★★★ Excellent!!! 科学の中に心の機微。 みきてぃ 確かに科学読み物(SF)なのですが、そこに少女の心の揺れだったり、営みを続ける異星の民だったりの、心の内が奇麗に描けていると感じます。 レビューいいね! 2 2021年1月16日 22:32
★★★ Excellent!!! 滅びの匂いがする 福倉 真世 星を巡る滅びにまつわるお話。 夕焼けや、空や、宝石や…… きらきらしたものを受け取れた気がします。 レビューいいね! 1 2021年1月14日 12:02
★★★ Excellent!!! 夕焼けで繋がる、一つの宇宙の物語 かつおぺんき 宇宙に訪れる一つの危機。 地球人のサエが撮った一枚の夕焼けの写真が、宇宙に二つの物語を生み出した。 迫る絶望に宇宙はどう立ち向かい、どう乗り越えるのか。 そしてラストで語られる名前とは……? 「独りじゃない」宇宙の世界を、是非。 レビューいいね! 2 2021年1月10日 11:04
★★★ Excellent!!! 夕焼けから始まる、終焉の終わり 森木林 夕焼け=1日が『終わる』時間帯。 一つ目の惑星ではそのままに『終わり行く惑星』を連想させる。 住む(住んでいた)人々も、終わることを受け入れて、変わらぬ未来として、生きることを諦めていた。 一方で二つ目の惑星・地球では、『星食い』という危機が迫る中、人間という住人が終わりの象徴たる『夕焼け』から活路を見出す。 定められた運命があるとして、 それを受け入れて、その瞬間の幸せを享受すべきか。 変えられる可能性が低くても、変えるための努力を続けるべきか。 そのどちらが『幸せ』なのか、今の私たちにも通ずるところがあるように思えた。 レビューいいね! 1 2021年1月9日 20:15
★★★ Excellent!!! 一枚の写真が呼び覚ます、遥かなる邂逅。 つるよしの とある夕焼けの写真から、人類はもうひとつの文明の存在に気づく。 そして交差する二つの世界。胸熱くなる展開です。 話の本筋から外れるかもしれませんが 「人類がひとつになって」のところに昨今の世界に相対して、希望を感じました。 そうなれたらいのにね、と。 他者の存在に気づければ、 人類、いや、生命は、やさしくなれるのかも、しれない。 レビューいいね! 1 2021年1月9日 17:01
★★★ Excellent!!! 世界の夕焼けを前にして 刻露清秀@低浮上気味 宇宙にはロマンが詰まっています。SFというジャンルは、人類が月に行くよりも前から遥か彼方の星々への憧憬を文学に託して来ました。 そんなロマン溢れる宇宙ですが、当然ながら気軽に行ける場所ではありません。そこで鍵となるのが天体写真です。けして触れることのできない遠い場所とでも、ファインダー越しならば近くにいるように見ることができるのだから不思議です。 写真を通して繋がる二人……というか二つの運命。壮大な宇宙のロマンを是非。 レビューいいね! 1 2021年1月9日 17:11
★★★ Excellent!!! 夕焼けの先に 詩一 壮大なスケールで語られる宇宙と人の物語。 初めは終わりゆく星に生きる人々の物語が始まります。避けることの出来ない絶望的な未来。 そして不意に視点は地球で生活する写真部の女の子に移ります。 いったいこの二つのストーリーがどのようにして交わるのだろう。そんなことに思いを馳せながら読みました。 ただの写真から物語は大きく飛躍し、最後は納得のエンディング。 敢えて多くを語らない叙述がまた、読者側に考える余地を持たせてくれて、本当に素晴らしい読後感でした。 レビューいいね! 1 2020年12月29日 17:31
★ Good! 手を伸ばして マスケッター 壮大な二つの世界を描いたお話。 前半の、緊迫感と諦観に満ちた内容から後半のどこか昭和四畳半ドラマめいた内容へと進む手際がテンポ良く描かれていた。 誰が主人公か、というより何を為すのが主人公か、を考察させる一作。 レビューいいね! 2 2020年12月27日 13:22