episode92 レジスタンスの活動拠点

 翌朝、俺達は予定通りにマイア達に指定された場所へと向かった。


「ここは……倉庫か?」

「みたいだね」


 マイア達に指定された場所は倉庫だった。そんなに大きくはないので、個人で所有しているもののように思える。


「それで、こっちを見てる人はどうする?」


 シオンが横目で東側を見ながら聞いて来る。

 そう、シオンの言う通りに先程からこちらを見ている者がいるのだ。


「こちらと言うよりかは、この辺りを見ているといった感じのようだがな」


 その視線の向け方から察するに、俺達を見ていると言うよりはこの辺りを見ているようだった。


「言われてみればそうみたいだね。……で、どうするの?」

「ひとまず、このまま様子見だな。そろそろ時間だしな」


 時間があれば調べたいところだが、そろそろ約束した集合時間なので、その時間は無い。


「分かったよ。それはそうと、エリュはこの辺りを見てるのは誰だと思うの?」

「レジスタンスを潰そうとしている政府の者か、それを警戒しているレジスタンスの者のどちらかだろうな」


 政府の者が抜き打ちで調査に入ったりすることもあるらしいからな。そのどちらかと見て間違い無いだろう。


「二人とも来てるね。おはよー」


 と、そんな話をしていたところで、アーチェがやって来た。マイアも一緒だ。


「ああ」

「おはよー」


 こちらも挨拶を返す。


「それではこちらに来ていただけますか?」

「分かった」

「分かったよ」


 そして、マイアに案内されて倉庫の中へと入った。






「思ったよりも広いな」

「だね」


 倉庫には大量の木箱が積み上げられていた。思っていたよりも荷物が多い。


「とりあえず、荷物を出してもらって良いですか?」

「ああ」

「分かったよ」


 言われた通りに預かっていた武器類と食料類を取り出す。


「聞きたいのですが、二人とも後で会えますか?」

「ああ。今日はこの街から出る予定は無いからな。後でも会えるぞ。いつ頃だ?」

「そうですね……午後からですかね。具体的な時間はこちらの都合があるので確定はできませんが……」


(午後から、か)


 恐らく、午前中に相談してそれからどうするのかを決めたいのだろう。


「そうか。なら、俺達に会うときは宿に来てくれ。もしいなければ、使いの者に言ってくれれば俺達と連絡が取れるはずだ」


 使いの者と言うのは、もちろんエリサとアーミラのことだ。俺達は調査のために外に出ている可能性があるからな。


「分かりました」

「では、また後でな」

「はい」

「またねー」


 そして、用が済んだところで、そのまま倉庫を後にした。






 倉庫を出たところで、この辺りを監視している者の視線を切るために路地裏へと入った。


「俺達を追って来てはいないようだな」

「だね」


 ひとまず、これで俺達が目的でないことは確定したな。


「それで、どうする?」

「シオンはこの辺りを監視をしている者にも気付かれないようにマイア達を尾行してくれ。俺はそいつらの様子を見てみる」

「分かったよ」

「それと、変装はしておけ。顔が割れているからな」

「うん」


 そして、変装をしてからそれぞれの相手を尾行するために別れた。


(……いたな)


 視線が向けられていた方向などから場所の見当は付いていたので、尾行対象ターゲットはすぐに見付かった。

 監視していたのは十八歳前後と思われる獣人ビーストの男性で、倉庫の周辺を見張っているようだった。


(他の監視者も探してみるか)


 監視者は他にもいるようなので探してみることにする。


(あいつか)


 少し離れたところを探すと、こちらもすぐに見付かった。

 そこにいたのは十五歳前後の少女だった。こちらも同じように倉庫の周辺を監視している。


(む、誰かと通信するようだな)


