第63話「世界の危機は頻繁にやってくるもの、ここテストに出るからね?」


「世界の危機って……そんなの……少し大げさなんじゃないの快利?」


「う~ん、割と大袈裟じゃないんだよ。ユリ姉さんなら分かるかもだけど、魔王やら邪神やらは世界征服したいだけだから指導者とか滅ぼして自分が成り代わるくらいなんだよ。でも竜は違う」


 そう言って少し考え込んだユリ姉さんに対して正面に座っているルリが純粋に疑問を投げかけて来た。


「それでも大事だと思うんだけど、違うのカイ?」


「ルリの言う通り世界の危機だけど、人類の危機じゃない。そいつらは人間を奴隷や家畜にする事は有っても滅ぼさない。でもこの七竜とプラスワンは別、メインターゲットが生命体。好物が人間って言う感じだから人類を滅ぼす可能性が有る」


「なるほど、正に人類を滅ぼす存在と言うわけか……」


 エリ姉さんが俺に抱き着いたまま真剣な顔で事態を理解したようだ。そろそろ離れて欲しいような、でも離れて欲しくないような不思議。


「そう言う事、そしてそんなの作って手に余ったから封印していたのが?」


「私の元の上司、魔王サー・モンローだ……」


 百合賀が白状すると隣の黒幕会長も驚きながら互いに手を握っていた。出たな露骨な百合アピールが、確かに美少女二人が……こう言うのも、何て思っていると正気に戻った百合賀が何かに気付いたように話し出す。


「しかし、あの場所、龍の間は邪神ですら忌避して何重にも封印していたはず。私が死んだ後どうやって?」


「ふむ、白状しようカイリ隠しても仕方ない。貴族戦争時代に戦力が欲しくて魔王城跡を探索していたら発見したんだ」


 邪神戦争以後、起きたのは貴族と王家の戦争で貴族の実に半数以上が裏切って戦力差は歴然としていた。それでも王家側は折れなかった。


 その理由が俺の存在だったのだけど、慧花、当時はケニーはそう考えず俺や旅の仲間を連れて少しでも戦争終結を早めるために探索を開始した。


「まさかそれで封印を!?」


「いんや、封印の扉の前までしか行かなかった。俺達は……」


 だけど甘かったのも俺達だった。王に報告した後にこの事実は一部の高位貴族、当時の四大貴族の内の一つと王家の人間のみ内々に秘匿された。


「その後に起きた『新生魔王騒乱』の後のドサクサに紛れて封印が破られて世界に竜が解放された。そして自らを龍皇と名乗っていた首謀者は封印解放と同時にブラッド・ドラゴンに噛み砕かれて死んだよ。なんか高笑い上げて何だっけ?」


「確か奴は『世界に呪いと混沌を~』みたいな事を言って果てたな」


 そして俺と慧花の前で七体の竜は放たれた。そいつらを討伐して戦い抜いたのが俺の異世界での最後の戦いだった。


「そんな相手に快利、対策は?」


「ユリ姉さん、そんな不安な顔しないで大丈夫。確かに国や政府の協力が無いけど俺には新スキルが有るし、あれなら簡単にドラゴンを捕縛出来るから……」


 問題は毎回、俺が『ブラコン』とか『お姉ちゃんセカンドラブ』とか俺の人生が終わる単語を毎回叫ばなければならないと言う点だ。


「ああ、私との絆のスキルだな!! しかし気になったのは、どうしてシスコンでは無くブラコンなんだ?」


「お願いだから、わざと新スキルって名前隠したんだから言わないでよエリ姉さん」


 どうもルリとエリ姉さんのスキルは似ている。発動条件がエリ姉さんは傍に居る。ルリは俺の後ろで歌うだ。結局は二人が俺の傍に居てくれれば発動が可能になる。


 つまり対象が俺じゃなくて彼女たちになっている……気がする。ルリならば騎士のための歌姫である自分、そしてエリ姉さんは……俺に対する心象、つまりはブラコンである自分と言う事になる。


「つまり敵は残り六体だね? そして倒したのが橙のフレイムだから残っている個体は赤のブラッド・黄のフラッシュ・緑のグラス・青のコバルト・藍のマリン・紫のポイズンの六体のドラゴン」


「慧花忘れてるぞ? 七体倒したら出て来た黒龍がいる。ちなみにコイツだけは俺が名付けたから正式名称じゃないんだ」


 ちなみに最後の黒龍は俺が三発くらいで倒していたけど、あれはフレイムを倒した時にも説明したけど国の全力サポート&辺り一面を焼け野原にしても良いから出来た対処法なのは再度言っておこう。


