第347話 統一、陞爵、他いろいろ(その3)

「ただいま、ヴェル。どうだった?」


「導師は快く受け入れてくれたよ」


「バカ息子がすみません」




 島に戻ってからルイーゼに詳細を報告していると、義智の父親が息子の不祥事を謝ってきた。

 本当なら、宋家が代官職をクビにされても文句を言えない大不祥事だからだ。

 だが、今の時点で義智はともかく父親の方は切れない。

 彼は代官としてもよくやっているし、島の領民たちにも慕われているからだ。

 義智も、導師に鍛えられれば現実が見えてくるであろう。

 その昔、不良息子を相撲部屋か寺へ修行に出したようなものだな。

 というニュアンスで説明したら、父親は納得していた。


「それよりも、あの島は『宋島』でいいな。正式な呼び名を考えないと、色々と面倒になる」


「その名前でよろしいのですか?」


「いいよ。実は我々の名前は、バウマイスター伯爵本領の地名づけの時にネタが尽きてな」


 もう考えるのが面倒なので、そのままにしようと思う。

 王国に地名などを報告しなければいけないので、急ぎ名もなかった旧宋領の島に命名しなければいけなかったからだ。

 他の地名も大半がそのままだ。

 王国でも漢字は使うので、大津などをそのまま使っても問題ない。

 俗称としてカタカナ表記も併記するけど。

 というか、もう『なんとかブルク』とつけるのが面倒になってきたのだ。

 うるさい貴族たちには『ヘルムート王国風の名前に変えると反発するかもしれない。せっかく大人しく支配を受け入れているので、このままでいいでしょう』と言い訳するつもりだ。

 とにかく今は命名よりも、一日でも早く開発を進めないと。

 バウマイスター伯爵本領、南方諸島、今回発見した人が住めそうな島々、アキツシマ島を結ぶ魔導飛行船網を整備し、また移民を募らないといけない。

 アキツシマ島は、もう少し開発の余地がある。

 ルルがいた島への移住と冒険者としての滞在許可を与えて、今はバウマイスター伯爵本領に移住させない方がいいな。

 ミズホへの移住を希望する者はいるのであろうか? 

 それも聞いておかなければならない。


「いえ、嫌です」


「同じ民族でも、一万年も前に喧嘩別れしてしますからね。昔からミズホの連中は技術や財力を鼻にかける嫌な連中だったそうです」


 そんな悪口を書いた本が残っているとはなぁ……。

 今のところは人口で、経済力でも、技術力でも負けているので、移住すると下に見られるかもしれないと思っているのかもしれない。


『アキツシマの係累か? ミズホへの移住はやめた方がいいな』


『向こうもそう言っていますね』


『大方、こちらを傲慢な一族とか言っているのであろう? アキツシマの連中は神官で、宗教の権威を傘に着て威張っておっての。つき合うのはゴメンだ。別れて清々したという古文書が……』


