「感想を言い合って作品の質を高めましょう!」企画からお邪魔しております。
若さゆえに揺れて不安定な心が良く表現されていると思います。
それを安定させる「第三者」という味付けも適切に思えます。
絵画や、特定の芸術的ジャンルに物語を絞ると、好き嫌いは分かれやすいですが。
「どんな時間をかけて描いた大作も、1分もあれば見渡せる。しかし、名画は一生見ていても飽きることはない」とは誰が言いましたかね?
最後に、ダッシュと三点リーダーの数が多すぎて、モヤモヤします。
ここぞという場面で使って、間を表現する程度にしてはいかがでしょう?
作者からの返信
西山祐己さん。
ご指摘いただいた箇所を時間の都合上、全てではありませんが、1章の範囲まで修正しました。
いつかは名画と言われたいものです。
コメントありがとうございました。
また気が向いた時にでも目を通していただけたら嬉しいです。
「自分の小説のどこをどう直したらいいかみんなで意見交換してみようpart2」企画参加ありがとうございます。ここまで読みました。
1)どこまですんなり読めたか
文章として読めるかという意味ではわりとすんなりと。途中のところどころの独特な表現(強調の点をつけるなど)で少しつまづきつつも・・・という感じ。
2)どうしたらいい感じになりそうか
現代を舞台に、絵を描くことにまつわるコンプレックスを中心に主人公の一人称からの「我」を書き連ねていく。「主人公が自分の主観から自分の目についたことや悩んでいることをああでもないこうでもないと考えていく話です」というコンセプトは分かり易い。個人の主観、モノの視方を楽しみたいという読者は
一方で、「ありとあらゆる目についた(関心を向けてしまった)物事をスルーする事ができない」がために、作品のテンポがのっぺりとしていて重要なシーンもどうでもいいシーンも一律に同じ扱いになっているのでは・・・と感じました。
「この情報は”分からないフォルダに仕分け”、この情報は”感心しつつも嫉妬したフォルダに仕分け”、この情報はええと、”〇〇というフォルダを新たに作ってそこに仕分け”」というような。
どうでもいいことを真にどうでもいいという扱いをするのが苦手、という印象。
一方で、深く考えるフリをして、意味深な思わせぶり表現をしてその場でおしまいにしたがる、という印象。
あらゆる情報を等しく吟味する傾向があるために、主人公が本当に解決したい悩みが、新しく目についたどうでもいい情報の中に埋もれてしまい、深掘りができていない気もします。「とりあえずフォルダに仕分けしたので未知ではなくなった。未知じゃないから怖くなくなったのでその先を深く考えるのはおしまい」的な。
また、キャラクターが延々と悩みを開帳する話はweb作品では多いので、(この作品に他者からの評価、人気を求めるのならば)どんな面白い違い、差別化ポイントを用意するか。絵というテーマを選んだのは面白いです。
3)作品の強みと弱みは
徹底した主観、主人公の視点、感性から離れないことがこの作品の強みであり弱みであると感じました。
「主人公が面白いなら面白い」し「主人公がつまらないと思うならつまらない」。この作品は、読者にとって他人(主人公)の悩みを見るのが面白いかどうか、親近感がわくかどうかです。
作者からの返信
鶴屋さん、コメントありがとうございます。また、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
鶴屋さんのおっしゃる通り、思わせぶりやまま終わるという点は私自身も問題視しております。強調点然り、読者に続きを読んで貰おうという考えが空回りしてしまった結果だと考えております。
また、物語の全てがどうでもいい情報などではなく、碧唯や萌咲の思いを形成していくのに必要な要素として綴ったつもりでした。ですが、改めて読み返すと、何処がとは分からないが、何処かが、或いはこの作品全てがどうでもいいものの様に映ってしまいました。ひとえに私の技量不足が招いた結果です。
アイデアやこの作品に対する思いはあれど上手く言語化出来ておらず、自分すらも何が伝えたいのか分からなくなったものを読者が理解できるはずもありません。
頂いたコメントを基に再構成してみようと思います。改めましてこのような拙作にご助言いただきましてありがとうございました。