「とにかく七竜、いえ今は六竜をどうするかですわね……奴らをおびき寄せられる良い場所があれば……」


「人が居ないで周りに被害が出ても安全で、しかも全く迷惑が掛からない場所、そんな場所なんて」


 セリカの言う通りだ。今朝は偶然にもスキルが目覚めて偶然にも都合のよいスキルを覚えたから良かっただけだ。


「マイマスター……有りますよ。人間が一名とモンスターしか居ない世界が」


「そんな世界なんて……あっ……」


 そうだ、姉さん達の血縁上の親のクズの加藤喜好を不法投棄した世界だ。あそこなら加藤と生息中のモンスターにしか迷惑がかからない。ただ問題が一つ有る。


「姉さん連れて行かないとダメじゃね? 最悪会っちゃうし……」


 そんな調子で話していたらユリ姉さんは俺の腕に抱き着いて震えているし、エリ姉さんなんて俺をヘッドロックしてるし、ちなみにどっちも凄い柔らかくてわざと言ってません。テヘペロ!? すいません調子乗ってます。


「あの……さ。快利、私たち普通に居るから、あの男の話やめてよ……」


「ゴメンゴメン。ユリ姉さん、エリ姉さんも……配慮が足りなかったよ」


 そこでこの話はお開きとなった。百合賀と会長には警戒をしてもらい、夜はホステスの慧花には時空魔術などで探査されないように極力スキルや魔法を使わずに帰宅するように言うしかなかった。





「それで? これはどう言う状況なんだ?」


 教室に戻ると俺たちを待っていたのは『LHR、議題文化祭について』となっていた。そして教卓には金田ともう一人、女子Bが立っていた。


「来たか、秋山。見ての通り文化祭実行委員の俺と古嶋が色々と出し物について昼休みから聞いてたんだよ。お前は気付けば教室居ないし、お前のハーレム三人も出て行っちゃうしでよ……」


「三人は大事だけどハーレムとか止めろよ。いまどき流行らないからな?」


 そうだ、ハーレムなんて流行らない俺は純愛が大好きなのだ。だからルリも好きで、姉さん達も大好きだし、モニカとセリカも大事だ。あと最近は慧花も気になるし……あれ? 純愛って何だっけ?


「カイが早く選ばないからなんだけどね~?」


 ルリの意見に頷くモニカとセリカに俺は余裕な振りして内心焦りまくっていた。


「うっ……金田、そっ、それで、俺は関係無さそうだし、いつも通り教室の真ん中で置物になっているから勝手に……」


「いや、一応は皆に意見聞かなきゃダメだからな? いくらお前でも」


「は? じゃあテキトーに決めてろよ。そもそも去年まで発言権無かった空気に意見求めないでくれるか? 自慢じゃないが俺は今までは陰キャ&ボッチという人権が無かったからな!!」


 こう言う時に無駄にクラス全員に意見とか聞くの正直うざいんだよね。その点で中学の時は陽キャ連中に賛成してれば良いから楽だった。金田みたいなタイプ空気読むイケメンはそこが嫌なんだよ。


「いやさ、そこは協調してさ、頼むよ秋山?」


「皆で仲良くとか俺はごめんだ。決まったのには賛成で良いから勝手にどうぞ」


「カイ……みんなゴメン。私もカイと……秋山くんと同じ扱いで良いから好きに進めていいから、ごめんね」


 そして当然ながらセリカとモニカは俺の意見に従うと言って静かになる。そして俺は寝ようとしてルリに椅子を蹴られる。


 何事かと後ろを見るとルリがメモ用を渡して来た。内容としては今月のスケジュールについてだった。TV番組の収録が一件、PV撮影とダンスレッスンとボイストレーニングそして俺とのデート……ん?


「あのぉ、瑠理香さん? 最後のは別に、仕事のスケジュールでは無いのでは?」


 小声でこそっと話しかけるとルリが満面の笑みで小声で返してくる内容はある意味で正論で、そして暴論だった。


「カイは私の唯一のVIPファン。そしてファンサ、ファンサービスは大事なのです。だからRUKA状態でデートするの、その予定だよ?」


「えっ!? マジで!? 良いのかよ!?」


 思わず大声で叫んでしまって周りに注目されてしまうが構わない。


「色々と私としては複雑なんだけど……この間の一件でカイには私だけじゃなくて事務所ごと助けてもらったから、だから、せめてもの恩返し、かな? あとはこれからもよろしくって意味でもって母さんが……」


「打算が有るなら有るって言ってくれた方が俺は助かるよ」


「で、でも……それは」


 人は打算で生きている面がある。それは転移先のブラック環境で学んだことの一つだ。俺のように力有る者は大なり小なり利用される。だからこっちに戻って来て俺は少しづつ考えて思うようになったんだ。


