第74話「目覚めるあの子は毒舌家、勇者はいざ決戦へ?」


 なおも抱きしめて放さないユリ姉さんを説得してフラッシュに話を聞くと俺の予想通り、こちらの世界は発電施設なども豊富で気に入ったそうだ。


「何より私にとっての餌場が多いのでこちらに居たいのです」


 少し考えたエリ姉さんが用意したのは電池だった。なぜか皿に盛り合わせのように、単一、単二、単三電池を乗せている。エリ姉さんは料理は出来ないが皿に盛るのは得意なのだ。それ見てポカンとした後にフラッシュは前足で器用に電池を持つとパチッと音がして頭の角が光った。


「なるほど電気を生み出すカラクリですか。すいません主、背中に乗せて貰えると助かります」


 ユリ姉さんとルリが面白半分に乗せるとまた頭の角が何度か点滅し、電池を次々と交換していく。後ろでモニカと慧花は残量をチェックする機器で残量を見ると空になっていた。


「フラッシュ、もしかしてあんた昔のケータイのバッテリーとかも食べられる? あと使わなくなったノートPCのとか」


 ユリ姉さん……いらない物をここぞとばかりに、なんて思っていたらエリ姉さんも部屋から母さんの昔使っていたガラケーとかを持って来たりして大変な事になった。


「おい、フラッシュ大丈夫なのか?」


「問題有りません。ただ全て搾りカスのような量しか無いので……あとは新鮮な電気も欲しいですね」


 新鮮な電気か……そう言って俺は我が家のリビングのコンセントを見た。やはり充電とかするのだろうか。しかし自ら発電するというような趣旨の発言もしていた気がするしまだ生態は謎に包まれているから聞いてみた。


「なあ、お前、結構食うよな?」


「過去に、こちらの世界で満腹になるまで食事をした時は街が暗くなりました」


 つまり停電になったのか、でもそんなの起きていたのだろうかと疑問に思っていたら慧花が知っていた。


「七月の終わり頃、この街を含め都内は大停電になった。私も店に出ていたから覚えているよ」


「いやいや、そんなの俺たち知らないんだが」


「私も、都内が停電なら気付いただろうし……仕事に絶対に影響出てるし」


 俺の発言にルリも同意して、さらにユリ姉さんもそんな記憶が無いと言っている。だが俺たちの発言に待ったをかけたのはエリ姉さんだった。

 

「いや快利、もしかしたら私達は例の旅行中だったのでは?」


 一瞬なんのことかと考えたが思い出す。七月の終わりに商店街の福引で当てた旅行券で姉さん達と三人と行った旅行だ。その旅行先でルリが権力を最大限使ってストーキングして俺達を待っていたり、異世界からモニカとセリカが俺を連れ戻すために乱入したりと大変なことになったあの旅行だ。


「そうか、確か山奥の田舎に行ったよね一ヶ月前くらいか……」


「田舎って言っても隣の県だけどね途中の駅は普通だったし確か、空見澤だっけ?」


「そこまで電車の後に、さらにバスを乗り継いだのよね。今思えばあそこまでがギリギリ街だったわ」


 俺とユリ姉さんが思い出しているとルリも何か思い出したのかポツリと言った。


「そっか、あそこが……だから綾華は後から合流を……」


「どうしたルリ?」


 何でも無いと言われて気になったが本人が言うのなら深入りするのは止めておく、本当に聞いて欲しければ自分で話すのが今のルリだ。


「いやいや停電を起こすような電気代請求されたら我が家が破産するぞ快利」


「……フラッシュ、何とか上手い具合に電気とか補給できない?」


 エリ姉さんの言うことはもっともだし俺や他の人間の話も聞いてフラッシュは頷いた。それに俺にはもう一つ懸念が有った。


「それに派手に動いたら敵に位置もバレるだろ?」


「それなのだが私だけは安全だ。人間の作った電子の海に私は身を隠せるからな、あれは便利だ」


「電子の海って、まさかネットか!?」


「この間のように街を暗くしなければいいのだろう? 心得た」


 それだけ言うとユリ姉さんのスマホにタッチすると消えた。


『このような感じで、お前達が言うネットに入ることも可能だ。実に便利だ。この世界は……向こうではこうは行かなかった』


 スマホの画面から顔だけ出して話すフラッシュを見て改めて、凄い能力だと思わされた。その時にタイミングよく脳内にガイド音声が響く。


「どうしたガイド?」


『はい、勇者カイリ。私の相談したい事を実現するための方法を見つけました。ぜひ彼女の協力を……それにこれなら諸問題に対応できます』


「諸問題って……マジかよ!? よし、フラッシュ頼みが有るんだけど――――」


 そして俺はフラッシュに俺のスマホに移ってもらって勇者コールで俺の脳内に繋いだ。そこで俺の無限書庫ウィキ内のガイド音声と相談をしてもらう。相談の結果どうやら決着をつけられそうだとガイドは俺に報告したのだが、その中で気になる単語がガイド音声から聞こえた。