 そのとき、その少女が通信用の魔法道具を取り出した。すぐに聞き耳を立てて話の内容を聞き取る。


「そろそろ出るけど、そっちはどう?」

「こっちは大丈夫。監視の兵士はいないよ」

「こちらも大丈夫だ」

「それじゃあこのままマイア達の周辺を監視するよ」


 そして、少女はそこで通信を切って監視に戻った。


(どうやら、彼女はレジスタンスのメンバーのようだな)


 話の内容から察するに、彼女はレジスタンスのメンバーと見て間違い無いさそうだった。


(シオンに連絡して合流するか)


 こちらの用は済んだのでシオンと合流することにした。シオンにメールでレジスタンスであったことと合流することを伝える。


 そして、メールを送ったところで、シオンと合流しに向かった。






 それから少ししたところで、シオンと合流した。


「そちらはどうだ?」

「こっちは順調だよ」


 シオンの目線の先にはマイアとアーチェが乗った馬車があった。

 こちらに気付いた様子は無く、尾行は順調のようだ。


「見て、あそこに入って行くよ」


 そして、マイア達は店の裏口から中に入って行った。


「あれは……酒場のようだな」


 マイア達は入って行った店は酒場だった。一階建てなので、地下にレジスタンスの活動拠点があるのだろう。


「みたいだね。それで、どうする?」

「そうだな……このままもう少し様子を見るぞ」


 このまま店に入って調査をしたいところだが、まだ店は開いていない。

 かと言って、近くに行って様子を見ていては怪しまれるので、このまま遠くから観察することにする。


「…………」

「…………」


 そのまま観察を続けるが、特に何も起こることなく時間が過ぎていく。

 そして、しばらくしたところで、マイアとアーチェが馬車に乗ったまま店の裏口から出て来た。


「荷物は……降ろしたみたいだな」


 馬車に積まれていた荷物は無くなっているので、荷物は全て降ろして来たようだ。


「まだ観察する?」

「いや、少し店の前を通ってみて地下があるのかどうかを確認してみる。シオンはマイア達を尾行してくれ。後で合流する」

「分かったよ」


 これ以上ここで観察していても何の情報も得られそうに無いので、近付いて様子を探ってみることにした。

 シオンと別れたところで、通行人を装って一人で店に近付く。


 そして、店に近付いたところで、歩きながら聞き耳を立てて店の中の様子を探る。


(やはり、地下があるようだな)


 思った通り、この店には地下があるようだった。

 音の反響から察するにそこそこの広さがあるようなので、物資を貯め込んでおくには十分だ。


(そして、人はあまりいないようだな)


 足音や話し声から察するに、店にはあまり人がいないようだった。

 開店前なので店員しかいないと言えば当然のことなのだが、俺が言いたいことはそういうことではない。このことから分かるのはレジスタンスのメンバーが集まっていないということだ。


 そして、それを確認したところで、そのまま店の前を通過した。その際にさり気なく開店時間を確認しておく。


(まだ開店までは時間があるな)


 まだ開店までは時間があるようなので、シオンと合流してから時間を潰すことにした。

 ひとまず、そのままシオンの元に向かって合流する。


「どうだった?」

「間違い無い。あの店にはそこそこ広い地下がある」

「じゃあ確定だね」

「いや、そうとも限らない。物資を貯め込む倉庫と集合して会議をする場所を別にしている可能性もあるからな」


 活動拠点と倉庫が一緒だと見付かったら終わりだが、別々にしておけば会議をしているところを見付かっても、適当な理由を付けて逃れることは可能だからな。その可能性は十分に考えられる。


「それじゃあどうするつもりなの?」

「このままマイア達を尾行する。あの二人は確実に会議に参加するはずだからな」


 レジスタンスもそれなりの人数はいるはずなので、全員が会議に参加しているとは限らない。下っ端のメンバーは会議に参加していない可能性がある。大人数が動けば目立つしな。


 だが、マイアとアーチェは他の街の調査という重要な役を任されるぐらいのメンバーなので、レジスタンス内でもそれなりの地位のはずだ。二人のこれまでの行動から見ても間違い無いだろう。


 つまり、二人を尾行すれば確実に活動拠点を突き止められるということだ。


「分かったよ」

「ひとまず、エリサにもこれまでのことを報告しておくぞ」

「うん」


 端末を取り出して、これまでのことを纏めてエリサにメールで報告する。


「では、シオンは適当に待機しておいてくれ。尾行は俺一人でする」

「分かったよ」


 そして、シオンと別れたところで、二人の尾行を始めた。






「ここは……喫茶店か」


 二人を尾行して着いたのは喫茶店だった。

 見たところ、何の変哲も無い普通の喫茶店のように見える。


「ひとまず、様子を見てみるか」


 まだここがレジスタンスの活動拠点であると確定したわけでは無い。単に朝食を摂りに寄っただけかもしれないからな。

 ひとまず、聞き耳を立てて店内の様子を探ってみる。


「まだ開店前なので……って、マイアとアーチェですか」

「そだよー。みんなは来てる?」

「リメットなら来ていますよ。他のメンバーはまだです」

「流石リーダーだね。それはそうと、あたし達朝食がまだだから食べて行っても良いかな?」

「もちろん、構いませんよ」


 そして、アーチェと店員の会話はそこで終わった。


(ここが拠点と見て間違い無いようだな)


 二人の話の内容から察するに、ここがレジスタンスの活動拠点で間違い無いようだった。

 早速、シオンとエリサにこのことをメールで連絡する。


「さて、一旦待機するとするか」


 店内の様子を探りたいところだが、店の周囲で様子を探っていると怪しまれるので、開店するまで待つことにした。






 店が開店したところで、シオンと二人で店に入った。

 もちろん、変装して俺達だとはバレないようにしている。


「いらっしゃいませ。二名様でしょうか?」

「そうだよー」

「それではお好きな席へどうぞ」

「ああ」


 店員の言う通りに好きな席を選ばせてもらう。


「……ここだな」


 俺が選んだのは入口から少し左に行ったところにある席だった。

 音の反響から察するに、ここが地下の一番広い部屋の真上なので、話を聞き取るのにはここが一番良い。


「それで、どれにする?」


 席に着いたところで、シオンがメニューを渡して来る。


「ついでに朝食にするか」


 まだ朝食を摂っていないので、ついでにここで朝食を摂って行くことにした。


「そうだな……俺はウルフ肉のソーセージと葉野菜とフレアコッコのチキンのサラダで」

「ボクはビッグボア肉のハンバーグにしようかな」

「……朝からそんなに重い物で大丈夫か?」

「ダメなの?」

「いや、別にそれで良いのなら構わないが。とりあえず、シオンが注文をしておいてくれ。俺は地下の様子を探る」

「分かったよ」


 料理の注文はシオンに任せて、俺は地下の様子を探ることにした。聞き耳を立てて地下の様子を探る。

 すると、そこから複数人の話し声が聞こえて来た。


「見張りの兵士が他の街よりも多く、拠点を置くのは難しそうでした」


 これはマイアの声だな。どうやら、今回の調査結果を報告しているようだ。


「そうか。……さて、そろそろ本題に入ろうか」


 この声は聞いたことが無い声だ。女性の声なのは分かるが、当然、何者なのかは分からない。

 だが、何と無くではあるが、彼女がリーダーのような感じがする。


「そうだね。みんな、概要は聞いたよね?」


 これはアーチェの声だな。概要というのは今回の出来事のことだろう。


「これが今回手に入れたお金だよ」


 そして、机の上に勢い良く何かが置かれる音がした。恐らく、硬貨の入った袋を置いたのだろう。


「ちょっと物を買ったから少し減ってるけど、約一千万セルトだよ。ついでに大量の武器と食料も手に入ったから、倉庫に搬入しておいたよ。後で確認しておいて」

「……本当に手に入っていたんだな」

「流石にリメットも驚いた?」


 リメットは確かレジスタンスのリーダーの名前だったな。先程の声と同じなので、思った通りリーダーだったようだ。


「それで、ちょっと物を買ったと言ったが何を買ったんだ?」

「これだよ」

「何なんだこれらは?」

「これは魔法銃って言って、トリガーを引くと魔力の弾丸が発射されて遠距離攻撃できる武器だよ。威力は低いけど結構連射できるね。それで、こっちは手榴弾って言って、起動してから一定時間経つと爆発して……」


