名探偵
時計の音だけがする静かな夜
息を詰めるようにして
夢中で読んでいる本は
絡み合った人間模様
思いもよらない動機
二転三転する推理
そして、どんでん返し
わたしが好きなのは
名探偵が出てくる作品
名探偵には安心感がある
名探偵がいてくれることで
パズルは完成されるし
謎は解き明かされる
わたしは
名探偵と共に思考する
信頼できる確かな存在が
ぐちゃぐちゃに絡まった糸を
考え迷いながらも解きほぐしていく
すべてのピースが
あるべき所に収まった後のカタルシス
事件が解決する
本を閉じる
深く息を吐いて
暫し、余韻に浸る
ああ
ホットチョコレートが飲みたくなった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます