168日目「颯太。私、、、正気に戻ったわ。」

「颯太。私、、、正気に戻ったわ。」


紗奈は僕のベットに座り込み、呆然と僕を見ている。


僕は椅子を回転させて振り向く。

「どうしたの?」

紗奈は少しだけ戸惑って、ついに口を開く。

「、、、もきゅもきゅ晒すのって、、、恥ずかしいわ。」


僕は額を押さえ、クッとうめく。

「、、、やっと、やっと気付いてくれたか。」

「、、、ええ。今まで私は正気じゃなかったわ。

もきゅもきゅってぶっちゃけただのディ、、、。」

「ストーップ!紗奈、それ以上はいけない。

何事もというものがある。」

紗奈はハッと顔を上げる。

「そうだったわね。颯太。危ないところだったわ。」


僕は椅子から立ち上がり、紗奈の隣に座り紗奈の両手を取る。

「、、、よく、よく気付いてくれた。」

「、、、ええ、イチャイチャ幼馴染のネタを考えている時にふと思ったの。

『あれ?もきゅもきゅって世に出てしまうととても恥ずかしいよね?』と。」


「そうだね、ぶっちゃけ、ディ、、、。」

「危ない!」

紗奈が僕の口を口で塞ぐ。

もきゅもきゅもきゅもきゅ、、、。


「ぷ〜、危ないところだったわ。颯太、大丈夫?」

「うん、色々と手遅れなぐらいには大丈夫。」


「、、、でも、どうしよう。イチャイチャ幼馴染は既にもきゅもきゅと一心同体よ?

もきゅもきゅ無くしてイチャイチャはないと言えるほどに。」

「うん、そんなことはない気がするよ?

でも大丈夫。

僕に考えがある。」


紗奈は可愛く小首を傾げる。

キョトンとしたその表情が可愛くて、また口を付けそうになったけど我慢する。

まだだ!まだその時ではない!

、、、はず。


「いいかい、紗奈。検証してみるんだ。

まずはいつものように口を重ねる。」

そう言いながら、僕は口を開けながら、紗奈の口元に。

応えるように紗奈も口を少し開け、僕の口を誘導する様に舌を少しだけ出して、僕の舌と重ねる。


もきゅもきゅもきゅもきゅ。


そして口を離し、互いに軽く息を吐く。

僕はカッと目を見開く。

「ここだ!」

「え?どこ?」


ふー。

僕は息を吐く。

「仕方ないなぁ、もう一度、説明しながらいくよ?」

紗奈は戸惑いつつも頷く。


また同じように軽く舌を見せ、口を紗奈に近付ける。

「いいかい?この時、の小説ならこの時の動きを表現するよね?

舌を絡めるとか、重ねるとか。

あ、舌出してみて?」

紗奈は戸惑いながら言われるがままに、綺麗な舌を僕に見せる。


僕はその舌に自分の舌を当てる。

ゆっくりだと尚更に刺激が強いなぁとか思う。


「ふぉふぉ(ここ)。」

「んっ、ふぉふぉっへ(ここって?)」

とりあえずそのまま紗奈の口を奪っておいた。


もきゅもきゅもきゅもきゅ。


んで、口を離す。

「今のところを説明を入れず、もきゅもきゅ表現するんだ。」

「、、、それって、小説?」

僕はフッと笑う。

「、、、紗奈。イチャイチャ幼馴染のテーマはなんだい?検証だよね。

まずはやってみてから考えるんだ。」

「、、、そうね。そうかも。

、、、分かった。まずやってみる。」

紗奈は意思を宿した目で頷く。

僕もそれに応えて頷く。


では早速。

僕は紗奈といつものように。


もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅ、、、。

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