case6

 「プライバシーの事もあり、あまりお話しできないのですが、ただ、あの部屋の隣の部屋にお泊りしたお客様で、やはり不思議な現象を体験したとお申し出になられた人にだけ、お話しをさせて頂いております。お客様が女性の声がするというお申し出の件なのですが、あの部屋で数年前に自死をなされた女の方がおりまして・・」


その話を聞いた俺は淡々と話しだすあの支配人にキレたね。しかもよ、人が自殺してる部屋のよりによって角部屋に泊まらせた事について腹が立ってよ。


 「ふざけんなぁ!!!お前らどういうつもりだぁぁあ!!!自殺した部屋の隣に客泊まらせるなんておまえらいい加減にさらせよ。」


俺が怒鳴りつけたらフロントのやつが慌てて俺を止めてきて言ったんだ。


 「静かにお願いします!!他のお客様に聞こえてしまいますので・・」

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