 そして、アーチェがそれぞれの説明をする。


「エリュー、料理が来たよー」

「む?」


 と、ここで注文していた料理が来たらしく、シオンが俺のことを呼んで来た。


(説明にまだ時間が掛かりそうだな)


 アーチェの説明はまだ終わりそうにないので、一旦向こうへ意識を向けるのを止めて朝食を摂ることにした。


「それで、どうなってる?」

「今はアーチェが魔法銃と手榴弾の説明をしているな」

「分かったよ」

「とりあえず、食べるか」

「だね」


 一旦朝食にはするが、できるだけ早く盗み聞きに戻りたいので、手早く料理を口に放り込んでいく。

 そして、半分ほどを食べたところで箸を置いた。


「そろそろ戻るか」


 まだ半分ほどしか食べれていないが、そろそろアーチェの説明も終わっていそうなので盗み聞きに戻ることにする。


「それで、その人から買ったんだな?」


 すると、リメットの声が聞こえて来た。そのまま集中して話を聞き取っていく。


「はい」

「大丈夫なのか? そいつは信用できるのか?」

「多分、大丈夫だと思います」

「多分では困るのだが? ……まあ良い。この後はあたしとマイアとアーチェで倉庫の在庫を確認してからどうするかを決める。では、これにて解散だ」


 そして、そこで会議は終わって解散となった。


「……終わったようだぞ」

「どうだったの?」

「この後にリメット、マイア、アーチェの三人で倉庫に行って、在庫を確認した後に今後の予定を決めるらしい」

「そうなんだ」

「とりあえず、朝食を終えたら宿に戻って待機しておくぞ」

「分かったよ」


 そして、朝食を摂った後は寄り道することなく一直線に宿へと向かった。






「……来たな」


 部屋で待っていると、昼過ぎになったところで部屋のドアがノックされた。

 間違い無い。マイアとアーチェの二人だ。


「入って良いぞ」

「失礼しまーす」

「入るよー」


 俺が許可したところで、二人が入って部屋に来る。


「決まったか?」

「はい。こちらに纏めてあります」


 そして、マイアが一枚の紙を渡して来た。

 確認すると、それは注文品のリストだった。大口の取引になるかと思ったが、そこまで量は多くない。

 恐らく、リーダーであるリメットが俺達のことを信用し切っていないのだろう。


「これで大丈夫ですか?」

「そうだな……どのぐらいの性能の物が良いんだ?」

「性能は低い物で構いません。最低限使えれば大丈夫です」

「なら、魔鉄製の物で良いか?」

「はい。それでお願いします」

「分かった」


 魔鉄製なら素材はすぐに集まるので問題無さそうだな。


「それで、改めて聞きますがこれで大丈夫ですか?」

「ああ。このぐらいなら問題無い」


 そこそこ量はあるが、この量なら俺一人でもどうにかなる。


「それで、いくらぐらいになりますか?」

「そうだな……六十万セルトでどうだ?」

「意外と安いですね」

「そうか? こんなものだと思うぞ?」


 そう言われても、割とこれが普通のレートだとは思うのだが。

 少なくとも、ワイバスではこのぐらいが妥当だ。


「この国は武器の購入に制限があるせいで、正規ルート以外で手に入れようと思うと割高になるんだよね」

「なるほどな」


 確かに、そう言われれば納得だな。


「まあでもこの値段で良いぞ」

「良いの?」

「ああ」


 こちらとしてはレジスタンスには動いて欲しいからな。このぐらいの値段で売ってしまっても問題無い。


「それで、次に会うときはどうすれば良い?」

「ここに来てください」


 そして、マイアが地図を取り出して場所を指定して来た。

