うわっつらのおしろい



煌々に捩じ込まれた窮屈な幌穴に落窪んだ今年もまた、その光抜けた先

   安寧の地上には細やかなバージンスノーが幾重にも散っていくだけ

  旋回を施したゼンマイは一定の測量を差し伸べて、はつけたほうが

      はしゃぎまわるのは、飽きもせずに味を占めた 舌の肥えた

        セントバーナード だけでは無いのでしょうが、


 LOSTchicken 色絵は肉付き之佳い塩梅を咲かせている。そのもとで、

 

 雲泥の差が役漬けの輝きを増すばかりの、它縄も、

  ひとときの季節の彩りを数えては札束をほおる、

   銃身を眺め首を締め上げる、禁則に身震い、嘔吐写仏の心得に

  

   北枕に足先を揃えてみても、太刀が悪いと吐き捨てる。


  雪解けの陽に指されて、時代と往くしかない

 残痕の行く末に、過去の過ちなんてやはり、

綺麗なものにもなれない流行らない軍艦マーチそのものだけれど、

 

     又は立体工作ショーウインドーに

    手回し式携帯ショッピングでまばたき、

   クリック詐欺するだけで死神が呼び込める

    100均の易い包丁を彷徨い探しています。

 

   なんて安酒の瓶詰めに浸って今もおしろいをはたく。

  明いPOSTに願いを垂らす そのひぐらしの甘味料ズルチン

 モノクロナール抗体を擬態する

     この土留色の封緘には

    毛に生えた心臓を籠めて

                置き去りにされた、


       だから 何も怖いことは無いのだと

月呼つきよたけの中心に添って痩せた贄を侍らせた、

 

          きみらのことでは、

         未だ真っ赤な躰を抱いて、

 

    大きな口を開き、何もかも飲み込んできたのですから。

 それだけで波間に堕ちる、残穢の貝が狂おしく巻き込まれた時代に

  私たちは息を吸っては吐き出している、当然の灯火は暗んでいく。

 

 

 

 

 

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