第6話 カウントダウン

俺は 口笛を吹いてデアンカ(ラクダ)を呼ぶ


体には 幾つもの水袋があり 乳も良く出る

足は6本もあり 水も飲まずに 熱砂にもよく耐える


デアンカの体に魚篭をくくりつけて 鞍にまたがる


そして何よりデアンカは

俺達の移動を助けてくれる 乗り物の役割もしてくれる


「行くぞ この近くの井戸か水場まで移動するから」


移動には 砂船もあるが 大型で大人数を運ぶも

風力とコールタールを調整した燃料が必要で

こちらは 遠方移動や大量の家畜を運ぶ時などの特別な場合に使われていた。


しばらく行くと そこにあるのは 岩場に囲まれた井戸

「廻りのコケのトフブルが生き生きしている 良かった水は枯れてないらしい」


その時だった

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る