第377話 秘密4
加茂家大丈夫かよ。
とか俺が思っていると。海織が話しを戻していて……また七菜の料理の話になっていた。
「ってことで、七菜ちゃんタダだよ。楓君ならタダ。楓君なら部屋で2人でも変な事してこないはずだからね」
「はずですか……」
いやいやなんで2人の変な視線がこっちに来るかな?俺今なにも言ってないからね?海織が勝手に言っただけだからね?ってそのなんか犯人を見るような目やめませんかね?って海織は完全に楽しんでいる感じだし。
「……ホント。勝手にいろいろ話して……」
「まあでも七菜ちゃん。本当に楓君なら普通の物を普通に作れるようにしてくれると思うよ?優しいし」
「確かに……スパルタとかなさそうですね」
「そしてタダ」
「海織。タダタダ言わない」
「えー。楓君は使い放題だから」
「なんか俺の扱いが…」
「それに楓君も七菜ちゃんの家でファイヤー。とか言われるより見ている方がよくない?」
「……うん。まあそれは……」
「でも加茂先輩いいんですか?結構私呼びますよ?本当にさっきも話したように多分はじめはやらかしますから。救急セットとか準備お願いします。とかになるかもですよ?」
「なんか面白そうだから私もはじめは見に行こうっと。あっお手伝いもするからね」
「海織はめっちゃ楽しんでるな……って救急セットは……マジで準備するか」
うん。あとでちょっと確認しておこうと本気で思った俺だった。
いやだって……初回はね。無傷ってことは……ない気が先ほどの話からありますのでね。はい。
「なんか……宮町先輩は動画とか撮って……あとから笑われそうです」
「あっ。それいいね」
「あっ――!しまった――!」
俺がなんか思っている間に七菜が自爆していた。
って七菜少しずつ海織の事わかってきたんじゃない?とか俺は思いつつ。
「仲いいね。ホント」
うん。海織と七菜がそれからなんか言い合いを始めたので……まあこの話は終わっていった。
でもなんか俺がしばらくの間七菜の料理を手伝う。指導するというのは決定したらしい。まあ教えるとかは苦手ではないが……得意でもない俺で大丈夫かね……とか思っていたら……。
「七菜ちゃん料理以外は大丈夫なの?」
急になんか違うことを話していた海織と七菜が先ほど?というのか。まあ料理の話に戻って来た。
「えっ?あー、はい。その他は……今のところ問題なしですね」
「洗剤入れすぎて洗濯機泡だらけとかしてない?」
「してませんよ。それ漫画とかの世界じゃないですか?実際にしたら……大変なことになりますよ」
「まあでも洗濯とか掃除も楓君なら普通にやってくれるよ。特に洗濯は私の服とかも普通に洗濯しちゃうからね」
「……」
うん。また俺が参加していない会話で……勝手に人の事を海織が出してくれたため。後輩からのちょっと痛い視線がこちらを見ていたのだった。もちろん海織は……楽しんでいますね。ホントこのお方は……。
「……加茂先輩。先に言っておきますが料理はご指導願いたいですが……洗濯は大丈夫ですから。出来ます。はい」
「いやいやなんでそんな話になっていったかな。海織」
「楓君ダメだよ。後輩の洗濯いじっちゃ。私のだから許してるんだよ?ニヤニヤ」
「……あの海織さん。最近は、お願い。みたいな感じだよね?」
「えー。楓君がやりたそうな雰囲気だから」
「そんな雰囲気出してません。って海織。俺の評価下げまくろうとしてない?」
「そりゃ。七菜ちゃんは私のものだからね。楓君の評価が上がりそうなら下げないと」
「「はい?」」
うん。俺が反応したのと……同時に七菜も反応していた。っかいつの間にか七菜は海織の物になっていたのね。ってそれはいいのだろうか……とか俺が思っていると……。
「宮町先輩。今おかしなことが聞こえませんでしたか?」
「えっ?だって七菜ちゃんかわいいからこのままずっと抱いていたいんだけど」
そう海織は言いながら手を七菜に伸ばして……。
「ふぎゃ」
「……」
うん。海織が七菜を引き寄せて……なんか撫でまくってますね。見ている方は和む光景だが……されている方は……ですね。
「ちょ。宮町先輩。くすぐったいです。ちょっと」
「可愛すぎるんだよね。七菜ちゃん抱いてると幸せだよ」
「加茂先輩ー。ヘルプです」
「—―ご愁傷様」
「なんでですかー」
「七菜ちゃんを子供にしたい」
「どんな会話ですか!」
「楓君。七菜ちゃん欲しくない?」
「……海織がおかしくなったか」
「加茂先輩。私の身がまた危険です」
「大丈夫。かわいがっているから……壊しはしないはず」
「なんで壊れる可能性含んでるんですか」
七菜はまだ海織から抜けれないのか……それとも海織が強いのか。それからしばらく七菜は海織の腕の中でワタワタしていた。
うん。ホントこの2人仲良しで……とか俺が思っていたら……。
「きゃ!。ちょ、宮町先輩。服の中はダメです」
「すべすべなんだよね。ホント七菜ちゃんの肌触り心地いいんだよね」
「……」
うん。事件になる前に止めた方がいいかな。ということで七菜ラブになっている海織の目を覚ましに頭を軽くチョップしに行った俺だった。
その後……まあ無事に七菜は自分の部屋へと避難したのだが……。
今度は俺が海織になんかいろいろマッサージ。とかで夜に悲鳴を上げていは……別の話。うん。今日のは超痛かったです。うん。翌日はいつものように身体が軽くて気持ちいいのだが……されている時はね。超痛かった。うん。何か……お怒りでもあったのかな?って感じで……はい。
ちなみに――。
「いやー、七菜ちゃんと楓君の相手は楽しいね。癒しだね。幸せー」
とか海織が言っていたが……うん。俺と七菜は……海織の物?になりつつあるのだろうか……とか思っている俺でしたとさ。
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