走る走る走る

無意識に

生き急いでいるのかもしれませぬ

少しでも進まなくてはと

歩いていたのが早足になり

気づけば走る走る走る

全力疾走が続くはずもなく

足がもつれて

何だよ

あんなに走ってきたはずなのに

まだこんな所に

ねぇ。

倒れて見上げた空は

やけにあおかった

世界は限りなく広くて

わたしは何処までも小さかった

それでも多分

休み疲れたら

きっとまた

走る走る走る


止まれやしないんだよ

結局ね

せっかちなんだろうなぁ

笑う。

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