第十節:魔法授業カリキュラム作成と七番隊
スケジュールの押しているところから、つめることにした。
つまり魔法教室から先にである。
だが念のため重箱の隅を突くのは忘れなかった。
ケースに入って居るのがそれだけかどうかということである。
残り三通の書簡しか入ってなかったことだけは告げて置く。
起きて来ないと始まらないので、各隊長陣には起きたら真っ先に読むメールであろう部隊メールにて起きたら身だしなみを整えてから支部隊隊長室二階執務室に来るようにメールは流しておいた。
勿論三番隊のレオンにもである。
「と七番隊のことをすっかり忘れていたよ」というと、「どうします?本気で任せますか?」とアスカ嬢クララ嬢も心配そうに眺めている。
「とりあえず本人に聞くのが一番早い」といい。
「アスカ、コマチを呼び出してくれサリィ付きで」と頼んだ。
その間にも、カリキュラムを創るのを忘れない。
八十パーセントは仕上がってはいるがまだ詰めが甘かった。
とそこへサリィを連れたコマチが上がってきた。
「お呼びでしょうか?」とみんなして階級章や何かを付けているのだそれは分かった様では有ったが。
こちらから切り出す、
「推薦状が来ててな、七番隊の隊長に君を推した人物がいるんだが、受けるかね?」と私がいった。
他の皆は固唾を飲んで、様子を見守る。
コマチがサリィのほうを見た。
サリィは頑張ってくださいという表情とポーズを崩していなかった、コマチがこちらに振り向く、「受けて見ます!」といったのである。
これにはアスカ嬢もクララ嬢も本人の判断ですしといった表情を見せた。
これが書簡だといってコマチに両手で手渡す。
コマチも両手で受け取り、中は見なかったが色々入っているのは分かった様で。
「
こちらは、「分かったよろしく頼む」としかいえなかった。
この判断が吉と出るか凶と出るかはこれからの戦い方や向上心によるところが大きいからである。
そしてさらにカリキュラム作りが進み一応百パーセントにはなったが、完成ではない。
ここからが本番なのだ最終二百パーセントまで行って、
「カリキュラムはやはり丸一日じゃ期間が足りないな」と私がいう。
すると「同意です」と疲れた顔のアスカ嬢がいった。
「やはり人に教えるというのは難しいですね自身の腕も再認識させられますし」とも続ける。
「精霊魔法は感覚的なところが多いですから特にこの手のカリキュラムにするのは難しくなりがちですね」といった。
「まぁ本格的に幽霊が出始めるといけませんから今のうちなんですけど」とアスカ嬢が天井を見上げながらいった。
「カリキュラムの疲れが出てますよ、総長」とアスカ嬢がいった
「今度からは総隊長と呼ぶか総司令と呼ぶかしなくてはなりませんしね」
「カリキュラムの話では無いのですが、忙しくなる前に黒騎士様にお会いにならなくても良いのですか?」とアスカ嬢がいった。
「あの時はアレしかいえませんでしたが、かなり因縁のあるお相手とお見受けしますが」とアスカ嬢が心配そうにこちらを見つめた。
そういわれ天井を私も見上げることになった……
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