「利用されるなら、せめて相手は選びたいんだ。例えば大好きなアイドルとかね?」


「うん……ありがとうカイ」


 ちなみに文化祭の出し物は飲食系に傾いているようだ。つまりは模擬店と言うやつだ。俺には関係無いしどうでも良いけど、セリカとモニカは少し興味が有りそうだったのが気になった。





 ルリを事務所に送ると残りのメンバーもそれぞれの合流場所で拾って送り届けると自分の高校に戻る。そして戻って来た瞬間に奴は現れた。


「コバルト……ドラゴン!?」


 よくよく考えれば転移魔術なんて使ったのだから奴らに見つかるのは当たり前だ。こんな危機意識すら数ヵ月で俺は失っていた。向こうの世界じゃ絶対にあり得ない。


「勇者よ!! ドラゴンとはこれほどなのか!?」


「ああ、そりゃそうだ。百合賀、お前らが送り込んできたゴブリンだとかスライム程度と一緒にすんなよ。こいつはガチの強敵だ。雑魚モンスターと一緒に考えたら痛い目とか見る前に消し炭だ」


 生徒会室で俺を待っていたエリ姉さん達と生徒会業務をしていた二人が驚いて空を見上げていた。実は腕輪を取ってから百合賀と正式に契約したらしく今は黒幕会長は眷属になっているらしい。じゃなきゃ透明化してるドラゴン見れないしね。


「仕方ないだろう。魔族で構成されてこそが我が軍の誉と魔王が言っていてなモンスター、魔獣の類は低級の雑魚しかテイムしちゃダメだったんだ」


 そう言う裏事情が有ったのか……それよりもドラゴンをどうするかの方が先だ。今は空中に、しかも空の色と同化して半透明化してるから気付かれてないけど地上に降りられたらお終いだ。今だって空は暴風圏みたいになっているはずだ。


「マイマスター……この個体、フレイムドラゴンよりも強くないですか?」


「ああ、フレイムって実は六番目の強さなんだ。そしてコバルトは七竜の中で二番目の強さ。純粋な力勝負なら一番かも……ある意味ラッキーなんだ。あいつは力押しとブレスしか使えない。だからエリ姉さん!! 付き合って!!」


「なっ!? 分かった!! 私の部屋の机の引き出しに婚姻届けが入ってるからな、仕方ない、市役所まで付き合ってやろう!!」


 こんな時に冗談を言うくらい余裕なのはさすがエリ姉さんだ。冗談だよね?


「残念ながら付き合うのは市役所じゃなくて異世界だからね!! ほんとは慧花に来て欲しかったけど仕方ない……モニカ!! ビルトリィーを連れて来てくれ」


「はいっ!! 百合賀先輩、お手を!!」


「頼むっ!! あっ、ナノ、この戦いが終わったら二人でパインサラ――――「それ以上は言わせねえからなビルトリィー!!」


 俺は百合賀の死亡フラグを折りながら両脇にエリ姉さんとセリカを抱いてすぐにモニカの作り出した転移魔術の入り口から異世界へと出た。


――――キャアアアアアア


――――校舎がふきとんだああああ


 わざと俺の力を大きくしていたから案の定、奴も転移魔術と同じ何らかの魔法を使って後を付いて来た。なんか背後から悲鳴が聞こえたが大丈夫だろう。





「さて到着……来たか!?」


 俺はすぐにエリ姉さんを後ろに庇い、セリカに姉さんを守ってもらうように言って聖剣を構えて武装展開全装備フルアーマメント状態になる。


「到着しましたマイマスター!!」


「うっ、久々の時空魔術で少し酔いそうだ……」


 既にモニカは制服姿からメイド服に、ビルトリィーも魔族モード、ハーピィ状態に変身した。


「さて、やるか!! 姉式・爆熱無限呪縛の陣ブラコン・バーニング・ゾーン!!」


 俺は今朝覚えたスキルを発動させるがコバルトドラゴンは得意のブレスを放ち俺のスキルが完成する前に離脱する。そして翼でハリケーンを巻き起こす。


「スキルから逃れる事も出来るのか!? ならば、全てを拒絶する聖域引きこもりの味方!! 予定変更する!! この世界ごと吹き飛ばすから四人供、俺の後ろに!! そしてここで自分達に姉式・爆熱無限呪縛の陣ブラコン・バーニング・ゾーンを展開!!」


 最強の結界と相手を閉じ込めるなら逆に自分達を囲う事も出来ると考えていいスキルを二つ同時に展開する。


「じゃあやりますか!! 聖なる一撃相手は死ぬ!!」


 聖剣が輝き出し白く輝く光の奔流がコバルトドラゴンに殺到する。奴もブレスを放つが、そもそも分子分解しながら進むビームを撃ってるので相手のブレスを分解して進んでいく一撃は敵の片翼をアッサリ貫いて消えて墜落する。


