case7
「すいませんちょっと気持ち悪くなってしまって、そこのトイレに行ってきます。申し訳ないですがこのままお乗りになられてお待ち下さい。」
私は急な喉の痛みと、吐き気に襲われて、我慢できなくなったんです。それで小屋の脇にあるトイレへと向かったんです。
「うわぁ・・まだあの帽子の人同じ姿勢で座ってるよ・・」
小屋の脇を通り過ぎる時にふと中を覗いたらあの帽子被った男の人がじーっと下向いたまま座ってたんですよね。本当気持ち悪くてね・・私はさっさとトイレに行って奥の個室を開けるとそのまま勢いよく吐いたんです。で、吐き終わったら一気に気持ち良くなりましたね。嘘みたいに楽になったんですよ。
「うん?なんだこれ??うわぁ!!なんだこれ・・」
洗面台で手を洗おうとしたら洗面台の中血だらけなんですよ・・しかも、乾いてる感じでベタっとこびりついてて、私はまた気持ち悪くなって急いでタクシーに戻ったんです。小屋のほうは見ないでそのままタクシーへと。
「あれ?どうしました??お客様様子がおかしいですけど・・」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます