Qubes――凶珠と少女の物語――

作者 武臣 賢

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★★★ Excellent!!!

二万四千年の眠りを経て、世界は魔法やモンスターが跋扈する様変わりを見せた。
その中で主人公スミタマは、車椅子の皇女ユリスやその他可憐な少女たちと出会い、世界と自分自身の秘密を追う冒険を繰り広げる。

美しさを常にたたえた、その筆致がまず心地よい。
少女たちの仲睦まじく過ごす様子は、男子立ち入り禁止の秘め事を垣間見るような楽しみもあり。
まだまだ全体量に対し一割二割程度しか読めていないが(それでも並の小説なら一冊終わる文章量!)、素敵な雰囲気を味わわせていただいています。

★★★ Excellent!!!

コールドスリープから目覚めたら剣と魔導術の世界だった!
そこで様々な種族の人と出会い……

終末世界後のSFファンタジーとしては王道かもしれませんが、しっかりとした丁寧な描写が見所です!
タイトルにもなっているキューブの謎もまた気になり、引き込まれるお話です。

またヒロインのユリスが凄く魅力的です。
是非彼女を応援しましょう!

★★★ Excellent!!!

2万4千年前に体に埋め込まれた3つのキューブ。

これは主人公のお父様が、狙って埋め込まれたのでしょうか、事故だったのでしょうか…。

キューブの謎、世界の謎、気になる所がたくさんあります。
謎大好きです♪

それにユリス皇女との関係も気になります!
主人公は昔は男だったのですよね?

しっかり作りこまれた異世界(2万年後の世界ですよ?)で、これからどんな冒険がまっているのだろう。

毎回続きが気になります♪

ファンタジー好きには絶対おすすめです♪

★★★ Excellent!!!

物語は、とある実験によりコールドスリープしていた主人公ミスミ・タマオが目覚めるところから始まる。
主人公は謎のキューブを身体に取り込み、もはや人間ではなくなっており(性別も変わっている)、目覚めた二万四千年後の世界はまるでファンタジーの世界のように変わっていた。
身体に取り込んだキューブ。世界がどのようにして変わったのか。それらの謎を、様々な障害を乗り越えながら探求していく。

このように物語の導入と根幹にSF、それを覆うようにしてファンタジーが展開していることが世界観に深みを生み、丁寧な文体と相まって本作を魅力的なものにしている。

そして世界観や文体もさることながら、ヒロインであるユリスの存在が大きい。
彼女には様々なしがらみがあったが、主人公とともに、あるいは主人公のために乗り越え、遂には人間ではないことを明かした主人公を受け入れる。

謎の探求とともに、二人の関係がどうなっていくのかも楽しめる作品です。

★★★ Excellent!!!

ジャンルは異世界ファンタジーですが、SF要素もあり、丁寧に描写された世界観についつい読み進めてしました。

自分はまだ読んでいる途中で、謎が解き明かされていない部分が多いですが、これから先楽しみにしながら読んでいこうと思います。

ガッツリと物語を楽しみたい人にオススメです。

★★★ Excellent!!!

区切りの良さそうなところまで読ませていただいたので、レビューさせていただきます。

最初は本格的なSFかと思っていたのですが、本当に最初の数話だけで、そこから先は魔法ありありの学園ものでした。

主役級二人の微笑ましい絡みと、頭脳&実力で繰り広げられるバトルが魅力的です。

特に、主人公はミステリアスかつ、今のところ、負けなしの最強で、ヒロインの成長に大きく貢献します。その上、謙虚で紳士的で可愛い。ヒロインも多方面に才を持つお嬢様でありながら、色んな意味でいい性格です。

バトルシーンでは動きの詳細が細かく書かれており、主人公の賢さがよりいっそう際立ちます。また、二人の息の合った連携は、安心して見ていられます。

まだまだ謎は多いですが、予想の上を行く展開になりそうな気配! ぜひ、読んでみてください!

★★★ Excellent!!!

長編なので百話ほど読んだところでレビューさせていただく。長編だが構える必要はない。物語は非常にスムーズに入り込んでくるので進行は速い。冒頭でコールドスリープが用いられるのでSFかと錯覚しそうになるが直ぐにそうではないと分かる。巧妙にSFを取り込んだ冒険譚だ。ストーリーは終始、主人公によって淡々と極めて丁寧に語られる。淡々と、というと起伏がないように感じられるかも知れないが、その心配はない。作者はこの様な表現法を用いることで読者の目の前にリアルな情景が広がることを狙ったのではないか。そう思えるほど丁寧な描写だ。特に理解しやすい人間関係の描写はよい。紙の本を開いているような雰囲気も味わえる。舞台は我々から見ると異世界だが主人公にとっては超未来世界だ。その未来が中世ヨーロッパを模している感じで異世界ものが好きな方にも馴染みやすいだろう。楽しみを奪うので内容については語るまい。「読書好き」な方にお勧めします。

★★★ Excellent!!!

父親が研究していた災厄呪の三つのキューブが体内に入り込んでしまい、長い間コールドスリープしていた珠緒。
目覚めた世界は二万四千年後。大戦争により馴染んだ世界は滅び、人外や魔術が存在する世界になっていた。

珠緒は"スミタマ"と名を変え、学院の図書館で歴史を探ろうとしていると、ユリスという皇女に話しかけられて…!?

目覚めたタマオは少女の姿になっているので、ユリスと絡むと百合っぽいですね。構成がかなりしっかりした読み物なので、是非読んでみてください!

★★★ Excellent!!!

主人公ミスミ・タマオは父の研究により三つの謎のキューブを体内に取り込みコールドスリープを経て二万四千年後に目覚める。
その長い年月は現代の世界を一度破壊し異世界へと変貌させしまったのです。
自身の体に起きた変化と世界に何があったのかを知るために生きていきます。

ミスミの持つ力は非常に強力なのですが、戦闘だけでなく医療面の方でも使用します。人では行えないような治療を施すそのシーンは緊迫感と人ならざる力をこんな風に使えるんだということに感動しました。

ボクっ子であるミスミは少女ですが一人称のボクを止めようかとも考えています。それはなぜなのか? 読んで確めて欲しいです。

この作品は地の文で魅せてくれます。ここに細かな設定や人の心をのせてくるので熟読したい人には打ってつけの作品だと思います。
圧倒的に作り込まれた世界と謎、人物が織り成す物語を是非とも読んで頂きたいです。

★★★ Excellent!!!

主人公は謎多き存在です。
少女の姿をしているもののその考えや行動はずっと大人びていて、持っている力も人知の及ぶ存在であるかどうかすら、分かりません。
主人公は未来的な描写から目覚めるのでSF的な世界観か思いきや、現在、女学生として生きている中世的な世界観でおまけにゴブリンなどのモンスターが跋扈しているのです。
そんな主人公はやんごとなき姫君と出会い、物語は本格的に動き始めます。
丁寧な筆致で描かれていく物語はきっとあなたの心を惹きつけて止まないことでしょう。

★★★ Excellent!!!

 脚が不自由な王女と、二万四千年の眠りから覚め、「人ならざるもの」になってしまった少女との友情の話。

 遠い未来の話だがSF感はまったく無く、ジャンルは異世界ファンタジー。
 世界観がしっかり造られているので、そういった物語が読みだい方にオススメ。
 主人公は、人外になってしまったことで、超越的な能力を持つ。その力は王女に奇跡を起こさせ――それが序盤の見所。

 こういった趣の話だと、難しい言い回しとかが多用される傾向がありますが、この話は非常に読みやすいので、話がすんなりと頭に入ってきます。

★★★ Excellent!!!

本作は謎の三つのキューブを取り込んでしまい、二万四千年後の世界に目覚めた主人公の物語です。
遥か遠い未来に文明はほぼ一周し、中世から近世あたりの様相を呈していますが、地殻変動に加えて魔法などの元の時代には見られない要素もあり、異世界とも呼べるものとなっていました。

新世界で主人公は帝国の苦学生をしながら、自分が眠っていた間に起こった世界の変化を知ろうとします。
そして、才媛ながらも生まれながらに足が不自由な皇女と運命の出会いを果たしたとき、物語は大きな転機を迎えることとなります。

崩壊後の世界を描いた作品であり、主人公の取り込んだキューブにも謎が多く、また飛躍的に成長を遂げる皇女が可愛らしく、読んでいてとても楽しくなる作品です。
なお、主人公は女性です。(これ大事なとこ)

★★★ Excellent!!!

この作品と縁があり、読ませていただきました。まだ途中ではありますが、素人の私の感想をば。
作り込まれた世界観と設定、主人公達の背景や置かれている状況。それを解決するための道筋や理由付けが丁寧にされており、納得のしやすいとても整った物語である印象を受けました。
続きを読みつつ、今後の話の広がり方を楽しみにさせていただきます。
皆さんも、是非読んでみてください。