episode163 エンドラース家

 翌日、俺とアーミラはルミナが到着する時刻に合わせてリグノートへと向かった。


「さて、ルミナさんはそろそろ到着するはずだが……む?」


 リグノートの門の近くで空を見ながらルミナのことを待っていると、上空にあった一つの影から何かが降下して来た。

 そして、降下して来た何かは俺達のすぐ近くに着地した。


「ほぼ時間通りだな」

「ええ。遅れたりはしないわ」


 もちろん、降下して来たのはルミナだった。

 あれだけの高さから降下して来ていたが、当然、風魔法で落下速度を抑えているので、特に問題は無い。


「と言うか、アリナ達も連れて来たのか」


 ルミナは自分だけで来たのかと思ったら、『緑風の紡ぐ空ブリズドアイビー』の三人も一緒に連れて来ていた。

 アリナとステアはルミナの背中に掴まって、ミリアはルミナが脇に抱えてられいる。


「ええ。どうしても行きたいって言うから連れて来たのよ」

「レーネリアが困ってるのにじっとしてるわけにはいかないからね」

「そうか」


 あまり出番は無いと思うが、本人がそう言うのであれば止めないでおくことにする。


「それじゃあ行きましょうか」

「ああ」


 ルミナ達と合流したところで、早速、門に向かう。


「と言うか、このまま行っても大丈夫なのか?」


 ルミナ達は問題無いかもしれないが、俺とアーミラのことは警戒されているので、普通に門から入るのは避けた方が良いように思える。


「ええ。私がいるから大丈夫よ」

「そうか」


 まあルミナがそう言うのであればどうにかなるか。


「それじゃあ行くわよ」

「ああ」


 そして、気になっていた点を確認したところで、今度こそ全員で揃って門に向かった。


「止まれ。身分証を確認する」

「はい、どうぞ」


 門の前にまで来たところで、ルミナが身分証を見せる。


「エンドラース家のルミナ様でしたか。失礼しました。お通りください」


 すると、それを見た兵士は態度を変えて街への道を空けた。


「この五人も通してくれるかしら?」

「分かりました。それでは身分証を確認させていただけますか?」

「ええ。みんな、身分証を見せてあげなさい」

「分かった」


 そして、言われた通りにそれぞれ自分の身分証を見せる。


「……こちらのお二人は?」


 だが、俺とアーミラの身分証を見た兵士はルミナにそんなことを尋ねた。


「私の連れよ。何か問題はあるかしら?」

「……いえ、何でもありません。どうぞ、お通りください」


 しかし、ルミナが一言そう言うとあっさりと通してくれた。


(流石はエンドラース家だな)


 普通であれば何か聞かれそうなところではあるが、この国で覇権を握っている貴族とだけあって、これ以上何か聞かれることは無かった。


「それで、この後はどうするつもりなんだ?」

「エンドラース家の本家に向かうわ。セミアスはそこにいるはずよ」

「分かった」


 そして、そのままルミナの案内でエンドラース家の本家に向かった。






 それからしばらく歩いたところで、エンドラース家の本家の前に着いた。


「ふーん……ここがルミナが元居た家なんだ。結構、大きいね」


 そこにあったのは豪邸と呼ぶに相応しい大きな家だった。

 さらに、右手側には広い庭園があり、居住者が上流階級の者であることが一目で分かる。


「それじゃあ行きましょうか」

「そうだな」


 ここで眺めていても仕方が無いので、早速、中に入ってみることにした。ルミナを先頭にして家の門に向かう。


「止まれ! ここをどこだと思っている!」


 しかし、門の前にまで来たところで門番に止められてしまった。


「あら? ここは私の家だと思うのだけど、家に入るのにも許可が必要なのかしら?」


 ルミナはそう言って門番に身分証を見せる。


「誰かと思ったらルミナ様でしたか。お帰りになられたのですね?」

「一時的に戻るだけよ。事が済んだらワイバートに帰るわ」

「そうですか。案内の者を呼びますので、少々お待ちください」

「いえ、案内は良いわ。私が来たことを伝えてくれるだけで良いわ」

「分かりました」


 ルミナにそう言われた門番は通信用の魔法道具を使って家の者に連絡を取り始めた。

 そして、門番は連絡を終えたところで、すぐに戻って来る。


「連絡致しました。セミアス様はあなた方を歓迎するとのことです」

「そう。それじゃあ門を開けてくれるかしら?」

「はい。どうぞ、お入りください」


 セミアスからの許可が下りたところで、門番は門を開ける。


「それじゃあ行きましょうか」

「ああ」


 そして、そのままルミナを先頭にしてエンドラース家の本家の門を潜った。






 俺達は家に入ったところで、メイドに応接室だと思われる部屋に案内された。

 部屋には各所に骨董品のような高価そうな物が置かれていて、ソファーやテーブルも高級品が取り揃えられているようだった。


(相変わらず金持ちは無駄な物が好きなようだな)


