第470話 5人でランチ
たまにある。と言っておこうか。
うん、たまに海織は――甘える。うん。何だろうね。なんかの周期みたいなものなのだろうか――それとも周りに影響されるのか……うん。謎。ってそれはもういいか。
既に数日前の事ですからね。はい。過去は振り返らないでおきましょう。
いろいろ思い出すだけで――なのでね。はい。
現在――。
今はいつものベンチに――5人で居る。
ぱっと見の雰囲気は――いい感じ……だろうか?うん。
そうそういつものベンチだが……今日は4人ではない。
――5人居る。という現状である。
まあちなみにやっと5人が揃ったという状況なのだが……。
って誰が居るのかは、もうわかりきっていることだと思うが――。
一応今日の朝からゆっくり説明していこう。うん。
お昼ごはんはゆっくりとした感じで食べたいのでね。何故こうなったのかゆっくり話していこう。
――決して今の周りの状況にかかわりたくないから――過去の事――とか言いつつ現実逃避。をしているわけでは――多分ない。
多分……。
そうそう……七菜のクレームが斎宮さんに届いて――その後がどうなったかも気になるかと思うのでね。ゆっくり思い出そう。
――決して現実逃避のためにいろいろ話そう。思い出そうと俺がしているわけではないので。はい。
――周りは――大変そうだがね。
……うん、言っちゃったよ。である。まあとりあえず。今日のランチは何故5人になったのか。朝に戻ろう。
――。
朝から太陽が元気である。
うん。今日もいい天気になりそうだ。洗濯をしたら――良く乾きそう。という感じで、こんな日にはのんびり――が出来ると嬉しいが……今日は午後から講義がある。
なのであまりのんびり。ということはできない。
ちなみに今日の講義は必須科目のため――4年生は全員参加。である。
全員が揃うというのは――ゼミ以外では4年生の時は数えるくらいしかないので――なかなかレアな日である。
――1年生の時なら1日に数回は4人が一緒ということがあったのにね。うん。今ではレアなことになっていた。
ってか、ゼミか必須科目がもし休講になったら――うん。1週間のうちに4人が揃うことが無い日が生まれるかもしれない――ってそんなことを言っているが。基本何かあって――集まってしまうというか。
まあ俺のお隣には――基本よく居る方がいるのでね。うん。全員は難しくても――一人の時間というのはなかなかない方だった。これは――いい事なんだよね。うん。誰かが隣に居るというのはいい事である――ちょっと……居すぎな気もするが……。
ってそういえば……もうすぐ4人で揃うということが無くなることになると思うのだが――まあそれは今のところ置いておこう。今は関係ない事なのでね。
今日は俺と海織は午後の講義のみ。
斎宮さんと柊が午前中もある。と言っていたので――って2人の予定に関しては海織から俺は聞いたのだが……うん。海織と斎宮さんはよく連絡を取っているのでね。自然と俺にも情報が流れてきます。
その女の子2人のやり取りの中で――4人ともお昼なら揃うから……いつものベンチでお昼を食べよう!ということになりました――まあ、もちろん男性陣に相談はありませんでした。はい。最近の事で言うと……いつものことですがね。うん。笑っておきましょう。ははは――。男性陣弱い。である。
ってことで……俺と海織は午後からの講義だが、ちょっと早めの電車。
伊勢川島駅11時39分発の湯の山温泉行きの普通電車を今伊勢川島駅で待っているところである。
お昼ということもあり。ホームのお客さんはまばらである。
まあそもそも駅周辺も静かというか……一番のんびりと時間が動いてそうな時間なのでね。海織と駅に歩いてくるときも「静かだね」的な事を話しながらやってきたところだったりする。いやほんとに静かというか。鳥が鳴いているくらいで――車も――見なかったのではないだろうか?うん、かなり静かな感じでのんびりとした時間が流れていた――田舎ってことかもしれないが……。
って海織がまた当たり前のように俺のところに居た。泊まっていた。と思われるかもしれないが――。
海織は本日2回目の電車となるはずだ。電車の本数で言えば……四日市での乗り換えがあると思うので……海織は3本目になるだろう。まだギリギリ午前中だが結構海織は電車に乗っていることになる。
海織が午前中だけで何本も電車に乗っている理由は……昨日、海織が自分の家に帰っていたので――うん。俺は平和な夜でした。はい。まあ昨日の海織は荷物を取りに――あと片付けとか掃除に帰っていた。
のだが――今日の朝になるとお昼。この今の時間。大学に行く時間まで自分の家で時間を潰していても――なんか暇。中途半端ですることが無い。ということで……今日の朝。9時過ぎだったかなー。海織は普通に俺の家へとまたやって来ました。
はい。突撃訪問と言ってもいいですね。
事前連絡はなかったです。
俺はてっきりまた電車の中で俺が乗って来そうな場所を当てて――ということになるかと思っていたのだが――うん。海織さんの行動は――予想が難しいです。はい。
インターホンが鳴った時は朝から誰!?という感じだったのでね。うん。予想できません。
とまあそんなことがあって――海織がちょっと早めに俺のところへと来たため――俺の家から一緒に歩いてきて―今である。
一緒に伊勢川島駅へとやって来て電車を待ってる。というところである。
俺がちょっと本日の海織の事を思っていると――踏切の音が聞こえてきて――いつも通り。3両編成の電車が駅へとやって来たのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます