第97話「様々な出会いと少し過去のお話」


 あれからは大忙しだった。まず犯人たちを拘束していると応援の警備員が梨香さんの指示で駆け付け彼らに引き渡し解決だと思ったが、そこで待ったをかけたのが学校側だった。

 どうやら何か問題が発生したようで梨香さん綾華さん、さらにはターバンを巻いてた男性の一人が話し合いのため校長室に入り俺達は楽屋待機になった。


「最後の最後でこれとは情けない……済まないルリ、南美ちゃん、俺がもっと完璧に奴らに対処していれば後腐れなく終わったのに」


「何言ってるのカイ君は悪くないよ」


「そ~ですよ、むしろクズを潰してくれてスッキリです」


 二人は、そう言ってくれたが俺なら幾らでも手は有った。それこそ因果律操作魔法であいつらを事前に排除することだって可能だったのに俺は選択肢から外していた。


「快利、あんた、今アレのことを考えてたでしょ!?」


「アレって何のことユリ姉さん?」


「とぼけないで、今の顔は『全部俺の思うままに因果律操作魔法』って顔してるんだけど、あれは使うのダメよ」


「そうだよカイ、あれはダメ、失敗したらカイが!!」


 日に三回の制限付きで四回目の行使は世界の消滅を意味する俺の究極の魔法の一つ因果律操作魔法だ。これならあらゆる運命を変えることが出来る。他にも幾つか手段は有るが、今の世界を救うという意味で被害を出さず運命を変えられるのはこの方法しか無い。


「でも俺は皆を、居場所を守るためなら多少のリスクは仕方ない皆のためだ!!」


「う~ん、それはどうかな秋山くん?」


 俺の言葉に反応したのは予想外の人間で、先ほど綾華さんのライブを全力で応援していたブロンド美女だった。実は俺達が楽屋に戻ったら他の男女三名、髪の色が青とオレンジのメッシュの男性と赤茶色の髪色の女性、そして目の前の美女が他のメンバーと待っていた。


「あなたはAYAさんの関係者の……えっと」


「はいどうも、ちゃんと挨拶は初めましてだね春日井かすがい狭霧さぎりです、改めてよろしく~」


「は、はぁ……」


 マイペースな人のようで社交的な性格らしく握手を求められた。俺も素直に応じて目を合わすと改めて凄い美人だと実感させられた。


「快利、美人に見惚れるのは分かるが彼女は人妻だぞ、ジロジロと不躾だ」


「そうですよ快利兄さん、こちら梨香さんと一緒に話し合いに参加されてる春日井さんのご夫人です」


 二人にからかうなと言いながらも俺も目を奪われるほど美しく黙っていれば怜悧な美貌とも言うべきだろうか。しかし実際はコロコロ変わる表情から可愛らしさも見て取れた。


「そう、新婚ほやほや二か月目!! 私の誕生日にプロポーズされてそのまま入籍したから後は式だけ!! 綾ちゃん込みで皆も全員招待するからね!!」


「は? えぇ……あ、その、ありがとうございます?」


 今日初めて会った俺達まで結婚式に招待された件について……しかし新婚さんか、何か凄いパワフルな人だな。


「少し落ち着きな狭霧ちゃん、すまない君たち、あと今日は警備ご苦労様、初めまして僕は甲斐零音れおん、今回はご招待に預かり来ました綾華さんの友人の一人さ」


「はい、ど~も初めまして」(この人よく見たらクソイケメンじゃねえか)


 甲斐と名乗ったイケメンの髪色の突飛とっぴさは、うちの那結果の四色頭には勝てないが、それでも校内では目立つからターバンの理由も納得した。


「それにしても羨ましいね秋山くん、こんなに見目麗しい美女達を侍らせて懐かしくなってしまうよ、僕も昔は――――痛いっ、真莉愛、止めて冗談だから!?」


「あんたの場合は冗談で済まずに私も酷い目に遭ったんだから自重しなさい!!」


 この二人も恋人同士なのか……俺もカノジョ作れるのかな。いや、告白されて待ってもらってる状態だから贅沢な悩みなんだろうけどさ。


「あ、あの……それで、何か?」


「私からアドバイスだよ秋山くん、若い内は色々周りが見えないだろうけど自分勝手な行動は周りを巻き込んで余計酷いことになっちゃうんだよ~?」


「いや、じゅうぶん春日井さんも若いですよね? それにその程度のこと自分は経験談として理解してますから」


 生意気と取られるかも知れないが俺は異世界で七年間も戦い抜き権謀術数をかいくぐって生きたんだ。悪いが普通の世界の人間に言われるのは違うと思う。


「そっか……なら、もう少し女の子の気持ちが分かるようになる方が大事かな?」


「いや……確かに女性の心理とか苦手、ですが……」


「周りの女の子の表情一つで察してあげなきゃダメよ? その点、私の、わ・た・しの旦那様は凄いんだよ!! シンは私の好きな物とかいつも……」


 そして春日井夫人の旦那様自慢が始まった。思わず甲斐さんを見るが首を横に振り隣の真莉愛さんも困り顔で呆れていた。その後、彼女の話は夫の信矢さんが戻ってくるまで続いた。





