case8
私はどうしてもその声が気になりますます寝れなくなりました。
「うわ・・いるよ。」
私は思いました。あの声の主はきっとあの事故死した青年だと。それで自分の家まで着いて来ちゃったんだろうて。私はそう思うと怖くなり布団の中で背中を丸めて小さく固まりました。
「帰って下さい。お願いします。帰って下さい。お願いします。帰って下さい。お願いします。」
私は必死に心の中でそう思い続けました。するとしばらくしてその声が聞こえなくなったんです。私は恐る恐る布団をゆっくりとめくるりました。
次の瞬間私は声にならない声を上げて気を失ったんです。
「ひゃぁあああ!!!!!!」
布団をめくった瞬間にその僅かな隙間から顔が潰れた血だらけの男が顔を横に傾けながら、覗きこんでたんです・・
翌日目が覚めたら何事もなかったように部屋も綺麗でベランダからは鳥のさえずりが聞こえてきました。それからというものはあの道はもう通ってません。
本当に怖い体験でした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます