112日目「颯太って、私じゃなくても愛せるよね?」

「颯太って、私じゃなくても愛せるよね?」


僕のベッドの上で、寝転がってコロンコロンと転がりながら、スマホで小説を読んでいた紗奈さなは、唐突にそう言ったので、僕は立ち上がり、紗奈の隣に座り、紗奈を仰向けに固定させる。


「はれ?」


何が起こったか分かっていない紗奈からスマホを取り上げて、枕元の棚に置く。

にこやかに笑みを浮かべ、紗奈の上に覆い被さるようにして、紗奈の顔に手を当て頬に軽くキスから。

「ふ、颯太?」

「とりあえず『分かる』まで分からせるね?」

そう言って、優しく口を奪い。


もきゅもきゅもきゅもきゅ、、、。

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