 実用性のあるソファーやテーブルはともかく、壺などの飾りでしかない物は興味の無い俺にとっては無用の長物でしかないからな。

 転生前の世界でも金持ちは訳の分からない物にお金を掛けたりしていたが、どうやらそれはこの世界でも同じらしい。


「うわー……高そー……売ったらいくらになるのかな?」

「……ステア、失礼だよ。ほら、早く座って」


 それを見たアリナがステアを注意して座らせる。


「来たか。待っていたぞ」


 そして、全員がソファーに腰掛けたところで、セミアスが部屋に入って来た。


「こちら、紅茶になります」


 セミアスも席に着いたところで、一緒に入って来たメイドが紅茶を全員に配る。


「それじゃあ今の状況を確認させてくれるかしら?」

「その前にその五人は何だ? 僕は他の奴らの同行を許可した覚えは無いぞ?」

「あら、あなたの許可が必要だったのかしら?」

「当然だ。この僕が当主なのだからな!」

「そう。それなら問題無いわね。それじゃあこの五人が泊まる部屋を用意しておいてくれるかしら?」


 セミアスは威張るようにして当主であることを主張するが、ルミナはそれを軽く受け流す。


「おい! 人の話を聞いていたのか!」

「あなたのどうでも良い話を聞くつもりは無いわ。とりあえず、早く今の状況を報告しなさい」

「ぐぬぬ……。おい、資料を出せ!」


 セミアスは不平なようだったが、ルミナに逆らうことができずに指示に従った。


「こちらが資料になります」


 そして、指示を受けたメイドが資料をテーブルの上に並べていく。


「ふむ……かなりの被害が出たようだな」


 まだ資料にサッと目を通してみただけなので詳しくは見ていないが、見たところかなりの被害が出ているようだった。


「何故お前が見ているんだ? お前は関係無いだろう!」

「あら、彼も協力者よ? 彼は切れる方だし、資料は好きに見せてあげると良いわ」

「だから、僕が許可していないと……」

「もうあなたは黙っていなさい。どうせあなたには大した案は出せないでしょうし、こちらの指示に従うだけで良いわ」

「ぐぬぬ……」


 酷い言われようだが、セミアスはそれに対して何も言い返すことができなかった。


「ふむ……どう見ても戦力が足りないな」

「そうね。どう戦力を確保するかが問題になりそうね」


 資料を見て戦力を確認してみたが、ルートライア家よりもかなり戦力が少なく、戦力不足なのは明らかだった。


「エリュは何か良い案は無いの?」

「……アーミラも少しは考えてくれるか?」

「こういうのはエリサかエリュの担当じゃん。アタシはこういうのは担当じゃないし、エリュが考えてよ」

「担当って何だよ……」

「何? 文句あるの?」

「……いや、何でも無い」


 ここで言い返すと面倒なことになりそうなので、このことに対しては何も言わないことにする。


「で、良い案はあるの?」

「そうだな……その辺のチンピラを金で釣ってみるというのはどうだ?」

「うーん……でも、それだと大した戦力にならなくない?」

「まあ臨時の戦力だしな。大した戦力にはならないので弱い相手にしか使えないが、チンピラを使うメリットもあるぞ」


 確かに、その辺のチンピラを使っても大した戦力にならないことに間違いは無いが、チンピラを使うメリットはある。


「メリット?」

「ああ。チンピラであれば使い捨てにできるからな。報酬を後払いにして処分すれば、タダで使えるぞ」

「確かに、それは良さそうだね」

「うわー……最低な発想だね」


