闇夜に埋めく
壊れたオルガンのペダルを漕いで、過去には戻れない指先で はしたなく喘ぐ。
漏れ出た糞尿程度の 肥やしに寝転ぶ どうでもいい今に また故障した遺書を
目下 汚泥の底からなる腹の虫にも均しい ドブネズミのダイアローグ。
生きるために反吐を舐め 辺りは澱み 擦り付け合ったり、方程式にも感じ無い、
極限の見世物小屋で、私たちは座礁した上辺を飾りながら、生き血を啜り合う 舌足らずの共存関係
でも、
しらないままでわがままでいたい。
増え続ける虚ろ欲望に滴る祈りにも似た選択肢を惑わされ、飲み屈された紅顔の滞った運命は
虫下しに、没落したモルヒネの陰陽率はどれだけのheavenを狂わせるのか。
背の羽も光の冠も呼応しない、秒針の天使は、何か誘うように 乞うように、遮光の深淵を覆い尽くしていく。
言い淀んださよならを、精彩を欠いた言葉にしたら、
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