第355話 居酒屋3

楽しい……?居酒屋での時間を過ごしている俺達。

まあ個室だったということもあり。かなりお店でゆっくりとしていた。


しかしさすがにお腹も膨れてきた……ということで最後にスイーツタイムと今はなっている。


斎宮さん海織は2人で1つのミルクレープを分け合っている。そして柊は抹茶アイス。俺はバニラアイスを食べている。そして少しすると……。


「食べた食べたー」


そう言いながら斎宮さんが背伸びをしている。その横では……。


「あー、美味かった」


柊がそんなことを言いながら背伸びをしていた。

まあ話して食べてと楽しい時間はあっという間というやつですね。


ちょっとぶりでも集まると……まあそれなりにというかいろいろと話があるというか。盛り上がっていました。主に柊の単位についてだった気もするが……まあいいか。


すると俺の隣では……。


「なんか眠くなってきた」


とか言いながら少し残っていた飲み物を飲んでいるお方が居た。


「海織歩ける?」

「大丈夫だよ?全く酔ってないから」

「まあ……海織は大丈夫か」


とか俺と海織るが話していると……。


「海織ちゃん。今日泊りに行っていい?海織ちゃんところで女子会しよー。柊の愚痴言うー」

「いやいや、沙夜。お前めっちゃすでにここで言ってたからな?」

「あんなのまだ序の口だし」

「……マジか。こいつ酷すぎるだろ」

「じゃ私は最近七菜ちゃんとばかり仲良くする楓君の愚痴を……」

「そっちも待とうか。なんかよくここに居ない七菜が出てくるが。七菜とちゃんと知り合ったのまだ数日?前ですか……」

「なのにもうお泊りとはねー」

「それは海織の家で。でしょうが」


とまあそんな感じで……まだまだなんかいろいろここに居ると言われそうだが……そろそろ帰ろうということになりまして……俺達は店の外へと。今回はちゃんと割り勘が発動していました。はい。


そしてもちろんだが。外はすでに真っ暗。

ホント俺達長い間個室で食べて話してと過ごしていたらしい。夜の町というか。町の雰囲気が変わっていた。


「ってことで海織ちゃんの家に突撃ー」


するとテンション高めの斎宮さんは海織にしがみつくというか。くっついて歩き出した。


「宮町さん。沙夜頼みます」


と。俺の横では…。斎宮さんを連れて帰らなくてよくなったからか……ちょっと余裕?そうな柊が海織にそんなことを話していたが……。


「大丈夫。沙夜ちゃん預かり代はまた請求するから」

「えー。請求!?」


うん。海織強い。であった。


まあそんな感じに話しながら近鉄四日市駅へと俺たちは戻って来て……とりあえず改札を抜け。4人で伊勢志摩、大阪方面のホームへと向かった。


いや、一応男性陣がホームまでお見送りと言いますか。女の子2人に付いていっています。ってまあ改札のところで別れたら……俺と柊も普通にちょうど発車する電車があったのだが…。まあそれは仕方ないか。


ホームにあがってくると。ちょうど海織と斎宮さんの乗る予定の普通電車が駅に入ってくるところだった。ちなみにこの駅で急行と特急の接続待ち?のためしばらく停車する電車だ。


なので…。何分発だろうか。と俺は電光掲示板を見ると……。

近鉄四日市駅22時00分発伊勢中川行き普通電車と書かれていた。うん。余談だが。先ほど改札を抜けた際に見た湯の山温泉行きは…。確か21時59分発だったので……まあ中川行きの発車時間までこのホームに居ると乗れませんね。

この雰囲気では…。とか俺が思っていると――。


「っか楓、俺達こっちに来る必要あったか?」

「微妙」


柊も電車の発車時間に気が付いたのかそんなことを聞いて来たが……すぐに……。


「柊。飲み物買ってー」


と海織と話していた斎宮さんが柊のところにやって来て絡んでいた。そしてまあ柊はほぼ無理矢理?自動販売機へと連れて行かれた。

するとこちらには海織が……。


「楓君楓君」

「うん?明日行くから」

「いやいや海織実家帰ってきてすぐなんだから少しはゆっくりとか……片付けとかないの?」

「あっ。カバンとかほったらかしだ」

「ほら」

「むー。じゃ片付いたら行くね」

「この春休みも大変そう……」


うん。海織とそんな話をホームでしていると柊と斎宮さんが自販機から戻って来て……。

普通電車の前に発車する特急が四日市を出発していき。次は普通電車の発車時間になったため。2人は車内へと移動していった。


そこで俺と柊は2人を見送り……湯の山線ホームへ。ってまあもう電車はいませんね。定刻通りちゃんと発車していました。まあさっき発車していった特急と同じ発車時間なので……まあもうホームには影も形もありませんってやつだな。


なので……。


「今日はゆっくり寝れるわ」

「それはわかる」

「楓のところはまた明日来るんだろ?」

「さあ……?なんかそんなこと言っていたけど……」

「で、そのうち難波先輩の妹も加わると」

「お隣さんなんだが……海織がな……何をするか……頭が痛くなりそう……」

「いやいや美女2人じゃん。マジで俺も早く友達にならないとだわ」

「まあ柊ならすぐに仲良くなるかと。七菜もまあ……明るい?まあ普通に話せる感じだから」

「っかそういえば難波先輩ってどうなったんだ?卒業……決まった?」

「—―さあ?」

「まあそのうちわかるか」

「多分」


うん。結局……難波先輩に付いては今日はまだわからなかった。

そしてそんな感じでホームで柊と話していると近鉄四日市駅22時20分発の湯の山温泉行きの普通電車がやって来て……俺と柊は乗り込み。そして俺は伊勢川島駅で柊と別れて……。


とりあえずその日の夜はのんびりとしました。はい。

とってものんびりとしました……。


ってまあ途中というか……寝ようとしていた時にちょっとあったか。


♪♪


「カピバラ沙夜ちゃん」


とかいうメッセージと画像が海織から来たのだが……まあうん。寝ていたことに…というか。普通におやすみと返事をしてすぐにスマホを閉じた俺だった。うん。

っか海織の家に泊まると……必ずカピバラになる必要があるのだろうか……ってまあいいか。

今日は平和に寝よう。うん。おやすみなさい。

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