泣ける歴史物語。カクヨム金のたまご作品❗️ おれごん未来
🌈✨カクヨム金のたまご選出、カクヨムコン6最終選考作品(落選!)✨🌈
「人は玉石混交、私は石です」
これはあなたに、伝えたいがための物語。
あの時の挫折も、あの時の絶望すら必要なものだった。
「抗おう。理不尽や疫病に、貧困や天災に!」
歴女コスプレイヤーと小さな妖精の二人が往く、人間讃歌歴史漂流記!
この小説は一部知られざる史実を題材にして作劇しています。その史実を世に広く知ってもらいたいがため、カクヨム、小説家になろう、アルファポリス、エブリスタ、NOVELDAYS以上の多数のサイトにて公開しています。
目次
完結済 全248話
更新
- 第1話 2020年 はじまり
- 001-1 春の日の夢
- 001-2 レイヤー名は源平です
- 002 暗転したスマホに映るのは
- 003-1 薄緑色のコートを着るかどうか
- 003-2 無職へと
- 004 時を越える
- 第2話 1995年 誕生
- 005 自分の部屋? 病院? 実家?
- 006 五年前に亡くなった祖母と、去年亡くなった父と
- 007 世紀末救世主マント
- 008 父に詐欺師と呼ばれて
- 009 逃げ出した夜
- 010 未来の話
- 011 父娘の和解
- 第3話 1945年 第二次世界大戦
- 012 懲罰房にて
- 013 宇佐海軍航空隊基地空襲
- 014 昭和20年8月8日
- 015 食料の調達と徹夜の整備
- 016 芯のあるふかし芋
- 017 祖父の出撃
- 第4話 1795年 北米大陸横断
- 018 縄文人!?
- 019 英語で話をしてみれば
- 020 大西洋
- 021 ささやかな前夜祭
- 022 出発の朝
- 023 愚かな私につける薬などない
- 024 時越えと、かつて黒かった石
- 025 嫁いでゆく娘達
- 026 命と向き合う
- 027 乙女として生き、乙女として死す
- 028 ドリームキャッチャー
- 029 塩の湖
- 030 砂漠で水が尽きるということ
- 031 長時間じっと直視できる太陽とは
- 032 炎の壁
- 033 シルエットだけになる
- 034 お祭りと、お祭りのあと
- 第5話 1586年 天正地震
- 035 アレは残念ながら毎度必ず消し飛ぶ
- 036 プロポーズ
- 037 あなたの名前はフィーナ
- 038 フィーナの服は何製なの?
- 039 この村の支配者
- 040 穏やかな日々は過ぎて
- 041 もういくらも時間がない
- 042 二人のお母さん
- 第6話 1703年 赤穂事件
- 043 黒幕登場
- 044 ウチーリ
- 045 殺人事件現場に遭遇
- 046 彼女は四十八人目の士(さむらい)
- 第7話 1869年 カリフォルニア開拓団
- 047 予め私を知る人達
- 048 海賊団
- 049 水着回
- 050 根掘り葉掘り聞いて予習
- 051 気前よくポンと船を買う
- 052 汚染される大地
- 053 懐かしき、しかし見覚えのない戦士
- 054 単独交渉
- 055 はじめは今日もやってます
- 056 季節が一周して
- 057 例のブツ
- 058 戦の準備
- 059 拙い英語を捨てて
- 060 白装束
- 061 拳を合わせて
- 062 明かされた氏族のゆくえ
- 063 起こるべくして起きた失敗
- 064 出された宿題と、抗うための新しい力
- 第8話 1897年 日本住血吸虫症
- 065 あの少女との再会
- 066 年齢は逆転して
- 067 とある実験
- 068 燃える水
- 069 帝国図書館
- 070 奇跡の混合比
- 071 前へ進むための決意
- 072 私は私の戦場へ
- 第9話 1545年 青の洞門
- 073 はじめさん出家する
- 074 V字谷の底にある村
- 075 その裁縫セットは
- 076 例え落ちても怪我はしない
- 077 ブラウン管越し
- 078 もう少し上の辺りがまぶしい
- 079 寡黙から一転饒舌に
- 080 心の旅
- 081 ケンケンパ
- 082 赤信号の石
- 第10話 1404年 鈍刀鍛冶
- 083 志を新たに
- 084 弟子入り
- 085 塩田
- 086 天然温泉露天風呂へご招待
- 087 問屋の遣い
- 088 雪安と言う名の刀鍛冶
- 089 渾身の一振り
- 第11話(第3.5話) 1963年 イニシュモア島
- 090 あの時、温泉での会話
- 091 カレンダーが目に入ると
- 092 いつまでも風吹き荒ぶ島
- 093 つぼみの石
- 094 この土地の農業
- 095 鶴の恩返し
- 第12話 1567年 東大寺焼失
- 096 巨大木造建築物炎上
- 097 一時退却
- 098 尼僧スキル発動
- 099 我に続け!
- 第13話 1692年 大江戸八百八町
- 100 乙女の柔肌の危機
- 101 乙女乙女乙女!