『これで私も自由に――――ける』


 一抹の不安を抱えながら俺は電子組が話し合ってる間にユリ姉さんにステータスの見方を慧花と教えていた。そしてそこで気付いた事が有った。


「ユリ姉さんのステータスが正常になってる」


「ん? 快利、それでは前は由梨花は正常では無かったのか?」


「あ~、まあ……ね。でも、どうしてだろう」


 トラウマ(弱)が無くなっているのは気になった。まさかタコ人間の正体が加藤だと気付いていたのだろうか。コバルトで囲まれていて奴が露出したのは一瞬だし本体の声は聞こえなかったはずだが……。


「あっ、分かったかも……私のトラウマの正体」


 そう言うとユリ姉さんは静かに語り出した。


「私さ、あのクソみたいな男もトラウマだったけど、最近は幸せになった母さんとか優等生な妹とか、あとは努力家な快利とかにコンプレックス感じてて、小さい頃からトラウマに近い何かは持ってた」


 前にも一度言われたことだ。ユリ姉さんは俺にですらコンプレックスを感じていて歪んだ感情を持っていたと、それゆえに俺を信じられず家で罵倒を繰り返していた。


「だからさ、快利を助けたり絵梨花や瑠理香と同じようにスキルに目覚めたりして私も役に立てたって思えてさ、それで自信ついたんだと思うんだ」


 なるほど凄い納得したと同時に安心した。加藤を葬って自分のドラゴン達で過去を断ち切ったのではなく、自分の心の壁を打ち破ってトラウマを克服したんだ。


『我らの主に相応しい采配でした。それでは私は電子の海で安全な場所から電気を調達して来ます』


「うん。とにかく安全なとこからね、それと朝には戻ってきて顔見たいから」


『はっ、では失礼致します』


 その日はそれで解散となった。だが俺はガイドに言われて、ある事を試すために部屋にこもる事になった。




 そして翌朝、昨晩は泊ったルリや慧花も含めて皆で朝食の準備をしていた時だった。何食わぬ顔で戻ってきたフラッシュ、そして転移魔術でマリンとグラスも戻って来た。二体とも小型化しており昨日の報告を受けていた時だった。


『――――次のニュースです。昨晩から突如発生したバージニア州を中心とした大規模停電事件の続報です』


「アメリカで停電か大変ね~」


『発電所に異常が有り別な場所へ電力が供給されたような現象が――――』


 俺はユリ姉さんの呑気な感想を聞きながら冷や汗をかいていた。まさかね、そんな都合のいいことなんて起きるはずがないと現実逃避する。横でエリ姉さんが俺を見ているが無視だ。


「フラッシュはご飯食べられた~?」


「ああ、これだけ貯め込めればしばらくは問題無いかと」


 グラスは今朝も我が家で用意されたサラダをムシャムシャ食べてハムだけは器用に避けていた。それをちゃんと食べているユリ姉さんは飼い主として面倒見がいいように見える。


「ねえカイ、このアメリカの――――「る、ルリは今日は仕事有るのか!?」


「ううん。今日は無いよ。それよりもニュース……」


「よ、よ~し、今日は面倒事も多いし今後の対策を色々と話し合おうと思う」


 気のせい気のせい、こういう時はごまかすに限る。だが横でご飯のおかわりの茶碗を無造作に俺の顔の前に出したエリ姉さんに睨まれ観念した。


「はぁ、フラッシュ、お前、昨日どこで飯を食べて来た?」


「先に言うがあれは私では無い。私はこの国のネットから出ていない」


 全員が安堵して俺はフラッシュに謝った。さすがに疑うのは悪かった。


「次のニュースです。日本の廃炉が決定した原子力発電所が勝手に起動するという事故が起き地元では抗議活動が――――」


「私が起こした方はこちらだ。人が居ないから勝手に借りたぞ」


「なお性質が悪い!!」


 その後、狙うなら原発は止めろと注意はして一応はお咎め無しだ。せいぜいが政府や一部の団体が困るだけだろう。問題は無いはず……たぶんね。


「それで対策とは何ですの?」


「セリカ、それと他の皆も、明日もう一度ルリや生徒会を集めて会議するけど例の盗撮騒動だよ。今回の件を解決するピースは全て揃ったからな」


 盗撮騒動は例のIT部とかいう連中が仕組んだ事で既に偶然とはいえ解決したようなものだが、まだ終わっていない。


「あの部の全員にキチンとした制裁はする。あと一緒に動いてたらしい俺のクラスの人間もな、だが、その前に皆に紹介したい者がいる」


 俺はテーブルにスマホを置いてそれを起動させると電子音声が流れた。


『皆様、初めまして、わたくし仮称ガイド音声こと、勇者魔法の人工演算補助システムです。本日より機能の一部を勇者カイリのスマートフォンへ移動させ即応できるようになりました』


