case8
「あれ?事故かぁ。」
若者が乗るようなタンクが大きく凹んだ単車が一台置かれて、交通鑑識の警察官達がなにやら一生懸命実況見分みたいなのをしてたんです。おそらくカーブ付近ですから、スピードを上げ過ぎた若者の乗るオートバイがそのまま曲がりきれずに事故ったて感じでしたね。
そのままそこを通過する間際にもう一度その方向を見たんですけど、白いガードレールが大きく凹み、そしてまだ新しい血の後がガードレールに飛びちってましたよ。地面にも。私はそのままそこを通過したんですけど、なんか嫌な物見てしまったなて胸騒ぎ的なものを感じたんです。車のサイドミラーでチラッとまた事故現場を見たら先程はいなかったはずの警察官達の側に1人若い男の子が立ってる光景が目に映ったんです。
「あの男の子怪我してるじゃん?なんで警察官救急車呼ばないんだよ。あれ?さっき男の子いなかったよな??」
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