case7

 明らかにおかしいなと思ってエアコンのスイッチをガチャガチャ動かしてた時に、急に窓をガンガン叩くんですよね。誰かが、私はふと顔を上げたら樹海の中に入った若者2人が血相変えて窓をドンドンするんですよ。


 「ドア開けて!!はやくうぅ!!」


大きな声で言うもんだから私は後部扉を開けました。そしたら荷物を投げこんで強引に乗り込むんですよ。


 「運転手さん!!ここヤバイよ。ガチでヤバイ、早くエンジンかけてよ。ヤバイんだって!!」


早くここから立ち去れと言わんばかりにその若者達がそう言うんですよね。私は言う通りにしょうとしたんですけど、急に喉が痛くなって咳き込んでしまったんです。


 「ゴホゴホ、ゴホゴホゴホゴホ、」


「運転手さんどうしたんですか??大丈夫ですか???」

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