侵略者を撃つな! 106
隊員服を着てるとわかりにくいのですが、女神隊員の胸は豊満。DかEはありそう。それでいてなかなかの美乳。おまけに、ウェストはかなりくびれてます。それを見て日向隊員はかつての自分の肉体を思い出しました。
日向隊員の今の身体はとても貧弱ですが、金目ひなたと言ってた時代の肉体は、小6とは思えないほどのトランジスタグラマーだったのです。
日向隊員はフリーズしてしまいました。女神隊員は呆れてます。代わりに口を開きました。
「どうしたの?」
日向隊員は顔を赤らめ、
「い、いや、あの、その・・・」
こんなことしてる場合かよ!? 日向隊員は思い切って発言しました。
「女神さん、助けてください。隊長とすみれさんと寒川さんが死にそうなんです!」
女神隊員はまたもや呆れてしまいました。
「え、何それ?」
なお、女神隊員はいつもは自動翻訳機のヘッドセットをウィッグで隠してるのですが、今はウィッグをしてないせいか、ヘッドセットが丸見えになってます。女神隊員の発言が続きます。
「ここじゃなんだから、中に入って」
女神隊員の私室。女神隊員は今隊員服を着て、今背中のチャックを上げたところです。
「それでゴルフ場に首なし死体が4つも転がるってわけ?」
応答する日向隊員はイスに座ってます。
「はい」
女神隊員はベッドに腰かけました。
「あ、あなたも入れると、首なし死体は5つか・・・」
日向隊員は思わず苦笑して、
「私は死体じゃないですよ!
次に行ったときは芝生に激突しちゃって、さらにその次は、この基地ですみれさんにレーザーガンで撃ち殺されました・・・
最初に見た夢から数えると、今の私は4回目なんですよ。信じられます? 今も夢かもしれない・・・」
「信じるよ」
当然バカにされると思ってた日向隊員は、その女神隊員の肯定にびっくり。
「え?」
「あなたの首から下は、
「ええ」
「実は海老名さんには、予知能力があったんだ」
それを聞いたとたん、日向隊員の脳裏に以前聞いた隊長のセリフが思い浮かびました。
「えびちゃんは超能力者だったんだよ。それはオレとあいつだけの秘密だった」
そして思いました。
「海老名さんの超能力は予知能力だったんだ・・・」
と、ここで日向隊員の脳裏に新たな疑問が浮かびました。で、女神隊員に質問。
「あれ? 海老名さんは超能力者だったと隊長は言ってましたけど、それは隊長と海老名さんだけの秘密だったとも言ってましたよ」
「ふふ、それは表向き。実はテレストリアルガードの隊員みんながその秘密を知ってたんだ」
日向隊員は苦笑い。
「あはは。そうなんだ」
「えびちゃん・・・ 海老名さんの予知能力はいろんな種類があった。その中の1つに正夢があった。今回はたぶんそれね」
「夢と言えば、夢の中で逢った海老名さんは、こう言ってました。
私、秘密の力を半分しか使ってなかった。あなたにはこの力を100%にしてプレゼントしてあげる、て」
「ええ、えびちゃんが夢の中に出てきて、そんなこと言ったの? じゃ、あなたには予知能力があって当然なのね」
「どうしよう・・・ またあのゴルフ場に首なし死体が4つ転がっちゃうよ・・・」
「ふふ、私にいいアイデアがある」
「え?」
「私にまかせて」
と言うと、女神隊員は立ち上がりました。
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