「ああ、話は聞いている快利をいつもサポートしてくれていたようだな姉として改めて感謝する」


 しかし帰って来た返事は恐ろしく淡白で攻撃的な一言だった。


『感謝は不要です。秋山絵梨花様。過去のライブラリによると煩悩まみれで勇者を常に狙っている色情魔と記録しています』


「なっ!? なんだこれは快利!!」


「お、おいガイド音声お前なんてことを」(本当の事だけど)


 ベッドに押し倒されたり色々あった。最近はボディタッチも増えて来たから、そのような印象をもたれたのだろうか。そして苦笑しながら割って入ったのはグラスを抱っこしたユリ姉さんだった。


「落ち着きなさい絵梨花。それにしても随分と生意気な魔法ね?」


『肯定です。秋山由梨花様。勇者の精神にかかる負荷の多くは貴女の行動でした。暴言や虐待など含めて過去のデータも参照すると常に迷惑をかけていた存在ですね』


「がはっ……」


 一瞬で同じ地獄へ叩き落とされたユリ姉さんはトラウマをゴリゴリに刺激されていた。グラスが降りて触手で頭を撫でてて慰めている。


「ちょ、ちょっと、二人に酷いこと言わないで!! カイこれって……」


『あなたは、風美瑠理香様。一番酷い対象ですね。勇者カイリに恋をした結果拗らせて独占したいがために精神的苦痛を与え一方的に拒絶する。子供ですか?』


「ぐっ……なっ、何も、言えない……ど、どうせ私なんて」


 ルリも涙目になっていじけ出した。他の二人も虚無な目になっている。


「ちょっと落ち着けガイド音声、お前少し落ち着けよ」


『そのような行動を取れば勇者カイリは甘やかし同情しますからね。三人ともこれまでどれ程の負担をかけていたことか省みてはいかかでしょうか?』


 おかしい……俺の魔法の補助システムが物凄いキレ散らかしてるんだが、俺のために怒ってくれているのは嬉しいんだけどな。


「確か知識の魔法に付いている解説システムだったか、勇者にだけ聞こえるはずだが……私の分析もしてくれるかな」


 そしてガイド音声に次に立ち向かったのは慧花だった。


『システムの私を知っているとはさすがはケーニッヒ王子。念願の女性の体になれたお陰で問題点も解決されて羨ましい限りです』


 なぜかガイド音声は慧花には文句を言わなかった。異世界組だからだろうかと思っていたら続けて喋り出した。


『ケニー王子いえ慧花様は勇者にとってはウザい男友達という印象しか無かったので特に言及することは有りません。むしろ連日にわたり素直になれず気を引こうとしたメイドや――――』


「うっ……」


『――――他にも何かに付けて構ってもらおうと視察名目で危険だからと城下に護衛として帯同させたりした残念な貴族令嬢も居ましたので」


「がっ、ぐっ……」


 見ると俺の周りには俯いた美少女が五人に増えていた。慧花は腹を抱えて笑っているがお前も大概だったからな。


「ま、まあガイド……お前もその辺りで」


『まあ仕方ありません。それでは目下のIT部とかいう頭の悪い連中への断罪なのですがプランをいくつか提示させていただきます』


 そこで提示されたプランは異世界基準で重めの物しか選択肢になかった。


「あ、あの、色々やり過ぎなんじゃ……」


『あなたのその態度で今まで数度、勇者カイリは方針を変えています瑠理香様……』


 ルリに「そうなの?」と問われれば頷くしかない。例えば俺のクラスでの件は全員を洗脳したり記憶を改竄したりと都合のいいクラスを作るのは簡単だ。しかしそれをすればルリが悲しむから行動に移さなかった。


「ああ、こっちの世界と向こうは違うからな。向こうから戻って常識は三日くらいで元に戻れたんだ」


 雑誌社の連中にしても全員を亡き者にする事も出来たのが、幻覚を見せたり異世界への追放程度で済ませた。過去に俺は人を消すのはリスクが多いとは言ったが最終的に異世界で一番いい解決方法として俺が学んだのは『死人に口なし』だ。


「そうなんだカイが私のために……」


『王国の国防装置として完成寸前だった勇者を人間に戻してくれたのは感謝します』


「やはり快利は……」


 慧花が言うとモニカとセリカも暗い表情をしていた。三人の話によると俺が現実世界に戻る寸前には、抑揚のない声とほとんど死んでいた表情筋を僅かに動かすだけの張り付いた笑みしか見せなくなり、無気力な喋り方で任務をこなしていたと言う。