「と、いう訳で分かったかな秋山くん?」


「は、はい……周りの皆を今以上に大事にして、もっと話し合うようにして独りよがりな行動は慎みます狭霧さん」


 俺はあれから座布団に正座して春日井夫人、いや狭霧さんの話を三十分は聞かされた。半分以上は惚気だったが気になる話も多々出て来て聞き入ってしまった。


「よろしい!! ふふん、私もやれば出来るんだよシン!!」


「あぁ……狭霧が成長しているのか口うるさくなったのか、その原因が僕なのか分からない事が多過ぎる、それはそうと済まなかったね秋山くん」


 いきなりキスをして抱き着いたまま離れない狭霧さんの頭を撫でながら困った様子なのは狭霧さんの旦那さんの信矢さん。実は二人はまだ大学生で二ヵ月前に学生結婚したばかりだそうで二人して若いと思った。


「い、いえ……色々と勉強になりました」


「そうか……おっと、それで話し合いなんだけど色々と複雑でね君達は先に帰ってもらって……あれ? レオさん、アニキ……勇輝さんはどこに?」


「ああ、リーダーならトイレから帰って来ないよ、迷ってるのかな?」


 それを甲斐さんが言った時だった。ドアが乱暴に開かれてボコボコにされた二人の男が室内に放り込まれた。


「おう、コイツらが今回の事件の仲介役らしいぜ、シン」


「アニキ一人で探ってたんすか、で? 誰ですかコイツら?」


「この学校の教師と用務員だ、あの襲撃犯の持ってた凶器はこいつらが調達したらしい、他にも見取り図やら楽屋の場所もこいつらの手引きだそうだ」


「なるほど、これはいいカードが手に入りました、さすがアニキ」


 信矢さんの話によると現在、学校側と「F/R」側はどちらの責任かで揉めている最中らしい。こちら側としては責任は半々で決着を付けたいが学校側は全面的な責任を押し付ける気で非は学校側に存在しないという態度らしい。


「この学校らしい判断ね、やり方が体面ばかりで反吐が出る、こんな学校」


「綾ちゃん、言葉が少しキツいよ~、アイドルは常に笑顔で可愛く美しく、ね?」


 割といつも通りの綾華さんにしか見えなかったが狭霧さんには違って見えるらしい。もしかして昔は違ったのだろうか。


「で、でも狭霧お姉ちゃん……」


「梨香さんからの教えでしょ? よく私たち言われたよね?」


 狭霧さんが言うと借りて来た猫みたいになる綾華さん。本当の姉妹というか母親みたいな感じだ。


「そう、でした……プロなんだ、もう私は」


「私は一緒に居てあげられなくなったけど今は仲間が二人もいるんだから、ね? さっきのライブは三人とも凄かった、感動したよ~」


 二人が話してる間に信矢さん達は新たに捕まえた二人を有効利用して現状を有利な方に運ぼうと画策しているようで、方針が決まったのか顔を上げた。


「よし、これで行こう、梨香さんならアドリブで合わせてくれるだろうし、後は快利くん予定が少し変わった悪いが、これから学校側と交渉に入るんだけど実際に捕まえた人間としてセリカさんと二人で来て簡単に話してもらえるかな?」


「はい、もちろんです、俺のミスを少しでも払拭できるのなら!!」


「助かるよ、でも君は少しマイナス思考過ぎるかな……そうさせるのかな?」


 含みの有る言い方に反応しそうになるが俺はポーカーフェイスでやり過ごす。こういうのは向こうの貴族の十八番おはこだったから俺も対応は身に付いている。文字通り覚えさせた生きるための知恵だ。


「何の事やら……まさか俺を試したいんですか?」


「うん、でも試し終わった、この程度のブラフで動揺はしないか……ちなみに僕は君のスポンサーより上のグループのトップから直接動かされてるエージェントだから隠し事は不要だよ、元勇者くん?」


 どこまでも食えない人だ。嫁さんが天真爛漫なら目の前の人は完璧超人か何かだろう。先ほどの言動を見ると頼りなくも見えるけど実際は全てを見透かして動かす軍師タイプの人間だ。


