第2部『元勇者の葛藤とアイドルの秘密』

第16話「イジメ再び?そんな事よりも俺にはデート用の服が必要な件」




 今日もエリ姉さんと登校だ。二日目だけど視線が突き刺さる。怖過ぎだろ……そうして俺は教室に入り再び驚愕した。


「何でまた居るの? 菊の花さ~ん?」


 思わず言ってしまった。ひそひそとクラスメイトが喋っている。そして俺は犯人風美の机を見るが……居ない?カバンも無い……どうなってるんだ? 取り合えずこの菊の花さんにご退場を願おうかと思っていたら。


「え? 何で今日もあるんだ? それ?」


「金田くんさぁ……風美さんにも言っておいてくれないか? さすがに……」


「な~に集まってんの? 二人とも? え?」


 俺が金田の席まで行って問い詰めていると昨日の一件で、すっかり聞き覚えのある声が聞こえた。


「風美さんさぁ……いい加減にしろよ? 俺もいい加減さ……」


「っ!? ち、違うっ!! 私じゃ――――「な~に言ってんのよ? 瑠理香の指示じゃん!!」


「ひ、陽菜? あんた何言って……」


 そこで声をあげたのは風美軍団のもう一人の女子の石礼野いしれや陽菜ひな俺が勝手に女生徒Aと名付けていた女だ。今回めでたく名前を覚えてやる事にした。昨日、風美が言ってたしな。そしてチャイムが鳴った。後ろでは何やらブツブツ呟いている風美。すぐに消滅魔法で花瓶を消すと俺は結界を張って勇者系スキルの発動を抑え込んでいた。


(ガイド音声に言われるまでオートスキルの仕様を忘れていた。鎧を外したら封印効果切れるんだった……もしかして何人か被害者出てたのかも知れない……)


 実は勇者系オートスキルは『聖なる防壁何でもガード』以外は結界内に居ると効果が弱まる、もしくは効果が出なくなる。俺はなんとな~く人避けのために使っていたけど意外と効果はあったようだ。ちなみに風美には勇者系スキルや俺のスキルなどは全て無効設定になっている。これは日曜にユリ姉さんとデートした際に追加したものでお気に入り設定をした他の人間全てにかかってしまうものだ。


(風美にはイジメられてたけど間違えて消す程じゃないし……。後はエリ姉さんには絶対に必要。なまじこっちの世界では強い方だから、あと最近はボディタッチ多いのも原因……ユリ姉さんと母さんそれにポロは必須だしね)


 だから結界があってもコイツだけは今日も椅子を蹴って来る。いつもより蹴りの元気が無いのが気になるけど……さっきの会話では風美は意図して無い?いやいや、そう見せかけて裏で協力関係とか貴族は基本だったからな。実際に昼休みは二人でどっかに行ったりしていたし、どうせまた俺への対策とか話していたんだろうと思って寝る事にした。だって放課後には念願のデートだからね。





 俺は意気揚々とカバンに教科書なんて詰めないで、むしろ全部ロッカーと引き出しに入れて身軽にして帰る。どうせ持って帰っても勉強なんてしないからな!!これはエリ姉さんにバレたら絶対に怒られるので気を付けよう。そんな準備をしてる最中だった。


「あのさ、秋山ちょっといい?」


「なんすか~? 風美さぁん? 俺、今日ばかりは本当に忙しいんで……金田?」


「悪い。俺も頼めないか?」


 うっわぁ……コイツらの顔、絶対に厄介事だ。だけど金塊ちょ~っとあげただけの奴と、前は仲良かったけど今はただのイジメの首魁とか、RUKAさんとのデートの前には霞むんですけどね?


「無理で~す!! 俺はこれから大事な大事な約束有るんで!!」


「いや秋山さ話だけでも――――「いいよ金田……だってわたしは、もう友達じゃないから仕方ない……ね」


「そ~いう事、じゃ、何か厄介事みたいだけど精々頑張ってね~!!」


 ま、どうせ大した事無いでしょ……ただ明日も菊の花攻撃とかやって来たら対処考えないとなぁ……。それよりRUKAさんとのデートだ。一度家に戻ってすぐに着替えなきゃ……。家にすぐに帰って準備だ。トイレに入ってワームホールを開ける瞬間、なぜか風美の顔が頭にフッと過ぎった。


「俺には関係無い……それにお互いもう子供じゃないんだし……行くか!!」


 だけど俺のこの判断は後に俺自身を徹底的に責めさいなむ事になる。だけどこの時の俺の頭の中には推しのアイドルとまた会えると言う喜びが勝っていて、すぐにその不安は頭から消えてしまった。





 俺は学校が終わるとすぐに着替えようとしてデートに来ていく服が無い事に気付いた。ウニクロのフリースしか着た事無い……あとは近所の個人店的な店の安売りの服だけだった……ど、どどどどうすれば……。


