代筆
啄木鳥の嘴を取り入れて、君の目に移り変わる
照射期の看板を打ち寄せる 涙に滲ませる素描
あくる朝の残照に釘を囃し立て 影に寄せる者
手錠をあやかる詐病にコヨルだけの指先に点す
唐草の迷宮を昇り詰める あれは幾時分の夜羽
稀有な雑草に思いを奔らせ 微笑を抱いている
狐詣り これは 道に刻まれた 流るる時の種
毛躓いた生爪の跡 朱い金環蝕とちりめんの帯
雑然とナラハル 息巻いた余剰 香と交と潜す
檻のない 投獄。ぷかぷかと浮いた分 掬われない
両腕で抱きしめられている、良心と手紙、
岸辺には未だつかない封蝋の陰は
煙草を押し付けて、黙する。
曇り空を愛したい、
何処までも、
車輪が歪な哥を散らしていく 宣告火花みたいだ。
何が目的なのか
そのかがやきが糸に生りかけた白湯を拵えては
供えている
大作に至らない、平和を腐らせ、ただみている。
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