「親父の、上ですか?」


「ま、ある意味で今の秋山社長にも君のお爺さんにも僕の家はお世話になってるから心情的には君寄りなんだけどね……その辺は後で話すよ、じゃあ行こう」


 敵に回したら厄介この上ない人みたいだけど今回は味方だから心強い。俺は頷くとセリカと大男の秋津さんと一緒に話し合いの場に向かった。





 結論から言うと話し合いは一瞬で蹴りが付いた。しかも向こうが全面的に責任を取り、こちらに一切の責任は無しという結果に落ち着いた。今回の勝因は信矢さんの交渉能力の高さで、清濁併せ吞むような言動で両者の妥協点を見つけ気付けば相手の譲歩を最大限引き出させて勝利していた。

 王国時代でも宰相それに王や貴族など様々な交渉の場を経験したが、それに勝るとも劣らない鮮やかな手腕に圧倒され、さらに先ほど秋津さんが物理的に聞き出した証言と学校側の人間の手引きである事も後押しした。最後に例の小学生が最大の勝因となった。


「じゃあ君のご家族がここの卒業生で、だから招待状が手に入ったんだね?」


「は、はい……」


 先ほど暴れていた連中の見張りをしていた小学生は素直に全てを話していた。俺も見た所この少年は半強制的に手伝わされているのは分かったが、この一言で全てが決した。校長や教頭なども招待状の宛名を梨香さんにだけ見せ名前を伏せるようお願いしている所から相手は相当な大物だ。


「分かりました……では今回の件は全て事後処理はこちらで、ご負担はそちらで」


「ええ分かりました……その代わり、この二人と実行犯の処分は全てお願い致します、ただ招待状の件は何卒よしなに」


「はい、畏まりました……では失礼致します」


 梨香さんに続いて俺達が退出すると叫び声を上げて命乞いする教師と用務員を問答無用で気絶させると屈強な警備員たちは二人を引きずって行った。別室で拘束されている実行犯の七人は既に大型トラックの荷台に乗せられたのだが車のコンテナの社名を見て驚いた。


「え、『秋山総合警備保障』って……爺ちゃんの会社じゃ」


「その通り、先代は君のお爺様だよ……ちなみに、その会社に僕の父も勤めてる」


「ええっ!? じゃあ信矢さんがさっき言ってたのって……」


 さっき信矢さんは心情的には俺寄りと言ってたのは、そういう意味だったのかと納得した。親父のことや爺ちゃんのことも知ってそうな話しぶりだったから疑問では有った。


「ああ、それと実は君は僕の父にも既に会っているんだ……ミスターKって言えば分かるかな?」


「ああ、そう言えば文化祭の時に春日井さんて……苗字が……ええっ!? じゃあミスターKの息子さんすかっ!?」


 文化祭の時に色々動いてくれた黒服さん二人の内の一人が信矢さんのお父さんだったなんて、最初に紹介された時に二人は親父の部下と言っていたのは、そういう意味だったのか。


「まあ、ね……だから僕としては創業者で父の会社の上司だった人のお孫さんて認識なんだよ君は」


「なるほど……気になったんですけど、あいつらって警察に突き出すんじゃないんですよね?」


「ああ、内密に処分するから二度と表社会には出て来れないだろうね、それに裏から指示を出していた人間の正体も気になるから」


 そこで一区切り付いたと思った俺だが隣で先ほどまで一緒に証言していたセリカが疑問を口にした。


「ところで、こちらの子をどうしますの快利?」


「だよなぁ……どうします?」


 そこで最後尾の梨香さんに連れられてトボトボ歩いて来る小学生を見る。話を聞くとこの子供は小学五年生という話で驚かされた。明らかに平均より小さいからだ。たぶん130センチ無いんじゃないだろうか。本当に小五か怪しくもある。


「とにかく親御さんを呼び出して迎えに――――「ダメ、待って……ください」


「ん? お前、見た目チビでも小五なら分かんだろ? お前は誘拐の片棒を担ごうとした立派な犯罪者だ、ガキだから見逃されたんだぞ」


 俺が言うと隣のセリカと秋津さんも頷いていたが信矢さんは俺達に落ち着けと言わんばかりにゴホンと咳をすると子供に目線を合わせて聞いていた。いや信矢さん、そいつ小五ならそんなことしなくてもいいのではと思うのだが。