『デートに着て行く服が無い残念な勇者カイリに提案が有ります』


「はぁ!? 俺の魔法のガイドのくせに遂に煽り出したんですかっ!?」


『必要無いのであれば私は機能停止を――「ま、まあ話だけなら聞いてあげても、俺だって心の広いマスターだしぃ…………すいません、助けて下さい」


 元勇者である俺は服装など気にしなかった。常にフルプレートの鎧に後は肌着と自分で作った丈夫な衣服があってこの恰好ならどこへでも行けた。言わば勇者の恰好こそ正装であり、そしてこちらに居た時は中学の頃まで母に選んでもらった服しか無い状況だ。幸い母さんはその辺も有能だったので色々揃えてくれたのだが……。


「もう小さくて着れないし……部屋着だと思ってたから着ていただけで外に出るのはもっぱらジャージか制服……高校に上がってからは新しい服なんて買って無い……でも背は伸びてる……」


 更に言うと姉二人と良好では無い関係だったので、結果的に彼だけは中学からの服をごまかして着ていたのだ。そのおかげで家ではへそ出しルックになっていた。そして彼がこちらに来る際のバフでシックスパックになった腹筋がチラチラ見えていて姉二人が釘付けとかに気付けては無かった。


『提案その1、今現在着用している学生服で向かう……です』


「俺はそれも考えたよ……でも万が一警察とかに見つかったらRUKAさんに迷惑がかかるよ。アイドルと学生がデートとかスキャンダルだよ!! 文〇砲だよ!!」


『提案その2、スキルで即座に衣服を製作する』


「う~ん……それが無難なんだけどさ……こう、俺の作る服って実用性とステ振り重視だからさ……あぁ~ユリ姉さんに昨日の内に意見だけでも聞いておけば良かった」


 ちなみに肝心な時に居ないユリ姉さんだけど、昨日からボッチを回避するために紅井さんと一緒に講義を受けているらしい。悪くない人達みたいなのでサークルに入る事も真面目に検討したいから帰って来たら相談に乗って欲しいと今朝は朝一で出て行った。


『提案その3、今からデートまで約二十分の内に衣服を買い揃える……以上です』


「やっぱそれしか無いかぁ……ただ、お金が……ん? 待てよ……そう言えばいっぱいあったんだ!!」


 そう、結局は質入れして帰って来たシルバーリングは片方を姉さんに記念にプレゼントした。もう一つは自分の箱に戻していた。回収出来なかったゴールドの方は戻らなかったので結果、彼の手元には今は三十万円と言う金が有るのだ。ちなみにデート費用をほぼ出してくれたユリ姉さんに十万円はあげた。これがあの時の四十万円の内訳だ。


「だけど問題が有る……俺は……服を……買えるのか?」


 問題はそこにあった、なぜなら俺は元勇者とは言えこちらでは、まごう事なき陰キャの高校生。先ほどは風美を相手に少しイキって来てもそこは変わらない。さらには精神年齢二十四歳の童貞だ。うるせえ童貞の何が悪い!!童貞イジリとかカッコ悪いんだぞっ!!そう言うとこだぞ一般社会!!


「それに敵は……敵は……あの陽キャの中の陽キャ……ショップ店員だぞっ!?」


 心の中で一人ツッコミをしながらも俺は彼我の戦力差を考えていた。どうしよう勇者でもショップ店員には勝てるか分からない……。しかし最大の問題が有る、時間制限だ。あいつらはとにかく喋り、そして似合うかどうか分からないけど必ず似合うと言う……と、聞いている。時間を確認しようとスマホを見ると通知が入っていた。


「あれ? 通知が入っている? RUKAさんだ……」


三分前【すいません。予定が押してしまって三〇分ほど遅れます。ごめんなさい】


   【りょ~かいです。では一六時に、お待ちしています慌てないで下さい】


 偶然にも時間は出来た。だから行くしかない……ウニクロ以外の、本物のおしゃれなショップへ!!俺は魔王の城に挑む気分で駅前へ飛ぶ、一番大きいショップが有るからだ。これはネットで調べた。ネットってすげえよな……俺はその時に『初心者でも安心のショップの立ち回り必勝法』と書かれていた怪しいサイトを見ていた。そこに活路が有ると信じたからだ。


「いらっしゃいませ~~!!」


 ひっ!!来た……男じゃなくてよりにもよって女の人とか……どうすれば……。だけど俺には必勝法が有る……まずあれを探さなくては……。


「おっ!? 何をお探しですか~? 学生さんですか~?」


「はっ、はい……」


 今の俺は制服だから見りゃ分かるでしょうが……。それよりもアレさえ見つければ俺の勝利は揺るぎない……。


「何系お探しですか~? 学生さんだとやっぱりカジュアル系とか~、でもぉ~案外モード系も……」


「は、はぁ……」


 何語だ……助けてユリ姉さん……ダメだった姉さんも陽キャ語分からないんだった……。ファッションとかどうすれば良いんだよ……。それより切り札は……どこにでも有ると聞いていたけど……。