 指定された場所は普通の飲食店だった。

 どうやら、二人はここに住んでいるらしい。


「この店に行けば良いんだな?」

「はい。私達がいなくても連絡はつくはずです。話は通しておきますので」

「分かった」

「ところで、どのぐらい掛かるの?」


 と、ここでアーチェがそんなことを聞いて来た。

 そう言えば、その話はまだだったな。


「早くて三日、遅くても五日以内には届ける」

「早くない!?」

「そうか? まあ独自のルートがあるからな」


 別に嘘ではないからな。とりあえず、こう言っておけば良いだろう。


「独自のルートって、工場から盗んで来てるんじゃ……」


 アーチェが外方そっぽを向いてぼそっと言う。本人は聞こえないように言ったつもりなのだろうが、俺には普通に聞こえていた。


 だが、ここに突っ込んでも仕方が無いので、聞いていなかったことにする。


「……? どうした?」

「いや、何でも無いよ」

「そうか。それで、話はそれだけか?」

「うん」

「はい」

「では、俺は準備に入らせてもらう。できるだけ早く届けるので待っていてくれ」

「分かったよ」

「分かりました。それじゃあアーチェ、行こう」

「うん」


 そして、話が付いたところで、二人は部屋を出て行った。


「話は終わったようね」


 二人が部屋を出て行ったところで、エリサ達が部屋に入って来る。


「ああ。二人から注文が入った。すぐに霧の領域の基地まで戻るぞ」

「それはできないわね」

「何故だ?」

「夜は霧の領域がより危険な場所になるからよ。特にファントムオウルは危険ね」


 言われてみれば、夜に霧の領域内を通ったことが無い。

 と言うより、思い返してみると、夜に霧の領域に入ることを避けていた感じがするな。


「ファントムオウルって、どんな魔物なの?」

「魔法で姿を消して不意打ちを仕掛けて来る魔物ね。姿が見えない上に気配も音も無く接近して来るから事故も起きやすいわ。その上に戦闘能力も高くて、霧の領域に生息している魔物の中でもトップクラスの戦闘能力を持っているわ」


 何だその滅茶苦茶な魔物は。察知の難しい不意打ちを仕掛けて来る上に、戦闘能力まで高いのは反則だろう。

 確かに、それならわざわざ夜に霧の領域に入ることを避けていたのにも納得がいくな。


「そうか。では、明日の明け方に出発で良いか?」

「ええ、それで良いわよ。全員で行く必要は無いから、エリュとアーミラの二人で行くと良いわ」

「分かった」

「ところで、注文の内容はどんな感じだったのかしら?」

「ああ、こんな感じだ」


 マイアから渡されたリストをそのままエリサに渡す。


「安い物で良いと言われたからな。魔鉄をメインの素材に使う予定だ」

「それだとワイバスまで行く必要があるわね」

「基地には置いていないのか?」

「魔鉄は簡単に手に入るし、使わないから基地には置いていないわ」

「そうか」


 残念ながら基地には魔鉄が無いらしい。

 確かに、エリサの言う通り彼女達のレベルだと魔鉄は使わないだろうし、必要になれば買えば良いだけだからな。魔鉄を置いていないのも不思議なことでは無い。


「では、明日は俺とアーミラがワイバスに向かって、他のメンバーはこの街で待機で良いな?」

「うん」

「良いよー」

「それで良いぞ」

「ええ。それじゃあ二人は明日に備えて今日は早めに休むと良いわ」

「ああ」

「うん」


 そして、方針が決まったところで、明日に備えて準備を整えることにした。

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