予言ノート

作者 成田梓乃

不幸って、何だろう?

  • ★★★ Excellent!!!

 小学生の主人公は、以前は親しかった幼馴染から苛めを受けていた。そんな幼馴染を避けるために、主人公は公園に向かう。そしてそこで「しのみや」と名乗る少女に出会う。少女は主人公の不幸話を喜んで聞いてくれた。
 中学校に上がると、苛めは苛烈さを増し、どんどん危険なモノへとエスカレートしていた。そんな中、「しのみや」から主人公は一冊のノートを貰う。
 このノートに書いたことは、現実になる。
 ただし、怒るのは不幸な出来事のみ。
 そして、一度書いたら、その不幸の願いは消せない。
 主人公はそのノートに幼馴染について書き込むのだが――。

 苛められっ子から、傍観者へ。そして、許し。
 しかし変え難い現実。
 人間にとって不幸とは?
 そんなことを考えさせられる一作でした。

 是非、ご一読ください。

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