第6話:約束の日/再び
6-1:プリプレイ
第6話である。
前回、彼岸花の庵ではなくセプテスの街に辿り着き、そこに駐留する『調和と太陽の騎士隊』に出会った冒険者たち。そこで出会った騎士隊長、レイダーとその部下ナンディナは、前回ループで彼岸花の庵を襲撃した者たちに酷似していた。確信めいた何かを胸に抱く冒険者たちは、その中で一つの事件に巻き込まれる。
街を取り囲むアンデッドたちの襲撃を潜り抜けた先に待っていたのは―――神官の少女、セルフィの変わり果てた姿であった。遺された聖印が示すのは、ルフラン教徒の凶行。神殿騎士と冒険者は、度し難き“悪”への憎悪を滾らせる。
……その先に誰が待つかを知っている、ただ二人を除いては。
GM : それでは、プリプレイから始めていきましょう。成長報告をお願いします。
ソレル : のっぴきならない事態に気が気でないソレルだよ。技能はフェンサーが5→6、プリースト(ルフラン)が2→3。成長で筋力ボーナスががブレイク。お金もあるし、ハンサの装備品を揃えることにしたんだ。〈フリッカーハンマー〉と〈騎獣用甲冑〉を購入したよ。一緒に頑張ろ!
ソレルの成長は堅実ながら、その実力を着実に高めていた。騎獣であるハンサの装備が整うということは前衛が厚くなるということである。前衛が厚くなればプリーストであるソレルやシエルの手番が浮き、その分手数が増えるということだ。戦闘担当のSGMとしてはこれが馬鹿にならず、たまにびっくりするくらいの強靭さに圧倒されるのだ。
リズ : シューターが4から6にあがりました。初期のころは7で射手の体術取って前衛に行こうかなと思っていましたが、今の戦闘状況を見ると前に出るとデメリットのほうが多そうなんで、後ろのままでいようかと思ってます。まとまりすぎずに範囲魔法を避けつつ、後方でショットガン撃ちます(朗らか)。
リズは厚くなった前衛陣を見てか、後衛で範囲魔法を撃ち続ける算段のようだ。このプリプレイでも何度か言及しているが、これが強いんだわ。
シエル : プリースト5→6とセージ4→5に上がりました。《鋭い目》を取得したので剥ぎ取り係になりました。将来的にトレジャーハント(スカウト5)まで取る余裕あるかなー。
読者諸兄はお忘れかも知れないが、何者かに擦り付けられた借金を返すという目的がシエルにはある。SGMはこの文章を打つまで忘れてました。……ともあれ、これでパーティ内の財政も余裕が出てくることだろう。
アル : ファイターが5から6になりました。これで冒険者レベル6になったので種族特徴が強化! もうこれで戦闘前にGMに「あ……変貌してたことにしていいですか……?」とは言わなくていいようになりました! 後は〈ひらめき眼鏡〉を買いました。この卓、探索判定とか大事そうですし、多分偉いでしょう。以上です!
アルは種族特徴が強化されることで、獣変貌を補助動作及び戦闘準備で使えるように。リプレイではそういった諸々は割愛する場面が多いが、これで突発的な襲撃にも対応できるようになった。
GM : それでは、第6話を始めていきましょう。よろしくお願いします!
全員 : よろしくお願いします!
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■トレーラー
惨劇から一夜明けた、その日。
連なる墓石に太陽神の恵みは等しく降り注がれ、
その魂に調和神の愛は等しく導きを与えられた。
壁の先の庵にてうごめく、許されざる不死者の影。
少女の嘆きに、今戦いの火蓋は落とされる。
白き衣を翻し、人形は厳かに宣言する。
「――さあ、葬送戦を始めましょう」
第6話「約束の日/再び」
試練、神より与えられ給う。
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