「案外ワイルド系も行けそう……体格も……ふむぅ……お出かけ用、あっ!! もしかしてデート用とかですか~?」


「なっ!! ど、どうしてっ!? それをっ!?」


 後になって気付いたのだが、これは完全にカマをかけられていた。しかしこの時に俺は余裕なんて無かった。だって目の前には苦手な陽キャが居るんだ……こんな風に動揺したって仕方ないじゃないか……。


「んふふ~大当たりなようですね~!! お任せ下さい。学生予算でキッチリとコーディネートしてあげますからぁ~? ね?」


「じ、時間あんま、無くて……あっ!? マネキン!! あ、あれを一式!!」


「ダメですよ~? お客さん。たま~に居るんですよね……時間無いならパパっとやりますから、少し待っててね?」


 そう言うと俺の切り札はアッサリとショップ店員に封じられてしまった。困ったらマネキンの服を一式買うと言う奥の手が……。しかし俺の予想はいい意味で裏切られた。そのショップ店員のお姉さんは何着か服を持って来るとそれの試着をさせる。俺は渋々試着して行くと何度か頷いてスマホで写真を撮られる。


「なっ、なんすか?」


「これこれ、今の君の姿。どうですかぁ~?」


 スマホを見せてもらうと確かにそれっぽい恰好の俺が居る。あれ?よく見たら俺って結構イケてる?なんて勘違いはしないぞ!!あれだろ?服装変えたり髪切っただけで実はイケメン!!とかそんな事は無いからな。俺は騙されない!!それでもいい感じかも……服を変えるだけでこんな変わるんだ。


「え? おぉ……何かそれなりに良いかも……」


「はっ!! えっとぉ……やっぱり学生さんなんでぇ~きれい目にまとめたんですけどぉ、あと一応もう一つも……」


 合計三回の着せ替えをさせられてしまった。結局、最初の軽めの黒のジャケットに中は白のボタンシャツ、そして少し明るめの茶色のチノパン……らしい。他にもジーンズに合わせたのも提案されたが時間がかかるので俺は後日お願いしますと言って直しのいらないものを選んだ。この間、時間は僅か二〇分弱。


「あっ、あの、この後すぐなので!! このままで行きますっ!!」


「ええっ!! この後だったの!? じゃあ急いで値札取らないと!! ちょっと!! レジ!! 急いで~!!」


 その後、意外と言ったら失礼に当たるが親切なショップ店員さん達に助けられて俺は人生初の一人で洋服を買うと言う偉業を成し遂げた。俺はネットやテレビ、そして姉の言ってた事が意外といい加減だった事に気付かされた。人は見かけによらないね。勉強になった。


(陽キャも良い人が居るんだな……貴族と違って)


 そんな感じで妙に上機嫌になってしまった俺は折角なので裾上げ待ちのジーンズだけじゃなくて他の二パターンの方も合わせて購入し後で取りに来ると言って料金を支払った。比較的良心的と聞いていたがそれでも余裕で十万円オーバーだった事に若干焦りながら財布から料金を取り出すとすぐに店を出た。


「ありがとうございました~~!!」


 スタンプカードや会員登録用のチラシまで渡されて俺は急いでトイレを探す。駅に隣接しているビルだから駅のトイレでも良いかも知れない。そんな俺を見送ったショップ店員達がこんな会話をしていたなんて俺は知らなかった。


「ふぅ、最初はいきなり制服のイケメン入って来た時マジで焦りましたよ店長~」


「たぶんアレよねキョドってたし性格が暗いだけね。顔良くても影があったからアレ自分で自分の顔の良さに気付いて無い系よ」


「でもデートとか言ってたし案外気付いてるかも~」


 そう、実は快利は雰囲気でも、髪切ったわけでも無くて実は最初から顔もかなり整っていたのだ。少なくともこちらの世界基準では……。彼がこのように容姿に自信が無い理由としては美人な姉たち&母を見て周りから綺麗なお姉さん等と呼ばれていた事による自分に対する負い目、さらに異世界では美形王族とかなりの期間一緒に居たせいで容姿への偏差値が異様に高くなっているだけだったのだ。そんな事は当然知らない元勇者は神社へとワームホールを繋いで転移した。





「良かった。まだ居ないみたいだ……急いで転移して正解だったぁ……」


「い~え、ほぼ同着だよ?」


 いきなり背後から声をかけられてビクッとした。またやってしまった。ユリ姉さんの時もそうだけどワームホールから抜けた瞬間は索敵しないで出るとすぐにこうなってしまう。今後は出る前に索敵だな。


「RUKAさん……あっ、えっと……お久しぶりでも無くて……こんにちは?」


「うん。久しぶりじゃないかな……えっと三日? 振りよねっ!?」


 RUKAさんはこの間初めて会った時のお忍び用のアンダーリムのメガネに上はロゴ入りの黒のシャツに白のボタンカーディガンを着て下は少し明るい青のスキニージーンズと言う出で立ち。カジュアルな印象だけどRUKAさんが着ると何でも神々しく見える。これはあれだ……オフの恰好ってやつだ!!興奮してもう最高でっす!!


