暗闇の中、光を求めて!

作者 如月 架叶

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★★★ Excellent!!!


 ここに書かれているエッセイ。作者様の経験されていることに、只々、共感しています。

 
 世の中には、発達障害を扱った書籍が、たくさん溢れています。
 成人の発達障害を扱ったものも、少なくありません。

 医師による解説本、当事者による自分の取扱書、こうすれば克服できるよ! というアドバイス……
……でも、いつも思うのですが、どこかリアルが、欠けています。

 うまく言えないのですが、等身大じゃない、綺麗ごとを述べている、益体ない……勿論、市場に本を流通させる以上、そうなってしまう理由は分かります。

 このエッセイはたった6,200文字で、15分程度で読めてしまうのですが、市中に出回っている所謂発達障害者本より──内容は遥かに密で、その書きぶりも当事者の目線に寄り添った──温かで、柔かな物です。加えて、軽やか。読み易い。

 恐らく、多くの大人の発達障害当事者が読んで、あるある!、と大いに共感を得られるものだと思います。

 コミニュケーションの困難さ、仕事の適性問題、触覚過敏、声の拾いづらさ…………周囲の無理解、乃至は強い拒否、あるいは否定。


 多くの当事者に読んで欲しい作品です。
 それから、発達障害を抱えるお子さんを育てている、健常者のご両親にも……。


 この短いエッセイを読み終えた時、当事者以外の方々が、『暗闇の中、光を求めて!』というタイトルの意味の生々しさを、分かってくれればいいなぁ。
 そんなことを、思いながら、読み終えました。


 繰り返しになりますが、当事者と、そのご家族に是非読んで欲しい。成人の発達障害のリアルが綴られた、良質なエッセイです。

★★★ Excellent!!!

例えば、あなたがガンになったとします。余程の不摂生をしていれば、責められるでしょうが、普通はガンになったことで非難はされません。

同じ病気なのに、精神障害は本人や親が責められることが、ままあります。

完結した作品になりますが、切実な悩みを訴える本文と、読者とのコメントのやりとり(現時点では主に私ですが)を読んでも、当事者の方の助けになる内容になっているでしょう。

読者、作者、そして一人の当事者として、もう一度、言います。

発達障害は、恥ではないです。