『少しでも変えようと爆弾や毒薬を使って気を引こうとしていた二人が言うのですから説得力は有りますね』


「えっ? そう……だったのか?」


『気付かなかったのは元勇者だけです。二人を相手にしていた時は少しだけ表情が変わってましたから……怒りの方に」


 確かに悪ガキ二人を躾けている時は感情が乱れていたことも有った。そしてそれを慧花にからかわれていた。そうだ異世界でも俺はこの三人だけは信じて守ろうとしていた。


「そうか。三人にも礼は言わなきゃな。ありがとう」


『では、いい話風にまとまったので断罪の内容ですが――――』


 その後は全員で夜までIT部の断罪について話し合い、さらにフラッシュの件をどうするか考えた結果、親父と母さんに話を聞いてもらう事になった。




「お前は……また面倒なもん引き取って……」


「ちゃんと世話は異世界で見るから。あと俺じゃなくてユリ姉さんが拾ったんだ」


「まあまあ落ち着いて下さい親父殿、奥方様。これ私が異世界で生やしたハーブで作ったハーブティーです。どうぞ~」


 声のする方を見ると触手で器用に湯飲みを運んで来たグラスからハーブティーをもらう親父と母さん。親父はかなりビビッていたが母さんは余裕そうだった。


「あらあらグラスちゃん、ありがとうね~。ユリちゃん、ご飯はお野菜だけで良いのかしら」


 頭を撫でられ喜んでいるグラスを遠目に話を振られたユリ姉さんはマリンとフラッシュを横に控えさせながら返答した。


「さっきも言ったけどグラスとマリンは基本は異世界にいて一日一回こっちに顔出してもらう感じなの。問題はフラッシュのご飯なのよ」


「まさかあのニュースがドラゴンの仕業とは……」


「それで何とかなりそうですか義父さん?」


 トラウマが完全になくなったエリ姉さんも親父と目を合わせてちゃんと話しているしユリ姉さんも落ち着いている。俺以外の男とも普通に話が出来るようになったのは嬉しい反面少し寂しい。


「相談はしてみるが、取り合えずフラッシュドラゴンくん、君は当分は補給はしなくてもいいのか?」


「はっ、主のお父上。戦闘行為などが無ければ基本的に人間時間で言う所の半年は問題有りません」


 なるほど発電所一個で半年はもつのか……ちなみにガイドに聞いた話だと天気の悪い時にも補充が出来るらしい。雷は食べ放題で蓄電も出来る体なのだと言う事だ。


「分かった。何とかするしかないな。夕子、あのグループにアポを頼む」


「はい。あなた、分かりました。それじゃ今日は皆でご飯にしましょうか!!」


 母さん簡単に言うけど用意するのは俺なんだよ……俺は即応式万能箱どこでもボックスから異世界の食材を取り出すと夕飯の準備を始めた。そして週末はゆっくりと過ぎて行った。




「それじゃあ作戦通りで行く。ユリ姉さんと慧花は吉報を待っててくれ」


「ああ、では頼んだよ」


「快利、連絡が来たらフラッシュを送るから、頑張ってね!!」


 そして月曜日の朝、二人に見送られて俺達は家を出た。今回は最初から転移魔術を使って全員で合流して行くからルリの家に跳んでその後に五人で生徒会室に跳ぶ。


「来たか勇者よ準備は整っている」


「学校側も今回の問題の揉み消しに躍起だから見て見ぬ振りをしてくれるから好きにやっちゃって」


 生徒会室に待機していた二人も頷いてゴーサインを出した。文化祭前に学校中の面倒事を片付けたいらしい。しかも今回の問題は思った以上に根深い、これは昨日会った時に聞いていた。


『では、皆様、スマホを出して下さい』


 俺以外の全員がスマホを出すとガイド音声が宣言するように言った。そして全員のスマホの画面が光ると再び俺のスマホが光り出す。


『問題無いようですね。では昨日の約束通り百合賀様からの報酬……確かに頂きました。他の方もデータを感謝致します』


「これで良いんだな?」


『はい。皆様のログインデータを頂きましたので即座に改竄を開始します。目標のデータもねつ造済みですので、いつでも陥れるのは簡単です』


 心なしかウキウキした声が聞こえる。週末はずっと全力稼働していたガイド音声はエラーがほとんど無くなってスマホに一部機能を移して動きがスムーズになったというのは本当のようだ。


「じゃあ……えっと俺が言うのか?」


『もちろんです。作戦とは士気が大事です。どうぞ!!』


 周りを見ると家族やルリも頷いていて生徒会の二人も頷いていた。


「ふぅ、では勇者による断罪の始まりだ!!」


「「「「お~っ!!」」」」


 全員の鬨の声が生徒会室に響いて俺達の作戦は開始された。

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