確かに自分のためだけにする食事は面倒くさい。だからって他人のためにするのも面倒くさい。キャパオーバーな人生のその後を描いた物語。
眩しさに目を閉じるところすごく好きですお疲れさまでした
この一文のパンチが後を引きずる作品です。とにかく全てが面倒だ。生きるためにはコストがかかる。タイトルにある通りの物語が、過度に悲観的にもならず、読みやすいけれど、淡々としすぎない文章で綴られる作品です。この作品にある人生は、理想の終わり方の一つなのかもしれない。