 同じ民族同士でも、色々とあるようだ。

 お互いに移民はしないということが決まり、アキツシマ島とその住民たちはすべてバウマイスター伯爵領に編入された。


「ヴェル、この魔道具はちょっと古びているけど、使い勝手は最高ね」


 ライラさんが魔族の国で集めた中古魔道具が徐々に到着し、例の盗難防止のタグをつけて畑を耕していた。

 イーナが試運転を行い、人間が耕すよりも遥かに早い速度で畑を耕していく。

 やはり、魔族の国の耕運機の方が旧式中古でも性能はいいようだ。

 この島でしか使えないので、バウマイスター伯爵本領の方は盗難対策の準備が整わないので死蔵されていた、魔の森地下遺跡に眠っていた魔道具が使用されるようになった。

 耕運機、田植え機、刈り取り機、散水機などは、家臣が管理と簡単な整備を担当しつつ、農民に対し順番に貸し出す仕事を行う。

 トラックや車は、バウマイスター伯爵家が運送会社を経営することで盗難に備えた。

 ライラさんが入手してくれた盗難防止タグは好評で、早速魔道具の盗難を試みた初級魔法使いが捕まった。

 多分、どこかの貴族に頼まれたのであろうとローデリヒが言っていたが、この犯人が黒幕を喋っても、その程度では依頼した貴族を罰することはできない。

 その代わり、その魔法使いはバウマイスター伯爵領で捕まったので、バウマイスター伯爵家の法で裁かれる。

 その魔法使いがどこぞの貴族のお抱えでも、これはバウマイスター伯爵領内で事件を起こし、現行犯で捕まったので、不当逮捕とは言えないからだ。

 彼はすべての持ち物を没収され、毎日鉱山で鉱石を掘っている。

 一定額以上の鉱石を掘って納めないといけないが、初級魔法使いでも十年はかかるはず。

 この世界では、窃盗は意外と重い罪状であった。


「イーナ、上手いな」


「そう? ヴィルマの方が器用じゃないかしら?」


「すすすーーーい。これ一台でもの凄い仕事量」


 ヴィルマは、魔族の国製の中古田植え機で稲を植えていた。

 その操作は、今日が初めてとは思えない上手さだ。


「兄貴も欲しがるかな?」


「うーーーん、あそこは山ばかりだから魔道具が使えないかも」


 カチヤの実家であるオイレンベルク騎士爵家は、トンネル騒動のあとバウマイスター伯爵領側のリーグ大山脈沿いに移転した。

 そこの広大な山の斜面で、マロイモの大量生産を始めたのだ。

 カチヤは農作業に耕運機が使えないものかと思ったようだが、斜面で使うと倒れてしまうから危険であろう。


「マロイモ以外の畑で使うならいいと思う。地下遺跡の品の方を貸すようにローデリヒに言っておくよ」


「旦那は優しいな。だから大好きだぜ」


 カチヤに面と向かってそう言われると、嬉しいのと同時に照れてしまうな。


「魔王様」


「なんだ? バウマイスター伯爵よ」


「中古魔道具だが、もっと欲しいです」


「あまり一度に大量に買い取ると、相場が急騰するからな。しかしライラには言っておく」


 いまだに両国の間で貿易交渉は結ばれていないが、実は勝手に貿易をしても法的には問題ない。

 魔族の国では貿易、外国という概念が消えて久しく、実は勝手に貿易をしてもそれを罰する法がなかった。

 王国の方は、帝国との貿易では色々と決まりがあった。

 破ると貴族でも処罰されるが、実は魔族の国との交易に関する法はない。

 それを決めるために交渉を開始し、まったくお互いが歩み寄らずになにも決まっていないのだ。

 帝国も交渉に加わったが、残念ながらそれで交渉の速度は早まらなかった。

 むしろ、余計に遅くなってしまったのだ。

 即位したばかりのペーターからすれば、下手な貿易条約を結び、それが原因で議員や貴族たちに攻撃されて耐えられるほど、まだ政権基盤が盤石ではなかった。

 下手に国を開きすぎて魔族に侵略でもされたら、帝国のダメージは大きい。

 そのため、三者による実りのない話し合いが続いていた。

 続いているだけで進んでいないけど……


「とはいえ、中小型の農業用魔道具は余りすぎて困っている状態だな」


 小・中規模農業が減ったため、廃業した彼らのものが大量に余っているらしい。

 このアキツシマ島では大規模な農業は難しく、ちょうどニーズに合っているというわけだ。


「とはいえ、バウマイスター伯爵領にはまだ導入できないけどね」


 その理由は、王国のみならず、帝国の魔道具ギルドの焦りからだ。

 間違いなく、魔族の国から魔道具が輸入されるようになれば、誰も魔道具ギルドから魔道具を買わなくなってしまうであろう。

 その前に、車両、農業機械などはまだ研究状態にあるのだから。


「失業の危機かぁ……。気持ちはわかるなぁ……」


「決められた数量だけ輸入するとか、そういう条件になるのかな?」


「もしくは、自国の産業保護のために高い関税かぁ……」


 モールたちは無職期間が長かったためか、魔道具ギルドに同情的であった。

 

