200日目「なんだかスイッチが入ったわ\( ゚д゚)/」

「なんだかスイッチが入ったわ\( ゚д゚)/」


先程まで僕らのベッドでゴロゴロとスマホでネット小説を読んでいた紗奈が突然、起き上がり両手を挙げてそう言った。


「え?どうしたの、紗奈。」

僕はペンを持ったまま振り返り、思わず尋ねた。


「スイッチが入ったのよ\(゚ω゚)/」

また紗奈は両手を挙げて、今度は変な口をする。


「、、、スイッチって、なんの?」

「フッ、、、(=´∀`)なんというか、なにかのよ。」


なんだかニヒルな表情でそう言った。

僕は机の上を片付け、紗奈の隣に座る。


そして、取り敢えず問答無用に口を奪った。

もきゅもきゅもきゅもきゅ。


口を離すと紗奈はくた〜っとベットに倒れた。

どうやら疲れ過ぎて暴走してたらしい。


「、、、おかしいわね?今なら胸ドキドキ、心ワクワクの熱い話が書ける気がしたんだけど、、、、_(:3」z)_」

「気のせいだと思うよ?」

「そんな気がしてきたわ(´Д` )」


今日の紗奈はなんだか色々おかしい感じだ。

括った黒髪もなんだか元気なさそうに横に垂れている。

いや、しっぽじゃないからいつも垂れてるけど。


「颯太、気付いてた?

なんとイチャイチャ幼馴染、ついに200日目なの。

200日目って言ってるけど、正確に200日な訳じゃないけど200日目なの。

後、530日ほどで籍を入れるけど、正確には来年の11月に颯太が18歳になったら籍入れるわよ?

前の婚姻届一緒に出しましょ?」

「そうだね。」


そこで紗奈はガバッと起き上がり、僕に顔を近付ける。


「そうよ!颯太。

私、スイッチが入ったの!

恋愛するわよ、颯太と。」

「うん、してると思うよ?恋愛。」


僕がそう言うと、紗奈はチュッと僕の唇にキスをした。


「じゃあ、いいわ。」

納得したらしい。


僕からもお返しにキスをする。

互いに何度か啄む。

何度も唇を重ねながらふと紗奈は言った。


「、、、ねえ、颯太。

私たちの場合、、、もきゅもきゅよりキスの方がスイッチが入って危険じゃなかった?」


紗奈がそう言っている間にも、唇に何度もキスを落とす。

「んっ、そうだよ?もう手遅れだけどね。」

「手遅れかぁ〜、スイッチ入っちゃったね?」

そう言う紗奈を優しくと倒しながら、口を重ねて。

今度は口が離れることなく、、、。


もきゅもきゅもっきゅもっきゅもっきゅ、、、。

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