第23話 瀬戸美月 ガールズトークする

今日は、健司さんの自宅で鍋パーティ。

親友のミキちゃんと、その彼氏さんである海斗くんとですき焼きを食べたところ。

健司さんと海斗くんはキッチンで洗い物を始めた。

「それで、そっちの扉の向こうが美月と早乙女さんの愛の巣なのか?」

「ミキちゃん、ちょっとHな言い方しないでよ」

「でも、寝室なんだろ?」

「そうだけど・・」

「入っちゃおうかなぁあ・・」

「おねがい。やめて・・・」

と、密かにワインを出してミキちゃんのグラスに注ぐ。

「あ・・これうまいなぁ。で、美月はここに週どれくらい来てるんだ?」

「あ・・言ってなかったっけ・・・?えへへ・・」

「え?なになに?」

「今は毎日います・・・」

「なにい?同棲?」

「うーん・・同居?」

「いっしょだろ。親は許可してんのかよ?」

「お母さんに言ってこいって言われたよ?」

「まじか・・凄い親だな」

「あはは・・・そうかも」

「で・・ついにHしたのかよ?」

「・・・そ・・それはノーコメントで。でも、ミキちゃんも海斗くんとHはしてないんでしょ?」

「え?・・してるけど・・」

「は?・・・それって犯罪では・・・?」

ミキちゃんはメを反らして・・・

「18歳だから・・・たぶんセーフ?」




ちなみに、同意がなかったらアウトです。

それでもって最初のときは・・ゲフンゲフン。


「本当に大丈夫なの?」

「た・・・たぶん」

「それにしても、ミキちゃん。今回は長いよね」

大抵は、1ヶ月持たずに別れるミキちゃん。

今回はすでに2ヶ月。

しかも、いままで付き合ってきた男性とかなりタイプが違う。

「海斗くん、ほんとに優しくて素敵なんだよ〜」

「へえ、どんなところが好きになったの?」

「かわいいし、優しいし、それに。。。」

「それに?」

「絶対に人の悪口言わないんだよ・・すごいよね」

「あーそれわかる。健司さんも悪口言わないんだよ」

「うんうん、いいよね〜」


二人とも気づいていない。

男性の好みが似てきていることに。

幸い、健司と海斗。二人いたから良かったものの・・・


「ところで、ミキちゃん聞いていい?」

「なに?あらたまって」

「ミキちゃんと海斗くんって、どこで知り合ったの?」


美月は、もう何度かミキちゃんに同じ質問をしている。

そして、今回も返事は同じく・・・


「内緒の秘密!」

そう言って、ミキちゃんはニシシと笑った。


◇◇◇◇◇◇◇◇


念のために追記しておきますが


この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

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