「凄い……あれが今の勇者の力か!?」


「私が倒された時よりも強くなってますからねマイマスターは際限なく強くなりますから」


「あっ、墜落したドラゴンのもう片方の翼も消滅してる……」


 さっきまで大空をかけていたコバルトブルーの巨大なドラゴンは両翼を捥がれ地に落ちピクピクしている。そして反動でこの世界はさらに崩壊していた。元々この異世界は閉じた異世界で住める惑星がここくらいしか無いらしい。


「それをここまで崩壊させちまったからなぁ……」


 大地は裂けて深い亀裂のようなものが走り下からは徐々にマグマが溢れ出ようとしている。


「さて、じゃあトドメだ!! 2ndスキル姉式虎王炎斬・弐式燕返しお姉ちゃんスタイル・セカンドラブ!!」


 ちなみにこの技、勇者式剣技の改良技のような作りとなっていて姉式虎王炎斬では一つだった火球が自動で二つ追加されていて三つの火球を叩きこんで飛び散る炎の中から出て来て燕返しを決める技となっている。


――――ギャアアアアアアアアア


「場所さえ整ってればこの程度だよな……フレイムの方が本来は弱いのに住宅街になんて現れるからさ、ほんとコイツは単純で良かった……ん? これって」


『カイリ!! そろそろ結界解除して下さいませ!!』


『そうですマイマスター!! 私たちじゃこの二重結界から出られません』


 勇者コールが入ったから慌てて結界を解除する。ビルトリィーが上空からコバルトドラゴンの死体を観察し、さらにエリ姉さんの護衛に付いて二人がやって来る。


「これは……いや、まさか……」


 絶命したドラゴンに突然近寄るエリ姉さんと慌てて後を追う二人、さらに百合賀も空から降りて来て皆でエリ姉さんの周りに集まっていた。


「エリ姉さん!! 絶命はしてるけど危ないから!! それよりどうしたの?」


「いや、これは……コバルト?」


 安易にドラゴンの体液のコバルトを触っていて急いで回復魔法をかけて引き剥がす。この位なら大丈夫だろうけど普通に危険だからねコイツの体。


「ダメだよエリ姉さん? コバルトドラゴンは体の半分はコバルトで出来てる。ブレスも結局は高密度のコバルトを吐き出すから周囲の村や町は病人で溢れたんだ」


 そう、コバルトを吐き出すだけなのだがそれだけで街一つを消し飛ばし生き残りは後遺症に悩まされる事になったんだ。


「あの時は大変だった……治しても治してもどんどん人が倒れてさ……」


「ええ、大変でしたわね」


 王家から派遣された俺や貴族の義務を負っていたセリカは真っ先に被害にあった街の人々を治して回ったものだ。


「こんな危ないものは早く処理した方がいい」


「いや、少し待ってくれない、確かコバルトって……レアメタルよね? 百合賀?」


「え? レアメタル……そう言えば何か化学の白井先生が言ってたわね」


 そうして俺たちはスマホですぐに検索したらコバルトは何やかんやと色々使えるらしいが電気自動車のパーツに使うものが多いらしく昨今、割と必要なレアメタルと言うの事が分かった。


「これ、使えない? 快利?」


「いや、何に使えるの? エリ姉さん?」


 百合賀とエリ姉さんに言われてこのドラゴンのデータをスキャンし、それをスマホに転送したら姉さんが話し出した。


「これだけのコバルト、このドラゴン全長が約60メートルを越えているし、吐き出したブレスだけでビル数十棟分の量が有る。これを持ち帰れないの?」


「いやいや、お金になるかもしれないけど猛毒だよ?」


「お前の時空魔術の箱に入れられれば漏れないんじゃないのか?」


 確かに格納は可能だし、これは希少な金属、レアメタルなのも分かった。でも俺にはこんなの有っても車なんて作れないし運転も出来ないから宝の持ち腐れだ。


「義父さんを……昇一父さんを頼るのはどう?」


「あっ、親父ならそう言う謎のコネも有るのかも……聞いてみないと」


 取り合えずサンプルだけでも持ち帰らなきゃいけないからスーパーの小さいビニール袋にコバルトを集めて即応式万能箱どこでもボックスに入れる。おまけにコバルトドラゴンの首も封印処理をして中に収納した。


 そんな作業が終わると百合賀が俺の方を見て言う。ま、言わんとしてる事は分かっているのだけど、あえて聞く事にした。


「ところで勇者よ……気付いているだろうが、見られているぞ?」


「ああ、知ってるよ。ちっ、ま~だ生きてたのか……加藤……」


 遠くを見ると両腕をウネウネさせながら歩いて来る奴、加藤が見えた。大体、十日振りか……てっきり死んでると思っていたのにしぶとく生き残っていたようで、遠くで何かを叫んでいる。そしてエリ姉さんにも気付いてしまった。

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