少年が手にしたのは、神の力。——その力はすべてを圧倒する。
時は2070年。現実世界には「魔力」と呼ばれる新たなエネルギーが流出していた。「魔法」は空想の産物ではなくなり、体系化され、適性のあるものなら誰でも行使可能なものとして広く知れ渡っていた。
しかし魔力流出の代償として、魔力災害が発生するようになっていた。魔力災害とは──予期せぬ異世界への転移であった。
主人公ゼルフは異世界災害対策機構に所属し、転移の被災者の救出、異世界の調査の任を日々、担っていた。
そんなゼルフには、真の目的があった。
改題しました! 旧題:異次元世界の絶対者
第一章までは異世界要素強めです。
*この作品はフィクションです。実際の人物、団体、事件とは一切関係ありません。