出たら、アスカ嬢を途中で拾って、そのまま蒼い自車で空港へ向かってください。地図は『私物のデータパッド』のほうに、入れてありますので『零番』かけて行けば、一撃でお分かりになるでしょう。空港の出口には着けられるように、手配はしましたので『一一三番スポット』に着けて、待っていてください。 一一一と一一二には公式な、州知事周りの訪問者が予約しているようでしたので一一三しか取れなかったのですが」といった。


「サコッシュに、必要そうな取り回しのものはすべて叩き込んでありますし。車の右のドアポケットに、サコッシュ自体も、入れてありますので」と伝え。


「そこから、必要なものはデータリストにして、入れてありますので。それを参照してください」ともいった。


「いつもすまん」といったので。


「いつものことではありませんか?」と私がいうと、


「今回は着替えをお持ちしましたので、これに着替えて行ってくださいね」とも追加した。


(因みに着替えは夏もののオロハ系一式である半袖ハーフズボン系。流石にシューズにはしておいたのでFPVの運転には支障はないはずだが)


「あと時計から、割れる心配がありましたので、いつものではありませんが、魔導デジタル式の品の良いのにしてありますので、それで凌いでください」とも追加する。


「電話機は、スティックタイプのヤツしか入れてませんので」、「通信機は、流石にバレちゃうでしょう、美味しい所は一番最後に取っておくものですよ」と私が追加した。


「では明日はその様に」といって、「今夜はしっかりと寝てくださいませ。疲れだけは微塵も感じさせませんように」と注意しておいてから病室を出た。


 そして、照明が落ち切る前にFPTに戻り。


 自室のみに、ロックをかけ。


 今日は、寝ることにした。


 まあ気を張るのには慣れてはいるが、それと心配は別ものである。


 そして、安らかな眠りに落ちて行った。



第十一章 第一一節へ

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