発露

   小さなオバケは初雪とともに 無彩色の服従をしるし

  色眼鏡も気疲れの注文品を 天界から、らくを賜りました


      アカシックレコード よるとみとるべき

        (指針を服毒する安泰を今)


はなむけを、穢れた今は地下水を求め、

オアシスに含ませていくと

その運よく転じた頂きに、怒派手な花紙の、

綯えた萌え滓でも善く

何気ない詞仕草にキセル、

この日限りは香り立つモノ、その雑じり

    (、つくろっ ていって しまって いった)

懐いたオチバが、はしゃぎまわってねころんで、

そうして着岸する

皿に点いたおまけに目を細め、

小さきものの果てに寄せ合う為には

細波が停滞を模様して、

かつてない展翅を突いたのだと予を偲んだ


          聖者と屍者を侘しがる、

  許の苦には環が裳に被さり、故の圀は我が喪に負ぶさる

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