- 102 火付け盗賊
- 103 しばらくご厄介になります
- 104 ご飯の味を忘れる
- 105 はじめ労組は断固待遇の改善を求む
- 106 三度目ともなれば満場一致
- 107 拷問牢での出来事
- 108 然るべき裁きを
- 109 素浪人はじめさん
- 110 偽物
- 111 屋根の上で絶体絶命
- 112 運動苦手民の私が百メートル九秒台
- 113 ひょっとこのお面で変装の巻
- 114 乙女ジャンプで筋肉痛
- 115 確たる当てもなしに突入
- 116 大目付 本多能登守
- 117 一・件・落・着!
- 118 真の幕引き
- 第14話 1931年 大発明家
- 119 霊界交信機
- 第15話 1042年 イースター島
- 120 巨大石像のある風景
- 121 レースが始まるもまだスタートができない
- 122 行っけえ~!
- 123 レース結果と楽しい宴
- 第16話 1867年 近江屋事件
- 124 やむにやまれずまた駕籠に乗る
- 125 こんなところで一悶着
- 126 本物の修羅場
- 127 幕末の英雄とご対面
- 128 未来の話をいたしましょう
- 129 英雄を配下に
- 第17話 1868年 戊辰戦争
- 130 鳥羽・伏見の戦い
- 131 鳥居彦左衛門という人物
- 132 京都から会津へ
- 133 会津に沖田総司が居る?
- 134 なぜか新選組に入隊
- 135 白虎隊の男の子達
- 136 はじめさん戦場に立つ
- 137 白虎隊の活躍
- 138 やれる範囲内でやれることをやる
- 139 男達の邂逅
- 140 会津脱出隊
- 141 敗走五稜郭
- 142 死を覚悟して最後の戦場へ
- 143 俺の沖田に手ぇ出すんじゃねえよ!
- 144 何の成果もない戦争が終わって
- 145 ここから先は私の仕事
- 146 はじめさんの大勝負
- 147 世界一の助け舟
- 148 背筋を伸ばせ!
- 149 お菊ちゃんの船出
- 第18話 1961年 ベルリンの壁
- 150 オー、サムラーイ!
- 151 国境沿いの街をちょっとお散歩
- 152 突然の銃撃
- 153 トラックをちょっと拝借
- 154 オクトーバーフェストはじめさん
- 155 作戦アイン、発動!
- 156 作戦ツヴァイ発動……!
- 第19話 0517年 前方後円墳
- 157 大切なものを失って
- 158 いつかまた、時のどこかで
- 159 青空食堂は今日も営業中
- 160 食材を求めて
- 161 暗黒の宴
- 162 島主の無遠慮な演説
- 163 それだけはオラ我慢なんねえ
- 164 ハルちゃんのつぶやき
- 165 食糧庫焼き討ち
- 166 決着は知らない
- 第20話 1667年 傾城屋
- 167 奇術師かなえちゃん
- 168 色っぽいお宿でなぜか巫女さん
- 169 抗生物質を探せ
- 170 白いキツネの悪役町娘
- 171 女ネズミ、人知れずお江戸に参上
- 172 妖術使いの出番
- 173 奇術師はじめさん
- 第21話 1231年 寛喜の大飢饉
- 174 第一村人とご対面
- 175 状況証拠からの推理
- 176 ついに見つけた男の子は
- 177 方角占い
- 178 鎌倉幕府成立年論争
- 179 水を求める者を待つのは
- 180 天性の剣の腕
- 181 結果的に助けられたおじさん
- 182 井戸の村は吾作さんの村
- 183 あれから二年
- 184 山を越える者を待つのは
- 185 いつだって精いっぱい抵抗いたしますわ
- 186 だから走馬灯だと思った
- 187 栗助くんの宿敵
- 188 安心せい、峰打ちじゃ
- 189 琵琶湖の湖畔にて
- 第22話 1989年 昭和最後の日
- 190 私は今だけ澄子ちゃん
- 191 百人以上の親族に囲まれて
- 192 行って来ます!