「今は職があるからいいけど、やっぱり無職は辛い部分がないわけでもないからね」


 魔族の無職は生活保護があるからいいけど、リンガイア大陸の無職は飢え死にの危険があるからなぁ……。

 でも、俺に口を出す権限もないので仕方がない。


「魔道具は入手できる限りは入手するぞ」


 アキツシマ島が統一され、統治体制の構築と開発が順調に進んでいく。

 俺は、ここで一旦陛下に報告をすることにした。

 アキツシマ島の産品を持って王城に移動し、すぐに謁見の間に通される。


「おう、バウマイスター伯爵ではないか。色々と大変だったようだな」


「ええ」


 謁見の間には、ルックナー財務卿もいた。

 彼は、俺を見かけるとすぐに話しかけてくる。


「バウマイスター伯爵領の開発が進めば、もっと税収が増えて、財務卿であるワシとしては大歓迎だな」


「問題は異民族統治ですね」


「その辺は、バウマイスター伯爵に任せるよ」


 だから、王国が直接支配しないでバウマイスター伯爵家に押しつけたのだろうから。

 王国は交易の利益だけ取り、あとは時が経てばアキツシマ島以南の探索でもするつりもなのであろう。


「バウマイスター伯爵、島とはいえ征服成功とは大義である」


 続けて、陛下からお褒めの言葉をいただいた。

 王国政府や陛下からすれば、俺は辺境の異民族の領地を平定して王国の領地を増やした功労者という扱いになる。

 アキツシマ島の特産品を献上したが、これはオマケに等しい。

 ミズホ風の……こういうとアキツシマ島の住民は怒るので、アキツシマ風と呼ぶことになった……一部工芸品や茶器などが喜ばれた。

 変わっていて、貴族がコレクションするのにいい品なのかもしれない。

 多少ミズホ産よりも質は落ちるが、その分値段は安くなるし、一万年の歳月でミズホの品と多少の差異が出ている。

 中級以下の貴族や、商人、富裕な平民層になら需要があるかもしれない。

 これら献上品のチョイスをしたのは、芸術にも造詣がある松永久秀あった。

 陛下や貴族たちからも好評を得たので、彼はこの分野でも才能があるということが証明された。

 地球の松永久秀と同じく、文化への造詣も深いのか。


「我が国が将来南方に探索の手を広げられるよう、バウマイスター辺境伯がさらに領地を発展させることに期待しよう」


「えっ? 辺境伯ですか?」


 俺は伯爵のはずだが……。


「今回の功績で昇爵させることにした。今のお主は伯爵の力を超えておるからの」


 人口はまだ及ばないが、領地の規模と発展性はブライヒレーダー辺境伯領を上回っている。

 それなのに、伯爵のままではまずいというわけか……。


「階位も第四位に上げよう」


 その場で昇爵の儀が行われ、俺は陛下からゴテゴテと装飾のついた宝剣と新しいマントも与えられた。

 マントには金糸と銀糸で豪華な刺繍がされている。

 儀礼用だと思うが、これを実際に着けて人前には出たくないな。

 成金主義な人に見られそうだ。


「ブライヒレーダー辺境伯家、ブロワ辺境伯家、ホールミア辺境伯家もこれを所持しておる。見た目は豪華なので箔付けというわけだ」


 報告と昇爵の儀が終わると、謁見は思いの他短時間で終了した。

 やはり、今の王国で最大の懸案事項は魔族の国との交渉のようだ。

 俺に長時間構っている時間がないのであろう。


「安易に結んだ条約で王国が損をすれば、それは王国の支配力の低下に繋がります。慎重になって当然ですね」