「まあまあ快利くん小五ってのはデリケートなんだよ……その時に起きた事件や事故が一生のトラウマになる人も居るんだよ……えっと君の名前は?」


出戸狩憮いどかりぶです……」


「かりぶって海賊かよ、最近流行りのキラキラネームってか?」


 俺も秋津さんと同じ事を思ったがあえて言わなかった。だけどキラキラネームとか付ける親の気が知れない。


「アニキ、さすがに酷いですよ? じゃあ出戸くん、君の両親を呼び出したいんだが連絡先は?」


「父親はいないです、お母さんは……」


 その後も聞き出すのが上手い信矢さんに任せて俺達は廊下を歩いていた。しかし話は遅々として進まず楽屋前まで来てしまった。


「なるほど、君のお母さんは今入院しているのか……」


「だから心配かけたくない」


 信矢さんの話では背後関係について上の組織に調査を頼んだそうで、その後の詳細などが分かったら親父経由で教えてくれるらしい。こうなると後は、この小学生の問題だけだ。





 出戸と名乗った少年を狭霧さんやモニカ達が見ている間に俺達は簡単な事件のあらましと結末を皆に話していた。その中で俺は一つ気になったことが有った。


「あの、その上の組織の名前とかは聞いていいんですか?」


「もちろん、君にはその権利と何より恩義がある……超共同複合企業体『千堂グループ』は君を全面的に支援し、かつて秋山英輔氏から受けた恩を返す、そう次期総裁が伝えて欲しいと言ってたよ」


「は、はあ……千堂グループってマジかよ」


 千堂グループは世界の全てに繋がっていると言われている複合企業体だ。そしてあまりにも大きくなった自らを超共同複合企業体と自称している世界唯一の企業グループだ。俺が詳しいのは昔、爺ちゃんが話してくれたのも有るが単純に今の日本で、この企業名を聞かない日が無いからだ。


「これは、凄い所が出て来たね快利」


「てか慧花は知ってんのかよ……」


 異世界出身の慧花ですら知っているのも納得で食料品や衣料品を始めとした流通を一手に抑え、ここ数年は独禁法も真っ青な経営をしているが諸外国すら文句を言えない聖域扱いの企業だ。

 さらに数十年前から躍進するきっかけになった最先端の科学技術と医療技術などを有する研究部門は何万という特許を所有し、それだけで世界を裏から牛耳れると言われている。他にも噂は枚挙が無く世界のお茶の間を賑わせている企業体なのだ。


「まあね、バイト先でも聞かない日は無いよ」


「そういえば私の両親も千堂グループがうちの事務所の出資の半分持ってるって……言ってた」


「あ、私もパパにも聞いたこと有る」


 慧花どころかルリや南美ちゃんまで知っていた。凄い身近だったんだな世界最大のグループ企業。それにしても親父も爺ちゃんも一体そんな企業に恩を売るとか何をしたんだよ。


「それについても話したいけど、まずは彼のことだね狭霧、何か分かった?」


「バッチリだよ、お母さんの電話番号とかもゲットしたけど病院に今の時間に電話はマズいかな」


 だけど住所くらいは抑えておく必要が有る。小学生とはいえ身柄を抑えられない以上は当然の措置だ。この後は信矢さん達は報告が有るらしく困ってそうなので俺とセリカとエリ姉さんで送り届ける事になった。

 ちなみに残りのメンバーはルリと南美ちゃんと梨香さんは事務所に戻らなくてはいけないため慧花たちがそれぞれ三人を送る事になった。


「じゃあ近い内にまた、快利くん」


「はい、信矢さん達も祖父のことで聞きたい事も有りますので今度また」


 そこで解散し俺達はこの学校から割と近いアパートまで小学生を送る事になった。道中、手持ち無沙汰になったから情報収集も兼ねて話をしたが話は弾まなかった。


「えと、そこを曲がったらすぐです」


「そうか、えっと……ここか」


 見るからに安アパートと言った感じで母子家庭なら納得の住まいだ。生活も決して楽では無いのだろう、これなら非行に走るのも分かる気がして来た。


「とにかく明日には、先ほどの人達が迎えに来るからキチンとお母さんに話すんだぞ、そういえば君のお母さんの名前は?」


「母さんは秋奈、出戸秋奈って言います、優しくていつも僕のことを考えてくれて、だけど最近は仕事忙しくて……」


 聞くんじゃなかった。いや聞いたのはエリ姉さんだけど、嫌な予感はしていたんだ。だって苗字が同じだって思ったんだ。それに今日は奴の若い頃の写真まで見せられて最後にこれかよ。


「え? 出戸秋奈って……それって快利」


 セリカは直接会っているからすぐに気付いたようだ。姉さんは昼間見た旧姓の方の印象が強いのだろうから困惑している。だけど、それより俺は理解した。


「お前が……俺の……」(弟なのか……)


 もちろん同姓同名の可能性もゼロじゃない。だけど俺はなぜか確信していた。目の前の子供は俺の半分だけ血の繋がった弟なのだと分かってしまっていた。

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