- 第23話 1989年 ベルリンの壁崩壊
- 193 無料求人情報誌
- 194 メロロン書店員はじめさん
- 195 国民的週刊少年誌
- 196 嬉野運送の藤村さん
- 197 初めての屠殺体験
- 198 刀剣の海外持ち出し申請
- 199 19時03分上野発札幌行き寝台特急北斗星5号
- 200 感謝はない、罪悪感だけを胸に秘めて
- 201 生後半年の仔豚達を
- 202 初めての飛行機はスパイまがいに
- 203 まるでお祭り騒ぎのよう
- 204 憎き壁を力の限り踏んづけて
- 205 あの時の体験はすごく楽しかった
- 第24話 紀元前728年 皆既日食
- 206 初の現地人受け入れ拒否
- 207 粘土遊び
- 208 お、これは気が合いますな
- 209 スイートホームはいきなり雨漏り
- 210 あの砂漠にも負けない
- 211 村との交易
- 212 生姜焼きの話はしないでぇ~
- 213 猪との真剣勝負
- 214 再びの水着回
- 215 最高の交易商品は企業秘密
- 216 大豆伝来
- 217 納豆装着女子
- 218 悪しき風物詩
- 219 太って帰ろう
- 220 稀な天体現象
- 第25話 1963年 イニシュモア島再び
- 221 この土の深さで芋は育つ
- 222 ここはつぼみの石の地
- 第26話 1185年 壇ノ浦の戦い
- 223 お主もワルよのうフィーナ屋
- 224 真新しい戦跡
- 225 この時代が終わらない
- 226 南無南無むにゃむにゃ
- 227 弟さんとご対面
- 228 この戦全体を通しても屈指の名場面
- 229 差し伸べられた手を拒んで
- 230 あれぞ源家の守り神
- 231 平家に仇なす亡霊
- 232 雨叢雲剣
- 第27話 ??????年 ミトコンドリア・イブ
- 233 洞窟で暮らす人々
- 234 バッファローと非正規雇用
- 235 永遠のお別れ
- 第28話 2020年 乙女の帰還
- 236 平安武者参上
- 237 玉石混交
- 238 食堂のおばちゃんは偉大
- 239 つれえつれえ病気の年
- 240 今は前に進む準備に入って
- 241 スライドショー
- 第29話 2022年 小さな大団円
- 242 それはあたかも一本の大河
- 243 抗い続けた人達の歴史
- 244 川上つづき
- 245 私達の小さな会社
- 246 初めから始める
おすすめレビュー
★130
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★★★ Excellent!!!
まだ序盤しか読んでないけれど…… 173号機
星3つをつけざるを得ないでしょう!!
ていうかこのレベルが無料で読めるなんて……。
まだ僕は序盤までしか読んでいませんが、最後まで読み終えたとき、このレビュー内容を編集することでしょう。
それは決して落胆などではなく、間違いなく称賛の言葉で埋め尽くされているはずです。
序盤の段階で「あ、この小説は100%面白い」と確信できるのですから。
運良くこの小説と巡り合えた皆さん、今すぐ読みましょう。
くどいようですが、僕もまだ最後まで読んでいません。この先どうなるのか、結末はどのようになるのか、一緒にドキドキワクワクしませんか?
★★★ Excellent!!!
コスプレイヤーだからこそ設定が活きた、タイムスリップ物語 crazy’s7@レビュー&作品紹介師
【物語は】
この物語にはお試し読書が用意されていて、どんな物語なのか先にチラッと流れに触れることが出来ます。
大見出しを見るだけで、興味深い内容であることが分かる物語。タイムスリップものというと、”現在を変える為に過去を変える”というストーリーが多いが、この物語での主人公の目的は何だろうか。
あらすじからの想像するに、ある日何らかの事情により何処かに飛ばされ、元の世界に帰れなくなったのではないだろうかと思われる。
お試し読書の部分を拝読すると、自分の意志でタイムスリップをするのではなく、ある目的を達成すると何処かへ飛ばされてしまうというシステムであることが分かる。斬新だなと感じた。
主人公は一体、どんな物語を紡いでいくのだろうか?
【登場人物の魅力】
主人公はコスプレイヤーである。本編に入ってから、彼女の考え方を知ることが出来るのだが、その考え方がとても好きである。
なんのためにコスプレをするのか。これは小説を書く理由と同じく、二種に分けられると思う。自分がコスプレをしたいからする。もう一つは注目されたいからである。人間は、常に選択を迫られているのかも知れない。
自分の好きを優先するのか、注目を集める(商業なら売る為など)ためなのか。この物語の主人公は前者。注目は集めたいが、自分の主義に反して露出の高い服を着たりせず、自分の着たいものを着る。自分をしっかり持っている人物で…
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★★★ Excellent!!!
ここから始まるはじめの歴史! コスプレ好き歴女の自分探し カクヨム運営公式
上京してひとり暮らしの独身女性・川上はじめは、筋金入りの歴女でコスプレイヤー。楽しみにしていたコスプレイベントが中止になり失意にくれていたとき、謎のタイムスリップに遭遇して、自分のルーツを巡る歴史の旅が始まる。
自分が生まれた日の両親の元へ訪れ亡き父親と喧嘩したり、長崎への原爆が落とされる1945年に戦死した祖父と出会ったり、タイムスリップした先には必ずはじめの先祖がいる。その時代の騒動を体験することでさらにタイムスリップが起きて、さまざまな時代を遡っていく。
1795年ではアメリカの先住民と北米大陸を横断し、安土桃山時代の1586年では天正地震で被災した女の子を救い、1703年では何故か赤穂浪士の吉良邸討ち入りに紛れ込み……、毎回、荒唐無稽ながらも歴史的大事件に当事者として立ち会うロマン溢れる展開が飽きさせない。
過酷な時代に生きる人々に触れ、現代のぬるま湯に浸って甘えていた自分を見つめ直して、人生を考えるようになっていくはじめの成長も見どころ。
人間の一生は、それ自体が立派な歴史だ。はじめの歴史はいったい何処へたどり着くのか、数奇な物語の結末を見届けたい。
(新作紹介 カクヨム金のたまご/文=愛咲優詩)