「え、ええ。それでどこか行きますか?」


「う~ん、それなんだけど……ここじゃダメかな?」


 やはりおしゃれなカフェ?それとも高級レストランとか?一応予算は18万チョイは有るから頑張れば……行けるのかな?よく分かんないや……なんて思っていたらこんな寂れた神社?こんな所で良いのか!?


「取り合えず今日は秋山っ……君、と色々お話したくて……ここじゃダメ、かな?」


「えっ? あ、はい。俺は大丈夫ですけど、その良いんですか? ここじゃ目立ちますよ? どこから見られてるか分からないし……」


「うん。大丈夫だよ。それにこう言うとこの方が案外バレないんだよ。お店とかの方が色々分かり難くて怖いってマネがさ……」


 なるほど、俺はてっきりこんな遮蔽物も少なく見渡しが良い場所など恰好の的かと思っていたけどそうでは無いらしい。


「う~ん。じゃあ少し待ってて下さいね? 結界魔法!! 『全てを拒絶せし聖域引きこもりの味方』範囲、神社全体、ついでにスキル『神々の視点全部丸見え』……よしっ誰も居ない。ってて……やっぱ痛いなこれは……」


「えっと……また魔法使ったの? それに何か痛そうだけど?」


「ええ。結界を張りました。そして今は神社内には誰も居ない事も確認しました。これで安全です。頭痛が少ししましたけど大丈夫です。少し制限の有るものなんで」


「なんか、ゴメンね。私が話をしたいって言っただけなのに……」


 推しに心配させる訳には行かないのでそこは「大丈夫、意外と余裕なんですよ?」と言ったのになぜかRUKAさんは曖昧に笑って「嘘が下手だね」と言われてしまった。割とポーカーフェイスな方で異世界ではバレなかったのに、やっぱアイドルだから人を見る目があるんだろうな。


「えっと、それでなんですけど……まず俺の勇者の力は――「勇者!? 秋山っ……君は勇者なの?」


「ええ、てか今更なんですけど俺の名前とか最初から知ってたんですか? たまに呼び捨てだったし……」


 ここで俺は今更の疑問に気付かないフリを止めた。うん。最初から気付いてはいたんだよ……ただあの時はほら急いでいたから……決して名前呼ばれたから舞い上がってたわけじゃないんだからねっ!!


「えっ? ええっと……そうっ!! だってあなた第1期のFC会員だから、私の個人のFCの最初の五〇人は覚えてるのよっ!! 私っ!!」


「…………」


「アハハ……やっぱり無理が有る――――「すっげええええええええええええ!! さすがRUKAさん!! あれですよね!? FC会報にも載ってた通り暗記は得意で四時間で新曲の歌詞も覚えるって言うあの凄い記憶力ですよねっ!?」


 そうだった。俺は知っている!!あれはFC会報の第四号の『私のちょっとした自慢』と言うコラムコーナーの一節だ。凄い、やはりRUKAさんは本物のアイドルなんだ!!まさか五〇人の名前を全て記憶しているなんて……そう言えばFC特典のライブ先行申し込みのための顔認証のために顔写真も送っていたから顔も分かったんですねっ!?と尋ねたら若干引き気味で正解だと答えてくれた。


「す、凄いわね。ソコマデ当てられちゃうナンテ~」


「やったぁ!! でもRUKAさんの記憶力には脱帽ですよ~」


 若干棒読みに聞こえなくも無い気がしたけど気のせいだな。喉の調子とか悪かったのかも知れないし。


「うん。まあ、それでさ君の魔法? みたいなの勇者とか言ってたけど……秋山くんは勇者なの? ゲームとか漫画みたいな……」


 お、意外とそう言う話題が分かるんだ。女の子だし何よりRPGって意外と聞いた事あっても知らない人が多いんだよな……。エ〇エフとかド〇ク〇とかの違い分かんない人も多いからな。


「そんな認識で大丈夫です。じゃあ色々とお願いしたい事とかも有るんでRUKAさんに俺の秘密お話しますね……」


「う、うん」


 そして俺は話し出す。異世界での戦いの記憶そのほんの一部を……辛く苦しい戦いの記憶を、そして何より彼女への恩義を……。

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