 謁見が終わると、俺は久しぶりに王都にあるブライヒレーダー辺境伯邸を訪ねる。

 まずはブライヒレーダー辺境伯に昇爵した件を伝えたのだが、彼はすでに知っていた。

 それもそうか。

 南部で辺境伯が二人になるのだから、先に知らせておかないとブライヒレーダー辺境伯がヘソを曲げてしまうかもしれないのだから。


「また絶妙というか、途中で帝国も交渉に参加しましたからね。私もツテがあって交渉の様子が耳に入ってきますが、全然交渉は進んでいませんね」


「魔族の政治家はどうなのです?」


「融通が利かない声が大きい者、あからさまに魔族の産品を大陸に売り込むことばかり考えている者の代弁者。政治のプロが少なく、条件を擦り合わせることすらできないので、魔族が一番性質が悪いかもしれませんね」


 やはり魔族の国は、政権交代しないと無理か……。

 

「そっちは王国政府の領分です。私も手は出せないので放置です。バウマイスター伯爵……じゃなかった、辺境伯への陞爵は私への牽制です」


「政治力学ですねぇ……」


「理解が早くて助かります。まあ、そういうことです」


 現在、南部は急速に発展し続けている。

 それに伴い、南部を統括するブライヒレーダー辺境伯の力も上がっていた。

 領地は増えていないが、バウマイスター伯爵領の開発利権とうなぎ登りに上昇している交易の利益、ブライヒレーダー辺境伯領でも問題になっていたスラムの住民たちが殖民し、ブライヒブルクの拡大計画に伴う問題が消えた。

 予算の余裕があるので、街道工事、魔導飛行船の発着港の整備、小規模な魔物の領域の開放と跡地の開発が進み、急速に力を増していたのだ。

 このチャンスに、ブライヒレーダー辺境伯が遊んでいるわけがないから当然か。


「王国からすれば、うちが大きくなりすぎると独立、反乱の可能性を考えます。帝国内乱も記憶に新しいですからねぇ」


 そこで俺を同等の爵位にしてしまい、ブライヒレーダー辺境伯家へのけん制に利用するというわけか。


「バウマイスター辺境伯に、『南部貴族たちの面倒を見ろ!』なんて王国は言いませんよ。うちが担当した方が負担を与えられますしね」


「小領主混合領域ですか……」


「寄親なんて面倒なだけですよ。うちの持ち出しばかりです」


 ブライヒレーダー辺境伯領と隣接している貴族領には、領地、水利、犯罪者の引き渡しなどで揉めている家も複数あるそうだ。

 それでも寄子は寄子なので決定的に揉めるわけにはいかず、そこまで配慮しても『ブライヒレーダー辺境伯家は寄子に冷たい。寄親を変えようかな?』などと腹が立つことを言う貴族もいると、ブライヒレーダー辺境伯が苦笑いしながら教えてくれた。


「結局、ブロワ辺境伯家との紛争と同じく、寄子同士でいつも争っていますからね。寄親は私なので仲介に入りますけど、毎回同じ案件で揉めているケースが大半で、私が出した仲介案を『向こうばかり有利で贔屓だ!』と、怒る貴族もいます。それで、やはり言うんですよ。『他の貴族の寄親なろうかな』ってね」


「それって、可能なんですか?」


「可能ですけど、南部で孤立するだけでかえって不利ですね。本当にやる人はいませんよ」


 寄親を変えると言って、ブライヒレーダー辺境伯から譲歩を引き出そうとしているのか。

 というか、ウザイ連中だな。


「向こうも生活がかかっているから必死なのはわかりますが、疲れますよ。辺境伯って。バウマイスター辺境伯の場合は寄子も少ないですし、あくまでもうちの牽制のためでしょうね」


