規格外の魔術師

姫と似ているからって俺が身代わり? 残念国家に嫁いで戦争に巻き込まれた翼族の愛と戦い〜弱小国家フレーヴァング王国戦記〜

/作者 雨 杜和orアメたぬき

第2部 弱小国家フレーヴァング王国戦記

第6章 ヴィトセルク

規格外の魔術師


https://kakuyomu.jp/works/16816452220315287250/episodes/16816927859487718286



「場所はわかった。あの右側が大型天幕だ。わかるか? 間違いなく奴も俺を特定した」

⇒おそらく「あの右側の大型天幕だ。」だと思います。「あの右側が大型天幕だ。」だとすると、「じゃあ左側はなにさ」ということになります。



 次の瞬間、3人は元の場所にもどっていた。


「2度と、こんな作戦はせんぞ」

⇒おそらくですがこの間に「空間の隔たり」がありますよね。

 「次の瞬間」以前の文が右側の大型天幕の中、「2度と」以降が王城内だと思います。

 「時間の隔たり」同様、「空間の隔たり」もシーンをきちんと分けて書かないと読み手が混乱しやすいので注意しましょう。

 ここは「空間の隔たり」を表すために、空行は二つか三つ入れてください。三つが基本なのですが、ここでは動作が連続しているため、三つ開けると隔たりが大きくなりすぎます。妥協になりますが空行二つ入れましよう。



 ベッドに寝かせ介護を支持した。

⇒おそらく「指示した」ですね。



ヴィトセルクが夜に兵舎を巡るのは、兵のためでもあるが、眠ることができないろいう理由もあった。

⇒「眠ることができないという理由もあった。」ですね。




※レーゲルクドレールを参戦させない方向に振ったわけですね。

 そしてヴィトセルクはレーゲルクドレールからも好感を持たれている。

 あとはクロードがうまく立ちまわれるかどうか。

 これで最終章のクロード編に期待が持てますね。

 まあクロード編に入ったら、レーゲルクドレールとの関係が明らかになるかもしれませんが。

 それでもクロードがマリーナやヴィトセルクを選ぶのかどうか。

 ヒロイックな立場になります。


 この物語が成功するかは、最終章のクロード編がどうなるか、です。

 うまく意外性を持たせて読み手を惹き込みつつ、クロードの秘密にも触れながら塩梅のよいところで着地して終わる。

 これができれば二次選考もきっちり通過できるでしょう。

 今のところ視点が三つあるために散漫な印象を与えてしまっていますが、「終わりよければすべてよし」です。

 クロード編での秘密と意外性をうまく演出して、クロードが登場人物全員を食ってしまうくらいの存在感が欲しい。


 やはりタイトルにしたキャラクターですから、存在感を発揮したいところですね。



※※レヴァルが魔法を唱えたらマリーナが現れた件は、レーゲルクドレールが天幕に施していた「防音の障壁」は「視覚の障壁」を兼ねていた、手っ取り早く言うと「結界」を張っていたのだと思います。

 ヴィトセルクの酔っぱらい作戦は確かにヴィトセルクに似合っているとは思えないのは確かです。しかしレヴァルに「クズ」と言わせているので、発想が貧困なんだろうな、ということは伝わります。

 おそらく酔っ払って天幕に入ってきましたよ、の体を演出したかったのでしょうけど。それよりもレーゲルクドレールの「結界」の中にまで入り込めるレヴァルの空間魔法の性能が強いですね。

 ただ、マリーナをこの場で治癒させたということは「魔法不可」の「結界」ではなかった、ということかな。

 今のヴィトセルクの章は情報量が多いので、さらっと読むと判断しづらい要素が多いですね。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る