第100話 イルミナの過去

 魔神人イルミナは孤児の生まれだ。


 だが彼女には敬愛するお兄様がいた。


 兄は養子に向かい入れたイルミナを自分の妹として受け入れた。


 毎日家でプリンを作ってあげると嬉しそうにしていた。


「兄さま兄さまは王宮の近衛騎士になるの?」


「そうだよ僕は将来近衛騎士になるんだ、だから応援して欲しいな」


「うん、頑張ってねお兄様」


 その後お兄様は近衛騎士になった。自分も王宮の戦士になるつもりだ。


 毎日魔法の腕を磨いた。炎魔法を上手く使うことが多かった。


 この世界にも魔物はいるので魔物を狩ることをしていた。


 兄さまが働いてる中両親はお母さまだけ一緒だった。


「イルミナ危ないことはしちゃだめよ」


「大丈夫です。魔物を狩ってるだけです」


 魔物を買い取り屋に持っていくと高く買い取ってくれるからなかなかに大変だ。


 灼熱の蝙蝠は強いですね。


 イルミナは毎日腕を磨いた。


 そして16歳の春に王宮の魔神人の魔法戦士隊に配属されることになった。


「イルミナの頑張りに期待するぞ」


 私の上司のミストさんだ。どのような人だろう?


 イルミナは初めてのことなど色々と教えてもらった。


「食事が基本だぞ……だからワイルドバイソンのステーキとクリームスープとご飯を食べろ」


 魔法戦士隊のご飯は普通に美味しかったので飽きることはないだろう。


 だが訓練はなかなかに過酷だった。隣国の襲来も恐れていたがなかなかに緊張状態は続いた。


 だが和平を結ぼうとしている動きはあった。


 イルミナの友人は薬屋を経営していた。


 いつも魔物を訓練で退治するときに魔法戦士隊に届けてくる薬師のローナちゃんだ。

 ローナは猫のような耳に近い魔神人だ。


 ローナは魔法薬師で魔法で薬を作る人だ。


 ローナはいつも美しい。イルミナは今までモテたことがない。


 まあそれは性格がきついというのがあるが……かなり高飛車な性格で背が低いのだ。


 ローナは自分より背が高く美しい緑色と青色と黄色の髪だ。


 自分は通常時は銀髪で怒ると髪が真っ赤になる。


 イルミナは魔法戦士の腕を磨いた。


 だが王宮の方針が変わったのか。侵略をすることが増えた。


 血で血を洗う戦争のを時代になった。


 そして世界は統一されて別の世界に行くことになった。


 イルミナのお兄さんは放浪の旅に出てしまったようだ。


 たまに手紙をくれるが元気のようだ。


「お兄様……仕送り感謝してます。さあ私も頑張らないと」


 イルミナは今から別世界に出発するようだ。


 別世界に魔悪人が逃げ出したと聞いて我ら魔神人が捕まえに行くというのだ。


 本来もともと同じ人類なのに種族が違うだけで魔悪人魔神人か……


 相手からしたらこちらが悪のようだが……物は言いようだな。


 イルミナは疑問を抱えながら地球と呼ばれる世界に王宮直営隊として急行した。


 悪を正すために。イルミナは戦う。そしてイルミナはある人物に出会い人生が急変するようだ。


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