 それを聞いたステアはこちらを見て引いている。


「……合理的だと言ってくれ」

「……今のは聞かなかったことにしてあげるから、もう少し人道的な方法を考えてくれるかしら?」

「む、そうか。となると、すぐに戦力を増やすことは難しいし、ルートライア家の戦力を削るというのが一番楽か」


 戦力を増やすには何かと手間が掛かるからな。ここはこちらの戦力を増やすよりも敵の戦力を減らす方が良さそうだった。


「まあもう少し詳しく資料を見て情報を整理してから考える」

「そうね。私もそうするから、後で一緒に考えましょうか」

「ああ」


 まだ資料は渡されたばかりで詳しく見れてはいないからな。

 ひとまず、このことは後で資料を詳しく見てから考えることにする。


「ところで、セミアスは私が指示した通りにしてくれたかしら?」


 ルミナはこちらに来る前にセミアスに何か指示をしていたらしく、彼にそのことについて尋ねた。


「ああ。言われた通りにうちが抱えている商会の会長を呼んでおいたぞ。今から呼ぶか?」

「ええ、お願いするわ」

「おい、呼んで来い」

「畏まりました」


 そして、セミアスが指示すると、メイドが部屋を出てその人物達を呼びに向かった。


「ルミナさん、何故エンドラース家が抱える商会の会長を集めたんだ? 商会を動かしたところで戦力的な問題は解決しないと思うが?」


 今必要なのはルートライア家に対抗できる戦力だが、商会を動かしたところで戦力が増やせるわけでは無い。

 なので、それは今すべきようなことではないように思える。


「そうね。でも、マーチャット商会に打撃を与えられた今なら、今の流通の状況を変えられると思うわ」

「確かに、それはそうかもしれないが、意味はあるのか?」

「ええ。地下闘技場を潰されたルートライア家はマーチャット商会も潰されると収入に響くし、何としてでも対抗して来るはずよ。だから、多少は手間を取らせることができるわ」

「なるほどな」


 地下闘技場とマーチャット商会はルートライア家のメインの収入源になっているからな。

 ルートライア家からするとここを潰されるわけにはいかず、それに対抗せざるを得ないので、確実に手間を取らせることができる。


「と言うか、地下闘技場を潰したのはお前達だったのか。少しは使えるようだな」

「……お前に仕える気は無い。俺達はルミナさんに従う」


 セミアスに評価されても嬉しくないし、もちろん従うつもりも無い。


「失礼します」


 と、ここで商会の会長達を呼びに行っていたメイドが戻って来ていた。


「入れ」


 そして、セミアスが許可すると、三人の商会の会長達が部屋に入って来た。


「悪いわね。わざわざ集まってもらって」

「いえ、とんでもありません。お会いできて光栄です。それで、用件は何でしょうか?」

「用件っていうのは融資に関してのことよ」

「融資ですか?」


 その内容が予想外だったのか、商会の会長の男は少し驚いた様子で聞き返した。


「今マーチャット商会の勢いが落ちていることは知っているわね?」

「はい」


 被害を受けたのは裏マーチャット商会だけなので、には関係無いと思うかもしれないが、裏マーチャット商会もマーチャット商会の一部ではあるので、多少の影響が出ていて勢いが落ちている。


 さらに、裏マーチャット商会が陥落したのを見て、各勢力が裏ルートの流通の覇権を握ろうと動いているが、その流れでマーチャット商会自体を蹴落とそうとする動きもあって、マーチャット商会の勢いが落ちているのだ。