 南部に二人辺境伯がいて、うちはこれから王家の血が入っていく。

 両者の帯同を、代を経る毎に緩めるつもりなのか。


「このくらいはしても当然でしょうね。そうでなければ、平和が二百年以上も続きませんって」


 その後は、南方諸島以南の島々やアキツシマ島についての話をした。

 ブライヒレーダー辺境伯は、砂糖、ヤシの実、海産物、これから討伐を進める海竜の取引などに興味を持ったようだ。


「それにしても、ついにあの魔道具の数々を解禁しましたか。うちも欲しいですねぇ……」


 『それがあれば、ブライヒレーダー辺境伯領でももっと開発が進むのに……』と、ブライヒレーダー辺境伯は残念そうな表情を浮かべる。

 こちらとしても、地下遺跡で発掘した分だけではむしろ足りないくらいで、他家に販売などできない状態だった。


「かなりの量を、魔道具ギルドが研究用に購入して行ったと聞きますが……」


「事実ですね」


 同じ物が作れるようになれば王国の利益になるからと、今まで色々と売ってきた。

 金払いは悪くないので不満はないが、これまでになにか成果が出た試しがないので困ってしまう。


「なにも成果なしってのは凄いですね。一体彼らはなにをしているのでしょうか?」


 魔道具の研究は難しいので、一年や二年でそう簡単に成果が出るわけでもない。

 開発研究というのは、莫大な予算と時間が必要なのだ。

 俺はそれがわかるので、ブライヒレーダー辺境伯ほど魔道具ギルドに不信感は持っていなかった。

 あくまでも、その点に限ってのみだけど……。


「誰憚ることなく、貿易交渉の妨害をしていると評判です」


「それは、失業の危機だからでしょう」


 もし無条件で、魔族の国から魔道具は輸入されるようになれば……。

 俺も、魔族の国の製品を購入するかな。

 そんな未来を、自国の経済と産業の発展にトドメを刺すからといって止めるのは、あながち間違いではなかった。

 魔道具ギルドの魔法使いだけでなく、魔道具の重要部品以外を作る職人たちや、他にも魔道具関連で食べている人は多い。

 彼らの生活を奪うかもしれない自由貿易論を魔道具ギルドが防ごうとするのは、むしろ当たり前の行動なのだ。


「ではやはり、しばらく状況は動きませんね」


 大切な国家同士の交渉だ。

 物語みたいに、すぐに交渉成立とはいかないのであろう。


「私も、明日には領地に戻りますしね。王都で疲れるつき合いや交渉に臨むよりも、領地で開発の指揮でも執っていた方がマシです。景気がいいおかげで、少しは寄子たちの争いも減っていますから」


「それはよかったですね」


 そんな話をしていたら、突然ブライヒレーダー辺境伯の家臣が報告したいことがあると言って駆け込んできた。


「お館様、イスラーヴェル会長が急死したという報告が入りました」


「イスラーヴェル会長?」


 俺はその名前に聞き覚えがなかった。

 会長ってことは、どこかの組織の長だよな?


「バウマイスター辺境伯、あなたがイスラーヴェル会長を知らないのはどうかと思いますけど……魔道具ギルドの会長ですよ」


「そういえば、そんな名前だったような……」


 俺は魔道具ギルドと犬猿の仲である魔導ギルドに所属しているので、ちょっと小耳に挟んだくらいの名前を思い出せなかったのか。


「これは、また混乱しますね……」


 魔族との交渉で色々と動いている魔道具ギルドの長が急死してしまった。

 これが、これからの交渉にどういう影響を及ぼすのか?

 後継者争いも含めて、さらに状況が複雑化しそうだな。


「ですが、俺たちは関係なくありませんか?」


「いや、辺境伯がそういうわけにはいきませんよ。魔道具ギルドは、世間の人たちが思っている以上に力があるのですから」


 とはいえ、よく知らない人が亡くなったくらいだ。

 どんな影響が出るのかは、俺にもよくわからなかった。

 できれば仕事が増えないでほしいのだけど……。

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