第52話 とある日のこと

 とある日、朝はいつも通りトーストとか目玉焼きを食べた。

 午前中はだらだらと過ごしていた。

 午後はリスティとアグニスと蒼威ちゃんと俺でス○ブラをした。

 マイカもやってみたいと言うのでやらしてみたらなかなか筋が良いようだ。


 スランもスランもとスランが駄々をこねるのでやらしてみるとスライム触手を器用に使いコントローラーを操作していた。

 なかなかやるなスランも。


 そしてアグニスはと言うと食っちゃ寝していた。

 ポテチを食べて、ネトゲをして。

 漫画を読み、ポテチを食べてなど。


 リスティの悪い影響を受けまくっている。

 リスティはその分たまに俺の自宅ダンジョンに潜って素材を取りまくり、それを売りに行っているが、まあいいだろう。

 

 閑話休題。


 晩はご飯を食べたら、夜の特訓だ。

 堕落王の空間の模擬戦闘場で模擬戦闘をしている。


 スランと模擬戦闘しているが普通になかなかスランは手厳しい。

 容赦なく酸弾を放ってくる。

 この模擬戦闘空間では全ての肉体的ダメージを精神的ダメージに変換してしまうので安心して攻撃できるからと言ってもスラン君ちょっと手加減と言うことをね覚えようよ。


 こっちは雷炎神帝とかのスキルを封印して挑んでいるのにそりゃないよスラン君。

 殴りと魔法だけで戦うのはなかなか苦じゃないかな。

 でもまあまあ慣れてきている。

 いざという時のためにスキル封印される相手とかいるかもしれないし、そういう場合を想定してやっているのだ。


 スランを捕えた。

 殴る。

 一撃で吹き飛ぶが、駄目だ打撃は基本スライムには無効だ。

 だが魔力とか気を拳に纏わせると結構追加攻撃になる。

 効かないと言っても限界がある。

 でも大幅にダメージを軽減する。

 だからうちのスランは強いのだ。

 マイカもやるな水魔法が一番得意なのか、ウォーターハリケーン連打してくる。

 躱すのも一苦労だ。


 でもこのくらい訳ない。

 少し休憩する。



 今度はアオマサと俺がやりあう。

 流星脚とか流星雨とか打ちまくってくる。

 魔法の威力が桁違いだ。

 蒼威ちゃんも容赦ない。

 なんだが黒いオーラみたいなの後ろに見える蒼威ちゃんの。

 ゴゴゴゴとかいう擬音が見えそうな勢いでバットを振り回して俺に容赦ない一撃を喰らわしてくる。

 

「この浮気者ーーーーーー!!!」


「なんのことだーーーーーー!!」


「この前マリンちゃんと一緒に遊園地行ったでしょうーーー!!」


「マリンは俺の契約武器だぞーーー!?」


 蒼威ちゃんはやはり狂戦士のようだ。

 いや狂魔戦士に格上げか。

 魔法の扱い上手くなっているし。


 クロンとも戦う。

 クロンには試に魔法剣を教えてみた。

 正確には魔法短剣だが。

 炎の魔法を短剣に纏わせる。

 それを保つように教える。

 クロンは案外早く習得できた。

 1時間ほどで出来たので才能はやはりある。

 あとは炎を回転させたり、炎のオーラを拡大させるなど応用させる。

 そしてフレイムソードを習得させて、ウォーターソードを習得させて、今日はお開きとした。


 もう夜の11時だ。

 みんなくたくただろうと思ったがそうでもないらしい。

 レベルが上がると体力もかなりつくようだ。

 確かに俺は全然疲れてないし体力は万全だ。


 でももう寝ようと思う。


 就寝。


 次の日。


 朝ごはんはハムエッグトーストサンドにスープを作りサラダも作り食べた。

 フルーツも忘れないよ。

 

 暇なので書きなぐっている小説を書きまくり。

 小説投稿サイトに投稿して様子は後で見る。


 