「そこで、あなた達にはこの機会にマーチャット商会をトップの座から引き摺り降ろして欲しいのよ」

「なるほど。そのための融資ですか」

「ええ、そうよ。必要な資金は無利子で貸し出すから、ここで商会を一気に拡大してみない?」

「そうですね……そうしたいのですが、それには問題がありまして」

「問題? 何かしら?」


 ルミナが商会の拡大を提案するが、どうやらそれには何か問題があるらしい。

 まあ何も問題が無いのであればこの機会に動いているだろうからな。大して動いていない現状を見た時点で分かることだったか。


「問題はルートライア家です。彼らが他の勢力の拡大を黙って見ているとは思えません」

「……つまり、奴らが強硬手段に出る可能性があるということか?」

「はい」


 問題というのはルートライア家の動きだった。

 確かに、彼が言うように使い捨ての下の方の者を使って強硬手段に出る可能性も考えられるので、その懸念は分からなくもない。


「それなら問題無い。むしろ、仕掛けて来てくれた方がこちらとしてはありがたいな」

「それはどういうことですか?」

「向こうから仕掛けて来てくれれば、ある程度表立って動くことができるからな。少しではあるが、楽になる」


 だが、向こうから仕掛けて来てくれればそれを口実に動くことができるので、かなり動きやすくなる。


「と言うか、強硬手段を取って来たらそのことを告発すれば良いんじゃない? そんなに争う必要は無いでしょ?」

「……アリナは何も分かっていないな。それで済むのならからの情報をバラ撒いている」


 彼女というのはもちろんイヴリアのことだが、この情報を握っているのはこちらだけなので、名前は伏せておく。


「……そんな言い方はないんじゃない? もしかして、喧嘩売ってる?」

「いや、そのつもりは無い。気分を害したのなら謝る」


 ここで喧嘩をしても仕方が無いので、ここは素直に謝っておくことにする。


「もう……言葉には気を付けてよね」

「ああ。それで、アリナは信用を落としてルートライア家の失脚を狙おうと考えているんだな?」

「そうだよ。ダメなの?」

「残念だがその程度でルートライア家の立場が揺らぐことは無い」

「何で?」

「ルートライア家の提供している戦力が国の主戦力になっているからだ。その事実がある限りルートライア家の立場が揺らぐことは無い」


 通常であれば信用を落とせば失脚を狙うことができるかもしれないが、ルートライア家の場合はそうは行かない。

 と言うのも、ルートライア家が国に提供している戦力が国の主戦力になっているからだ。


 国からするとルートライア家が提供する戦力が無くなるだけで、大きく戦力が低下することになるからな。

 多少の不祥事があろうとも、それ以上に戦力の提供によるメリットの方が大きいので、その事実がある限り失脚することは無い。


「そもそもの話をすると、信用を落とすと言ってもそれはあくまで民衆の信用だ。ルートライア家は王族に対して不利益になるようなことはしていないし、なおのこと失脚はあり得ないな」


 ルートライア家は裏で色々とやってはいるが、王族に不利益になるようなことは一切していない。

 なので、なおのこと失脚することはあり得ないのだ。


「そうだったんだ……」

「まあ今回の争いは裏組織の戦力の削り合いになるし、お前達の出番は無いと思うぞ」


 結局のところ、今回の争いは裏での争いになるので、アリナ達の出番は無さそうだった。


「それで、ルートライア家の強硬手段への対策だったわね。それなら護衛を付けるから問題無いわ」


 ここで話は本筋に戻る。


「護衛ですか」

「ええ。この五人はもちろんのこと、他にも護衛はいるわ。だから、ルートライア家の者による襲撃は気にしなくて良いわ」

「この五人が護衛に? 大丈夫なのですか?」

「ええ。こっちの三人はCランクパーティだし、エリュはBランクよ。アーミラも実力はあるし、みんな護衛として十分な実力があるわ」

「む? Bランク?」


 先程ルミナは俺の冒険者ランクをBランクと言ったが、俺の冒険者ランクはCランクのはずだ。


「そう言えば、言っていなかったわね。あなたはスノーファでの大規模討伐戦のことが評価されて、ランクが上がったのよ。エリュとシオンはBランク、ステアとミリアはCランクになったわ」

「そうだったのか」


 どうやら、こちらで活動している間に決まったらしく、いつの間にかBランクに昇格していたようだ。

 まああれだけの魔物を討伐したのだからな。昇格するのも当然か。


「なるほど、あなた方四人は実績があるのですね」

「まあそういうことだ」

「しかし、そちらのお嬢さんは大丈夫なのですか? 特に実績は無いようですし、年齢的にも戦闘経験は少なそうですが……」


 商会の会長の男は冒険者としての実績がある俺達四人のことは気にしていないようだが、実績の無いアーミラの実力に疑問を持っているようだった。


「こう見えてもアーミラは俺達よりも強いぞ。ワイバーン程度なら一捻りだし、霧の領域を一人で出歩けるぐらいの実力はあるぞ」

「はあ……そうですか」


 俺が軽く彼女の実力を説明するが、あまり信用していないようだった。


「とにかく、彼らのことは心配しなくて良いわ」

「そうですか」

「それと、あなたの商会が保有しているここの土地を使わせて欲しいのだけど、良いかしら?」


 ここでルミナは街の地図を取り出して、とある空き地を指差した。


「その土地ですか……何に使うつもりなのですかな?」

「ここにアパートを建てようと思っているわ」

「アパートですか?」

「ええ。ちょっと連れて来たい子達がいるから、泊めることができる場所が欲しいのよ。この場所なら事が済んだ後にも従業員用に使えるし、悪くは無いと思うのだけど、どうかしら?」


 空き地を何に使うのかと思ったら、どうやら俺達が保護した奴隷達を泊めるためにアパートを作るつもりのようだ。


「ふむ……確かに、悪くは無さそうですな。検討しましょう」

「ええ、お願いするわ。……そろそろ商会の拡大の件について話しましょうか」

「そうですな」


 ここでようやく本題である商会の拡大についての話に入る。


「商会の拡大の件だけど、あなた達の商会を合併する方向で進めたいと思っているのだけど、どうかしら?」

「……合併ですか?」

「ええ、そうよ」


 その提案が予想外だったのか、商会の会長である三人は驚いた様子を見せた。


「……ルミナさん、俺達はもう席を外して良いか?」


 商会に関しての話であれば経営者でもあるルミナに任せた方が良さそうだからな。

 もうここでの俺達の出番は無さそうなので、一足先に個室に行っておくことにする。


「ええ。話が纏まったら伝えに行くから、先に部屋に行っておくと良いわ」

「ああ。では、部屋まで案内してもらっても良いか?」

「畏まりました」

「それと、資料のコピーを届けてもらっても良いか?」

「畏まりました。それではこちらになります」


 そして、一足先に話を終えた俺達はメイドの案内で個室に向かった。

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