 今日は日本橋ダンジョンに行こうと思う。

 クロンの特訓もかねて、104階層からの挑戦だからまあまあ難しい。

 リスティとかアグニスも誘うか。

 そして10時半ぐらいに日本橋ダンジョンに来ていた。

 俺と蒼威ちゃんとリスティとアグニスとクロンとトラネとスランとマイカとアオマサと一緒に日本橋ダンジョンにやって来た。

 104階層を攻略して、105階層に来た。

 105階層の出現モンスターはディノサイドオークが三体。

 突如として斧の気功斬撃が飛んでくる。

 クロンは華麗に躱す。

 トラネも翻るように躱す。

 リスティは拳で弾き返した。

 アグニスは剣で同じことをした。

 蒼威ちゃんは水覇壁を作りだし防いだ。

 従魔たちは普通に躱している。

 俺は体を雷化させて防いだ。

 ディノサイドオークが雄叫びをあげる。

 そのまま猛進させて突撃してくる。

 

 クロンがさっそく魔法剣を使い、対抗している。

 トラネが気を体全体に籠めて飛びあがり、ソロバンハンマーをディノサイドオークに叩きつける。

 ディノサイドオークは受け止めていたが明確に傷を負っている。

 眼は血走り腕に気迫と力を籠めている。

 ディノサイドオークはオーク種の最上位種の一つだ。

 かなりの腕力だけではなく、気の扱いにも長けている。

 ディノサイドオークはスキル『叛逆乃暴走』を使用した。

 圧倒的不利な状態で揮う最後の暴走だ。

 ディノサイドオークは斧を豪腕で揮う。

 トラネが後ろに下がる。

 そして虎勇燐撃を喰らわす。

 手の拳に気をふんだんに塗して武器もろとも破壊する剛の武技だ。

 ディノサイドオークの斧を破壊した。

 ディノサイドオークは狂喜した。

 これほどの獲物がいるとはと。

 だがディノサイドオークはここで狂喜した瞬間こと消える存在だ。

 リスティの拳による一撃がディノサイドオークを捕えた。

 首の骨が完全に折れる音がして飛んでいくディノサイドオーク。

 そのまま消滅した。

 俺も炎龍波でディノサイドオークを焼き殺した。

 骨も残らない。

 スランやマイカやアオマサは見てるだけだ本日は。

 そしてお待ちかねのドロップ品は。

 ディノサイドオークの角だ。

 かなりの高品質の角だ。

 武器に加工したらかなりの威力の品になるだろう。


 それから105階層であらかたモンスターを狩った。

 



 スキルスクロールが出た。

 スキル『叛逆』と『豪腕』のスキルが出た。

 誰が使うかで少し相談した。

 叛逆のスキルは相手が強いほどの腕力が上がるスキルだ。

 強敵相手に使えるのでうちで一番弱いクロンに覚えさすことにした。

 豪腕は初期レベルで腕力が3倍になるスキルだ。

 地味にステータス倍増系のスキルは貴重だ。

 ここはトラネに渡すことにした。

 かなりのレベルアップにつながるだろう。

 そして106階層に歩を進めた時に今日の探索を終了した。

 いったん家に帰り、休む。

 さて今はお昼の12時半ぐらい。

 

 お腹も減ったので俺の行きつけの店にみんなで行くことにした。

 日本橋のひと目の少ないところに転移して、店を目指す。

 そうそこは中野屋という牛丼チェーン店の一つ。

 最近はダンジョンから取れるダンジョン牛やなんとミノタウロスの肉を使用したプレミアム牛丼を売り出している。

 

 みんな牛丼を腹いっぱい食べた。

 リスティとアグニスは特盛を5杯は食べたな。

 俺ですら特盛を2杯食べた。

 自分でも信じられない食欲だ。

 これで前より体重が落ちて今は65キロぐらいしかないから驚きだ。

 ダンジョンに潜る前は80キロも体重があったからかなりの減量になっている。

 だがそこから特盛をさらに3杯食べて体重が67キロに増加した。


 そして牛丼屋を出てひと目の少ないところに行って転移しようかなと思った矢先。

 後方から盛大な爆発音が響き渡った。


 何が起きたのかと現場に急行した。


 そこでは探索者の男らしき奴が爆発の気弾を放っていた。


「ひひひひっひっひっ……俺がこの世界の王になるんだ!! お前らはそのために邪魔なんだ!! だから死ね!!」


 日本橋の電気街で巻き起こる騒動。

 拓朗たちはどう立ち向かうのか。

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